二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜
日時: 2017/08/06 22:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

タイトルコール!


八雲サイドによる逃走中、開催!


舞台となるのは鏡のテーマパーク、ミラージュアイランド!この日はアイドルやアーティストが集合し、一大イベントが開催され、最大の賑わいを見せていた。
しかし、その裏でWS世界に関わる事件が起きている事を知らない……!



はじまり>>1 逃走者紹介①>>14-15 ②>>24-25

顔合わせとOPとミッション1>>35-39

ペア写真を撮れ!>>46-49

ミッション①の完結と運命が動き出すミッション②>>58-62

賞金増加!>>69-72

鏡の真相>>80-83

氷結の忍者>>93-97

クッキングパニック>>111-117

伝説の暗殺者>>123-129

逆転の交錯
前編(※修正)>>137-141
後編>>153-160

導く者と定理する者>>165-166 >>168-173

空白の戯曲>>174-184

狂気満る宴会場(別名魔王と堕天使の暗黒なるry)>>190-196

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オマケ1>>104-105
オマケ2>>142-143


注意事項。

1.キャラ崩壊注意。また、二次創作ならではのオリジナル設定が多めです。

2.荒しや誹謗中傷、特定のキャラ叩きは厳禁です。見つけたら即刻削除いたします。

3.不定期更新なので、更新速度は期待できません。因みに本格始動はヴァイスシュヴァルツ小説のあるエピソードが終わってからです。




登場ジャンル

スマブラ ぷよぷよ ポップン ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは SAO ビビオペ 艦これ ???


サブジャンル

逃走中 ギャグ有り キャラ崩壊注意


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Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.175 )
日時: 2017/07/11 12:11
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


忘れじの言の葉はマジで良い曲です。



BGM:忘れじの言の葉



キュベリエ「この世界は、貴方がたの言う物語の世界です。物語ごとに沈黙の霧と呼ばれる深く、果ての無い霧で区切られています。全て想区の住人は、産まれた時から一冊の本、『運命の書』という物を持っていて、それはその持ち主の『演じる役』が記され、住人達はその役を演じます。当然、歴史もまたその運命を延々と繰り返していくのです」

ユウゼン「なるほど。つまり想区によって当代の『主役』が次代の『悪役』になると言う訳でもあるか」

シェイン「包帯の人、おっそろしく飲み込みが早いですね」

凛「どういう事にゃ?」

あっさり事情を呑み込んだユウゼンに凛が首を傾げて尋ねる。その答えにユウゼンは一冊の本を取り出して説明した。

ユウゼン「例えば白雪姫。彼女は『この本で考えるなら』主役だが、これを想区として当てはめると、『白雪姫=幼少期の義母、もしくは実母説』として成り立つ可能性も出てくる。それを前提に考えるとループの説明が付くという訳だ」

アミタ「考えすぎですよ。自分の娘を殺そうとした人の子供時代が白雪姫って、そんなのおかしいじゃないですか?」

キュベリエ「いえ、ユウゼンさんの言ってる事は正しい——というか、彼の挙げた説は白雪姫の想区では一般常識です」

アミタ&凛「え?」

タオ「言っただろ?運命の書にはそいつの一生分の役が記されてるって。現に俺らの会ったどの想区の白雪姫も自覚してるみたいだしな」

キュベリエ「さて、ここからが本題です」

タオの補足の後、キュベリエが真剣な眼差しで一行に説明する。

キュベリエ「実はこの世界が別の世界、惑星クレイという所と接触をしてしまったんです。ほんのちょっと、つま先の先程度の。本来なら干渉することなど不可能なはずなのに……それと、同時に外の世界から誰かがこの世界に侵入をしてきてしまったんです」

アイチ「それが原因で、クレイにいたユニットかがこっちへ飛ばされてしまったんだ」

ユウゼン「それでお前達が来たのか」

コーリン「というか、私とユウがアイチを連れてったんだけどね」

リナ『ちょっとでもとんでもない影響を与えるし、放っておいたら大変だからね。急遽駆け付けたって訳』

キュベリエ「あなた達にはクレイからの来訪者を、彼らと同行してその来訪者を捕まえて元の世界に帰し、更に侵入者の撃退を手伝って貰いたいのです。異変が現れた想区は『竹取物語の想区』、『白雪姫の想区』、『ロミオとジュリエットの想区』です」

シェゾ「3つか……なら、別れて行動した方が良いかもな」

黒幕がこの世界に訪れたと同時にクレイからもユニットが来訪してしまったらしい。二つの脅威を同時に解決しなければならないようだ。ここは複数に分かれて想区の異変を解決していこうとシェゾが提案。すぐに5つの想区に分かれて行動を開始。その前にステージから連絡が届く。



アム『あ、やっとつながった!皆さん聞いていますね?ここから通信ができなくなると思って、一つ報告しに来ました!』

ルーナ『さっきクレイ特別捜査局から連絡があって、バミューダ△の新人アイドルと、要注意団員の姿が見えないと報告がありました!3つに別れるとなるとその2つのどちらかにぶつかる可能性があります!気を付けてください!』

運営側からも通信が入り、3カ所のうち1つは新人アイドルが巻き込まれ、ひとつは要注意団員。最後の一つには異変を起こした張本人の可能性が高くなった……!しかし、ここまで来た以上引き下がらない。5人を意を決して、それぞれの総区へ入って行った……!





詩乃「コーリンの奴、私が逃走中に出るって知って……!」

明日奈「詩乃のん落ち着いて!ライフル出しちゃダメ!!」



コーリンは詩乃がいないことを知っててアイチを誘いました(笑)。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.176 )
日時: 2017/07/11 12:15
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)



『白雪姫の想区』


アミタ「ここは……」

レイナ「白雪姫の想区ね。カオステラーは……どうやらこの世界にはいないみたい」

コーリン「白雪姫って、あの?」

エイダ「ああ。誰もが一度は見た事のある話のだ」

レイナ、エイダ、アミタ、コーリンの4人はまず白雪姫の想区を訪れていた。誰もが知る物語の世界は所々雪が降り積もり、冬の景色を思わせる。今彼女らがいるのは城の中庭。恐らくは白雪姫の城の中にワープされたのだろう。

コーリン「そういや作者、白雪姫関係のヒーローは持ってないんじゃなかったかしら?」

レイナ「そこはキュベリエのおかげよ。関係した英雄の栞を持っていなくてもそこへワープさせたのよ」

?「因みに英雄の栞はレイナ達が使うだけじゃなくて、その英雄の物語の世界への道しるべに藻なるのよ」

アミタ「なるほど。って、今の誰?」

ふと第三者の声に思わず振り返る2人。振り返るとウサギのような結び方をしたリボンを付けた金髪の少女がいつの間にかいた。花丸がこの想区の住人なのだろうと勘違いしたのを察し、レイナが紹介する。

レイナ「この子はアリス。私とコネクトしてるヒーローよ。私が一番愛している物語、『不思議の国のアリス』は知ってるでしょ?」

アミタ「確か、不思議の国を冒険する女の子ですよね?かわいらしい女の子ですね」

アリス「子供扱いしないで!これでも私、立派なレディなんだからね!」

アミタ&コーリン(あれ?今艦これの暁とデジャヴった……?)

因みに見た目は衣装を除いて艦これの島風に似ています(公式)。
思わず唖然となった2人を差し置いてアリスは城の内部へ行ける場所を探す。暫くしていると、城の内部に通じる場所を見つけたアリスが3人を呼んで先にそこへ向かおうとした……その時だった。

?「そこか白雪ィィィィィィィィ!!!」

アリス&アミタ「ぎゃああああああああああーー!?」

コーリン「王子様が槍持って突っ込んできたあああああああ?!」

城の中に入ろうとした途端、そこから凄まじい形相の男が槍を手に突っ込んできたああああああああ!?無防備で入ろうとしたアリスとアミタは思わず飛びのいて攻撃を避け、コーリンも彼を相手に戦闘態勢をとる。

エイダ「こいつ、例の異変と関係があるのか?」

レイナ「いいえ、ヴァルト王子は関係ないわ!武器をしまって!」

ヴァルト「ん?なんだ、白雪じゃないのか」

ヴァルトと呼ばれた男が人違いだと解ると武器をしまう。コーリン達も武器をしまうと彼にいくつか訪ねた。

アミタ「あの、確か白雪姫って毒林檎を食べてしまった白雪姫を王子様が救うというものですよね?」

ヴァルト「は?何を言っている?そんなのある訳無いだろ?」

アミタ「え?」

ヴァルト「この想区の物語は暴政を働く白雪姫もとい黒雪姫を私が退治しに行くという筋書きだ。奴が毒林檎で自決するシーンなんて無い」

余りにも違い過ぎる内容に思わず唖然。さも当たり前のように説明するヴァルト王子だったが、そこにずぶ濡れの兵士が王子の元に駆け寄る。

兵士「王子、ここにおいででしたか!」

ヴァルト「すまない、あのストーカーの気配を感じてな。それで侵入者は?」

兵士「はい、以前魔物を引き連れて場内の中庭を走り回っています。これは兵士長の見立てですが、侵入者が追われているような気が……」

ヴァルト「追われてる?」

兵士「はい。市民や兵士を完全に無視して侵入者だけを追いかけてます!」

?「ぎゃあああああああああ!!!」

次の瞬間、物陰から大量の魔物に追われる少女が飛び出してきた。長い水色の髪をアリスのように伸ばし、アイドル衣装に身を包んだ高校生から大学生位の年齢みたいだが、なぜか裸足で靴を履いていなかった。その背後からは、100匹近い多種多様な真っ黒な生物ともとれる魔物が、ヴァルト王子の兵士を無視して少女だけを追いかけまわしていた。

コーリン「あれは……確か、ティルアっていう新人の……!」

レイナ「なるほど、クレイって世界からここに迷いこんだ彼女が外敵とみなされてストーリーテラーが召喚したヴィランに追われてるのね」

アミタ「あれ?ヴィランってストーリーテラーが呼ぶんじゃないんですか?」

エイダ「言ってる暇はないぞ!ジャンヌ!」

ジャンヌと呼ばれた少女「はい!」

アリス「レイナ、私達も!」

すかさずアリスジャンヌと呼ばれた少女が人間の姿から小さな栞へと姿が変わり、吸い込まれるようにレイナとエイダの手の中に収まる。そして彼女たちは手にしていた運命の書の中に挟む。

レイナ&エイダ「コネクトオン!」

するといきなり2人の姿が変わる。レイナはアリスのしていたリボンを装備し、髪を下して所々トランプのスートをあしらった衣装へと変わる。エイダは白い鎧から修道服のような衣装になり、手には先ほどの運命の書とは違う本が握られていた。

レイナ「ワンダー・ラビリンス!」

エイダ「永遠のラ・ピュセル!」

すかさずエイダがヴィラんの大群の上空から降り注ぐ光の雨を放つ。大半のヴィランはその攻撃で消滅したが、討ち洩らしたヴィランがリヴィエールに迫る。そこに剣にエネルギーを溜めたレイナが立ちはだかり、一太刀12連撃の攻撃をヴィラン1体ずつに放つ。最終的に12体のヴィランを斬り裂いた。

アミタ「凄い、一瞬で……」

コーリン「デビュー早々に大変な目に遭ったわね……ティルア、大丈夫?」

ティルア「え、ええ……い、一生分、走った、気分……れひゅ……」

ヴィランの群れを一掃した後、少女、ティルアの無事を確認するアミタとコーリン。ティルアの方は追いかけ回され体力は限界に近かったが、無事なようだ。再びストーリーテラーに感づかれる前に、封印してカードにしようとした。その時、 テラスの影から誰かが飛び出してきた。

?「不法侵入者がああああああああ!!!王子様から離れろぉぉぉぉぉ!!!」

ティルア「いやああああ!?今度は何!?」

がしっ!

兵士&ティルア「え?」

ヴァルト「不法侵入者は貴様だろうがあああああああ!!」

兵士&?「ごばあああああ!!!」

何が起きたかというと、テラスから現れた少女がティルアに飛び掛かってきた。そこに王子が兵士をひっ掴んで少女にぶん投げたのだ。おい、兵士って鎧着てたんだよな?体重含めて何キロあると思ってんだよ?

ヴァルト「兵士投げなら毎回使っている。大体黒雪、お前城からさっき締め出したはずなのに」

黒雪姫「仕方ないですよ!だってさっきの人王子様に近付こうとしてたんですよ!許せる訳ないでしょう!?」

ヴァルト「俺は貴様のストーキングが許せんわ!!」

アミタ「あの、これがこの世界の白雪姫!?服の色も性格もイメージと全然違いますよ!?」

余りにもありえない姿に絶叫するアミタ。確かに大抵の白雪姫は純白の肌に黒い髪、赤い唇の美しい少女だが、この白雪姫もとい黒雪姫は見た目こそ条件を満たしているものの、衣装や武器は魔女と姫のイメージを合わせたような黒い衣装に巨大なリンゴを模した斧と盾。そして誰が見てもヴァルト王子にゾッコン状態である。
違い過ぎる白雪姫に呆然としているアミタにキュベリエが補足するように現れた。

キュベリエ「ヴァルト王子も言ったように、この想区は他の白雪姫の想区の物語と違い、白雪姫が悪役。毒林檎の王妃もとい白雪姫の実母は魔女の姿で王子にアドバイスをする役で成り立っているんです。ただ、今回の白雪姫と王子はかなり頭のネジが吹っ飛んでいるようです;」

アミタ&コーリン「あんなの見たら納得です」

レイナ「だから最初からカオスヒーローの姿なのね。主人公が悪役を務めるなんてちょっと見なかったわね」

アミタ「それでどこぞのストーカーゴリラみたいな性格になっちゃったんですか!?」

コーリン「なるほど……後々ややこしい展開になってしまう前に……ティルア、これを」

白雪もとい、黒雪姫が変な誤解を受けている間にバミューダ△の新人アイドルの額にカードを当てる。するとティルアはそのカードに吸い込まれ、姿が消えた時にはカードに彼女の絵が写されていた。

レイナ「ともかくこれで一つ目は完了ね。早いとこ次へ行きましょう」

一つ目は話の分かる相手でもあってか、すんなり完了した。他のメンバーもこのようにすんなり解決できればいいと思っていたが……。



白雪姫ならぬ、黒雪姫の想区クリア!
感想まだ。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.177 )
日時: 2017/07/11 12:19
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


『竹取物語の想区』


シェイン「ここはどうやら、かぐや姫さんのお屋敷の中みたいですね」

シェゾ「かぐやっつーと、竹取物語か」

アイチ「そういえば、高校の文化祭でシンゴ君が作った『竹取ヴァンガード』をみんなで劇にしたっけね。最初はダメかと思ったけど、最終的にある人のおかげで……」

次はシェイン、タオ、シェゾ、花丸、凛、アイチ。場所は竹取物語の想区であり、これも誰もが知っている物語だ。あと、ここのかぐや姫は変人でも何でもありません(ここ重要)。
物語の進行度合いはかぐや姫が5つの宝を持ってくるよう言ってきた後らしい。

凛「そういやさっき、門から顔が凄く腫れ上がった人が出ていったんだけど……」

花丸「あ、大伴大納言だね」

タオ「確かかぐや姫って、5人の皇子に5つの宝を持って来いって言ってたよな?」

花丸「はい。石作の皇子は『仏の御石の鉢』、車持の皇子は『蓬莱の玉の枝』、右大臣の御主人(みうし)は『火鼠の皮衣』、中納言の石上(いしのかみ)は『燕が生んだ子安貝』、さっきの大伴大納言が『竜の首の珠』ずら。多分4人目が終わったみたいだね」

タオ「お前かなり詳しいな。読んだ事あるのか?」

?「そう、そしてかぐや姫が所望した5つの宝を得た私がかぐや姫と婚約するのだ」

シェゾ「は?」

突然ストーリーに無いあらすじに疑問符を浮かぶ一行。次の瞬間、屋敷の天井をぶち破って何かが落ちてきた。煙が晴れるとそこには、輝かしい珠を数珠にして首から下げ、平安貴族の烏帽子のように小さな石の鉢を頭に載せ、手には金や銀をちりばめた水晶のような枝の剣に、子安貝の形をした盾。姿は燃え盛る赤い皮を持った全長メートルはあろう巨大ネズミの怪物だった。

かぐや姫「きゃあああ!?な、なんなんですか!?」

花丸「怪物!?しかも、持ってるのは全部かぐや姫が言った5つのお宝……!」

アイチ「タオさん、まさかこれって……!」

タオ「お嬢抜きでも解るぜ、カオステラーの御登場だ!」

カオステラー「月へは帰さん!お前は永久にこの私、五宝の帝の元に居続けるのだ、かぐや!」

花丸「帝……?まさかあの人、この時代の帝!?」

かぐや姫「ひぃ……(気絶」

シェイン「あらら、気絶しちゃいましたよ」

タオ「いいからずら丸と凛はかぐやを安全な所に運べ!コネクト、代用ウミガメ!」

シェイン「コネクト、月光がくや!」

すぐにタオとシェインが英雄の栞を運命の書に挟み、童話の英雄の力を受けて変身。アイチもブラスター・ブレードの力を使って大剣を召喚してカオステラーに挑む。

シェイン「早速ぶっ放してます!紗天来舎観音砲(サテライト・カノンほう)!!!」

五宝の帝「甘いわぁ!」

タオ「おっと、させねぇよ!」

先手必勝と言わんばかりにシェインが必殺技である極太レーザーをぶっ放つ。それを避ける五宝の帝。反撃に巨大な剣と化した蓬莱の枝の斬撃を繰り出が、そこにタオが割り込んで盾で攻撃を防ぐ。

アイチ「烈波閃空衝!」

シェゾ「アレイアード!」

凛「アニマドライヴ、猫!クラップクロウ!」

五宝の帝「甘いわ!」

花丸「アニマドライヴ、狛犬!撃符:焔」

シェイン「もう一発行きますよ!紗天来舎観音砲!」

五宝の帝「ぬぐわっ!」

立て続けにアイチが大剣を振り回しからの鋭い突きに続き、シェゾの闇魔法、凛の鉤爪を用いた連撃が続く。それらも子安貝の盾でことごとく防ぐ。しかしその間にもシェインや花丸が別方向から攻撃する。

五宝の帝「小癪な小僧共が、鬱陶しい真似を……!!」

タオ「デカい攻撃が来るぞ!他に防御系技持ってる奴は?」

アイチ「任せて!騎士の使命、堅き鋼となれ!ディフェンディング!」

花丸「マルもやるずら!防符:鋼!」

タオ「モック・タートル・シェル!」

五宝の帝「喰らえぇあああああああ!!!」

五宝の帝が蓬莱の枝の剣と子安貝の盾を合わせ、一つの巨大な戦斧にして最上段に構える。大技が来ると判断したタオがアイチと花丸の魔法で防御力を格段に上げる。直後に五宝の帝が放った戦斧の一撃が叩き込まれるが、直前に跳ね上げた防御力によって大したダメージも無く受けきり、逆に攻撃を弾き返した!


2つ目は竹取物語にいたカオステラー退治!

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.178 )
日時: 2017/07/11 12:25
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)




アイチ「今だ!武装憑依解除!でりゃあああああ!!」

タオ「前後交代だシェイン!コネクトチェンジ、ロビン・フッド!」

シェイン「コネクトチェンジ、紅薔薇!」

攻撃をは弾かれた反動で身体のバランスが崩され、その隙を突いたアイチが拳のラッシュを叩き込む。続けてタオの指示に合わせてタオとシェインがコネクトしていたヒーローを変更、タオは伝説の義賊となり、シェインは赤いバラの意味を持つ少女へと姿を変える。すかさず弓の連撃が五宝の帝に襲い掛かる。それらは盾で防いだのだが、その隙にシェインと凛が五宝の帝の両足に攻撃を仕掛けて体制を崩す。

凛「怪猫変化:紫電!」

シェイン「エカルラート・ローゼ・エクレア!」

五宝の帝の脚めがけて凛が鉤爪に電気を纏わせた一撃とシェインの紅蓮の衝撃波を喰らわせる。二発の必殺技を足に喰らわされて、バランスを崩す。その隙を逃さず五宝の帝を囲むように5枚の札が貼られる。

花丸「庚(かのえ)から壬(みずのえ)!応用編、弘原海(わだつみ)!」

五宝の帝「がばばばばばば!」

凛「電気もおまけにゃー!」

五宝の帝「ぎゃあああああああ!!」

5つの術符から五宝の帝を閉じ込めるように渦潮が発生。渦に閉じ込められた五宝の帝に凛の電撃が追撃。電撃と渦潮のダブル攻撃から解放された後、今まで魔力を溜め続けていたシェゾとアイチが止めと言わんばかりに迫る!

アイチ「武装憑依、ガンスロッド・ピースセイバー……!」

シェゾ「これでとどめだ……!」











シェゾ「たぁ!行くぜ!喰らえ!闇の剣よ!サンダーストーム!スティンシェイド!アレイアード!シャドーエッジ!アレイアードスペシャルぅぅぅぅぅ!」

アイチ「終焉の大団円(グランドフィナーレ)!!」

五宝の帝「ば、バカな……!ぎゃああああああ!!」

最大9コンボの連続攻撃の連続魔法攻撃が終わると同時に高く跳躍していたアイチが大剣を床に突き刺す。直後に巨大な魔法陣が五宝の帝の真下に現れ、そこから放たれた聖なる光が五宝の帝を消滅させたのだった。

タオ「すっげーな。あんなすげぇ必殺技を持ってるなんてよ。やるじゃねーか」

アイチ「ど、どうも……正直、あんな大技使うのにすごい魔力を使っちゃって……やっぱシンさんが行ったみたいに『超越に合わせる為には改修が必要』だって言ってたけど……本当に必要かも……;」

どうやら先ほどの攻撃にアイチは魔力を使い果たしてしまったらしく、今にも倒れそうな程ふらついている上に息が上がっている。

花丸「でも、この人が帝なら、後でかぐや姫を迎えに来た月の人達を追い払おうと軍を率いるって役が待ってるんだよね?」

凛「ああーっ!凛達その人やっつけちゃったよ!?」

シェゾ「おいどうすんだ!?結局筋書きが変わっちまったじゃねぇか!!」

ふと不安そうに尋ねた花丸の質問に凛とシェゾも自分達の相手が誰だったか気付く。このままだとこの想区の物語が変わってしまう事に慌ててしまうが、シェインとタオは平然とした様子だった。何故なら……。

シェイン「そのリアクション、シェイン達からしたら今更って感じですね」

タオ「心配すんな。お嬢の調律が済めば元通りになる。まずは泉で休憩だ。こいつがぶっ倒れる前にな」

アイチ「あ、ありがとうございます……;」

ともかくかぐや姫が気を失っている間にタオ達は女神の泉へと移動。彼らが去った後……。





翁「こ、これは……!うちで何やっとんじゃかぐやああああああ!!?」


騒ぎを聞きつけた竹取の翁がかぐや姫の部屋の戦闘跡を目の当たりにして悲鳴を上げたのだった。


2つ目もクリア!あれ?じゃあ残ったのって……;

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.179 )
日時: 2017/07/11 12:32
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


『ロミオとジュリエットの想区』


エクス「ロミオとジュリエットか……」

サード「おにーさん、どうしたの?」

エクス「ううん、別に」

彼らが訪れたのはロミオとジュリエットの舞台でもあり、世界遺産に登録されているヴェローナ市街だった。エクスはここへ着いた時から浮かない顔をしていた。一応作者はまだ鏡の国止まりなのでこの想区を知りたいなら動画を見てってください。しかし、浮かない顔をしているのは彼だけではなかった。

キリエ「……ねぇ、調律ってのをしたら元の物語に沿った生活が戻っちゃうんだよね?」

エクス「そうだよ。気持ちは解るけど、例え障害を取り除いたとしてもいずれ消滅してしまうってレイナから聞いたんだ。それにロミオ達も、それを望んでいない」

キリエ「こっちから見たらゾッとする話よねー。延々と役者を演じるなんて見てる側からしたら頭がおかしいんじゃないのかって思うくらいに」

エクス「だからってこのまま崩壊を見過ごせって言うの!?」

素朴な疑問からいつの間にか言い合いに変わっていき、異変を収拾しなければならない状況だというのに口論はどんどん激しくなっていく。

ユウ「おい!言い争ってる場合じゃないだろ!?」

ジョセフィーヌ「そうですわ!大体争ってばかりの想区であなた達も言い争ってどうするんですの!」

?「そうよエクス!まずは想区の異変を納めないと「ごめん、シンデレラ黙ってて!」アッハイ」

サード「うわー、お人よしを絵に描いたようなエクスおにーさんがこんなに食って掛かるなんてレアかも;」

キリエとエクスの口論は次第にエスカレートしていき、仲間でも止められそうにない所にまで発展していった。しかし、この口論は意外な形で終了してしまう。


ピンポーン!


ユウゼン「ん?」

?『5万3812番様、お時間です』

キリエ「時間?」

ユウ「この声って……!?」



ぎゃあああああああああー!!!!


いきなりヴェローナ市街全域に伝えるような放送に思わず口喧嘩を止める2人と一行。訳の分からない放送を聞き入っていたが、曲がり角から断末魔のような悲鳴が上がる。急いでその場所へ向かうと、水浸しになり、真っ赤になって倒れている男性と、その傍に立っていた青い目に青いロングヘアの女性だった。衣装も涼しげな水色を基準にしており、おしとやかそうな女性に見えるが、ユウは思わず手を顔に当てて項垂れ、そして……叫んだ。

ユウ「何でここにいるんだよ、ルーティアああああああああ!!!!」

ルーティア「あら。ユウさんではございませんか!」

ユウゼン「知ってる奴か?」

ユウ「グリムホロウのユニット……しかも、とんでもなくヤバい奴だ……!ルーナの報告を聞いてまさかと思ってたが……!」

ルーティア「そちらの方々は初めまして、ですね。私の名はルーティア。グリムホロウ劇団員の一員です。ただ、今回はちょっと私用があって……」















ルーティア「ヴェローナ市の人々を皆殺してる真っ最中です(まぶしい笑顔」

ユウ&ルーティア以外「……今何つった?」

すいません、清楚な笑顔でなんて言いました?皆殺し?ヴェローナ市街の市民を?思わずユウと当人以外さっきの台詞を言ってしまったぞオイ。だがルーティアは急に、さっきの笑顔以上に顔を輝かせる。少なくともユウ達が原因ではなさそうだが……。

ルーティア「まあ!あれは53813番様に53814番様!何という幸運でしょう!」

ヴェローナ市民A「や、やばい!逃げろ!」

ヴェローナ市民B「い、嫌だ!死にたくない!」

ルーティアが見つけたのは建物の陰に隠れていた男女だった。彼女に見つかった瞬間我先に市街の門へと逃走する。彼女と男女の距離は100メートルはある。しかしルーティアは獲物が逃げるのではないかと焦るそぶりを見せず、平然と死体から流れる血を片手で掬う。

ユウ「やばい……!伏せろぉぉぉぉぉ!」

ルーティア「斬鮫」

ユウが叫んだ瞬間、ルーティアが腕を振るうと、滴る血が斬撃の衝撃波となり一直線に進んでいく。エクス達は当たる直前に伏せて攻撃を避ける。衝撃波はそのまま逃げようとする市民へと向かう……!


ガキィン!


市民に当たる直前、誰かが割り込んで剣で衝撃波を受け止める。つばぜり合いの末に衝撃波が横に反れ、横にあった建物を斬り裂いて消滅した。

青年「全軍、彼女を取り囲め!」

ユウ「炎だ!炎であいつを取り囲め!」

サード「ちょっと待って……コネクト、灯火のマッチ売り!幻惑のサモンビースト、ハウンドドッグ!」

ユウゼン「紅蓮爆撃!」

青年の指示と共にユウの指示でサードがマッチ売りの少女の力を受ける。それとほぼ同時に兵士達がぐるりとルーティアを取り囲み、更にサードとユウゼンが放った炎がルーティアを囲む。

ルーティア「ぅぐ……!流石にこの状況では不利ですね……!仕方ない」

現状を不利とみなしたルーティアが転移魔法を発動し、別の場所へと転移する。ルーティアが消えて一安心したのか、青年が一行に尋ねる。その青年の名は言うまでもないだろう。

ロミオ「君たち、大丈夫だったか?」

ジョセフィーヌ「問題ありませんわ。ただ、人が一人……」

兵士1「ロミオ様、プレートの男女を保護いたしました!」

ロミオ「ああ、一旦避難所に戻ろう。君たちも来るか?」

ユウゼン「丁度良い。話を聞こうにも奴がうろついてたら話にならんからな」

ロミオに誘われ、一行は避難所に使用している教会へと移動する。中に入ると、ロミオの愛人のジュリエットと、協会の人間がどちらの領土に属している人間にかかわらず怪我人の手当てを行っていた。


一番ヤバいのがラストに……;


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