二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜
日時: 2017/08/06 22:40
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)

タイトルコール!


八雲サイドによる逃走中、開催!


舞台となるのは鏡のテーマパーク、ミラージュアイランド!この日はアイドルやアーティストが集合し、一大イベントが開催され、最大の賑わいを見せていた。
しかし、その裏でWS世界に関わる事件が起きている事を知らない……!



はじまり>>1 逃走者紹介①>>14-15 ②>>24-25

顔合わせとOPとミッション1>>35-39

ペア写真を撮れ!>>46-49

ミッション①の完結と運命が動き出すミッション②>>58-62

賞金増加!>>69-72

鏡の真相>>80-83

氷結の忍者>>93-97

クッキングパニック>>111-117

伝説の暗殺者>>123-129

逆転の交錯
前編(※修正)>>137-141
後編>>153-160

導く者と定理する者>>165-166 >>168-173

空白の戯曲>>174-184

狂気満る宴会場(別名魔王と堕天使の暗黒なるry)>>190-196

???>>





オマケ1>>104-105
オマケ2>>142-143


注意事項。

1.キャラ崩壊注意。また、二次創作ならではのオリジナル設定が多めです。

2.荒しや誹謗中傷、特定のキャラ叩きは厳禁です。見つけたら即刻削除いたします。

3.不定期更新なので、更新速度は期待できません。因みに本格始動はヴァイスシュヴァルツ小説のあるエピソードが終わってからです。




登場ジャンル

スマブラ ぷよぷよ ポップン ヴァンガード ヴァイスシュヴァルツ リリカルなのは SAO ビビオペ 艦これ ???


サブジャンル

逃走中 ギャグ有り キャラ崩壊注意


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42



Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.170 )
日時: 2017/06/11 23:23
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)



30分後。

伊村「現在ヒトロクサンマル……残り1時間半でお前達の命運も尽きるか」

美親「お前、さっきから提督感半端無いよな;」

艦船で移動(スキルによるものだが)する伊村の船に乗って合流場所まで向かうトリトミー攻略組。トリトミーエリアのボスは既に攻略したので、後は合流地点に行って待つだけだが、ニーナから『1時間を切ったら待たずに攻略を開始してほしい』と連絡され、先にそこへ向かっていた。その道中、空中から潜水艦と宇宙ポッドを足したような外見の機械が飛来してくる。

カノン「司令官、撃滅型砲人カタパルト・カノンこれより司令官の作戦に介入いたします」

伊村「そうか。ならば準備を急げ。もうすぐ到着だ」

そして万博の言った場所に到着……したのはいいが、何か戦闘の跡が残っているらしく幾つものクレーターが残っている。誰かが先に来てここでモンスターか何かと戦闘したのだろう。急いでダンジョンの奥へ入るとアスナとアシュリーぺアの一行がいた。しかし、肝心のアスナはオルガと共にボロボロの状態である。

ジークハルト「お姉さんたち、何があったの?」

聖那「それが、ここに来る前にオルガと喧嘩を起こして……お姉ちゃんが今回復させてる所」

半ば呆れ気味の聖那が事態を説明する。



30分前、一足先にクロスゲートの魔界城の近くに着いたアスナ&アシュリーチーム。魔界城の前には何百ものPKプレイヤーがいて、不用意に近づけば滅多打ちに遭うのは明白である。どう突破すべきか考えているが……。

玉姫「——で、作戦はだいたいこんな感じよ。問題はボスの行動が不明って点ね」

オルガ「ちょっと待て。何故後列にアスナも加わっている?俺はこいつの隣で魔法使うのは嫌だぞ」

アスナ「私だってこんな独善的で傲慢な金髪男と一緒になるんだったらこの崖の上から飛び降りるから」

オルガ「何だお前、スカルリーパーの攻撃を弾き返したのを忘れたのか?」

アスナ「あなただって私がアイツの攻略方法を知ってたおかげで助かったの忘れたの?何ならあなたを今ここでPKしてあげようか?」

オルガの盟約者『アスナ、何挑発してるの?やめてあげて、オルガ今蘇生できない状況だから』

オルガ「オールラウンダーな艶鬼の能力をフルに使いこなせていないなんて笑えないな。SAO生還者もLLOではこの程度か。なぁルシフェル?」

ルシフェル『オルガも何喧嘩腰になってるの?状況解ってる?』

次第に口論がヒートアップし、怒りの矛先をお互いに向けるオルガとアスナ。止めに入ろうとする3人も、2人の気迫に下手に動けない。

アスナ「あらあらごめんなさい。けどあなたの格好って何?キリト君と同じ声をしてるくせに黒い衣装に杖二刀流って、キリト君をパクってんの?パクってるよね?著作権侵害で訴えるよ?」

オルガ「……」

玉姫「もう!いい加減にしないと見張りに気づかれて——」

PKプレイヤー4「あ!あんな所にいたぞー!」

ジゼル「げぇっ!気付かれた!!」

口論を聞きつけた男がすかさず仲間を呼んで口論している2人に向けて襲い掛かる。
しかし、彼らは狙う相手を間違えたのに気付いていない。

オルガ「貴様は……人の事をパクリパクリと……俺には、オルガ・ブレイクチャイルドという名前があるのをっ!忘れたのかああああああああああああ!!!」

PKプレイヤー4〜30「ぎゃああああああ!!」

怒りが頂点に達すると同時にオルガが特大魔法を発動、PKプレイヤー達を巻き込みアスナを攻撃する。突然の攻撃にお互い呆然と立ち尽くすが、アスナはゆらりと立ち上がる。

アスナ「ふふ……ちゃんちゃらおかしいわ。この程度、25層のグリムアイはおろか1層のコボルトロードも倒せないわよ?今度は、こっちの番よ……!」

反撃にアスナが十八番の『スター・スプラッシュ』を放つ。艶鬼の能力を得たその刺突は衝撃波を生み、オルガとPKプレイヤー達を穿つ。激しい攻撃に片膝を付くが、すぐに立ち上がる。

オルガ「貴様こそこの程度か……これなら初心者エリアの雑魚どころか、ログインと同時に永眠だな。この俺の力、思いしれ!」

アスナ「まだまだぁ!」

オルガ「だりゃああああ!!」

アスナ「せいやぁぁぁぁーー!!」

アシュリー「うぎゃああああああああ!!!こっちにまで飛び火してるぅぅぅぅぅーーー!!?」



攻撃は次第にエスカレートし、MPはHP、現在の状況すら忘れて必殺技の撃ち合いをし始める始末。PKプレイヤーすら巻き込んだ撃ち合いは、果ては最大技がぶつかり合う。そして周囲を巻き込んだ大爆発が巻き起こった……;その後、両者HPMPが尽きかけの状態で発見されたという……。




アテナ「喧嘩の理由って、声優ネタ?」

ユイ『ママ、大人げ無いです……;』

思わぬ喧嘩の原因に唖然となる一行。いや、声優ネタが喧嘩の原因ってそう無いぞ?
その後、他のエリアを攻略していたチームと共にニーナと合流。全員のステータスアップの魔法をかけた後、最終決戦へと向かっていった。



描きたかったシーンその2www声優ネタがひっでぇwww。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.171 )
日時: 2017/06/11 23:27
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


奇跡が起きますwww。



?「ククク……良く来たな。てっきりゲリラボスやPKプレイヤーに殺されたのかと思ったよ」

ニーナ「言ってくれますね。勝手にゲームを乗っ取ってデスゲームを宣告したくせに……そうですよね?アクス会社開発主任兼『メイデン』開発者、須藤孝之さん」

シリカ「誰ですか?」

ニーナの一言により、彼女と須藤以外の元の世界のプレイヤーが動揺する。話を聞くと、アクス社はLLOの根幹部の開発に携わっていた会社のひとつらしい。
しかし正体をばらされたにもかかわらず、須藤は態度を変えずに続けた。

黒幕「くくく……実はね、ある書籍を読んで酷く感銘を受けたんだよ。この人のようになりたいってね。そう……」









黒幕「かや「うらあああああああああ!!」ばぼぅ!?」

言いかけた瞬間、カノン(正確にはキリト)とアスナが黒幕にドロップキック(+体当たり)をかましたー!?慌てて待ったをかける黒幕を無視して攻撃する2人。あれ?あの2人から負のオーラが出てるのは気のせいか?

アスナ「お久しぶりですね〜須郷さん。もう出所ですか?あんな実験をしたのに早いですね」

キリト『またゲームでもしますか?1期24話のぶった切りゲーム。お前試し切りの的で』

芽路子「あんたら台詞に悪意が感じられるんだけど!?あと、人違いだから!須郷じゃなくて、す!ど!う!」

黒幕「げふっ……げ、ゲーマーの風上にも置けない奴らめ……!ラスボス戦だぞ!ちょっとは空気読め!」

伊村「お前が言うな(きっぱり」

思わぬ集中攻撃に雰囲気が台無し。半分シュールになってしまった空気を立て直すために続きを行う。

黒幕「ごほん——彼の発明は素晴らしいものだったよ。まるでもう一つの世界を創造したかのようだった。だからね、僕は彼と同じように創ったんだよ。この須藤孝之、いや……」











オベロン「このオベ「らっしゃあああああああ!!!」べぶっ!」

2度目の集中攻撃が始まりました(笑)。しかも今度はシリカと伊村も加わっての集中攻撃ですwwwしかも、黒幕のこと須藤のアバター姿は完全にSAOのオベイロンと瓜二つというミラクル発生wwwナニコレwww。

シリカ「アスナさんから聞いたんで、卑怯な手を使う前に潰します」

伊村「似非妖精王の翅を毟るのに遠慮はいらん」

ユイ『正直さらなる攻撃ユニットが欲しかったです』

オベロン「お前ら本当に血も涙もないな!?どんだけ恨み持ってんだよ!?ってか、今度は異世界組全員参加!?」

クロエ「あっはっはっはっは!!ラスボス相手に滅多打ちってすっごい光景www」

勇人「もう空気ぶち壊しだよwwwシリアス返せコラwww」

ラスボス相手に開幕リンチを仕掛ける5人のせいで完全に修復不可能なまでに空気がぶち壊されてしまったwww。
しかしここまでされてオベロンも黙っておらず、ついに激高した須藤が怒鳴ると同時に衝撃波でプレイヤーを吹き飛ばす。その顔は当然の如く怒りに満ちていた。

オベロン「も、もう許さないぞ……!お前ら、絶対にここで消してやる!」

キリト『アイツの情報は……風と光属性の魔法と翅からの衝撃波、あとレイピアにも気を付けろ!万博、あいつもプレイヤーなんだよな?』

万博「あ、うん!LLOと接合はアバターとは不可能っす。アイツさえ倒せば……!」

すぐさま相手の情報を引き出し、指示を出しつつ攻撃を繰り出してきたオベロンの攻撃を回避。すぐさま4方向からの一斉攻撃と魔法と間接攻撃の一斉掃射でオベロンを攻撃する。
オベロンは反撃に自分の周囲に降り注ぐ光を放つ。それを回避し、アスナが前に出て鍔迫り合いに持ち込む。その隙に左右から勇人とクロエの攻撃を叩き込む。

学「スイッチ!」

学の声と共に近接攻撃をしていた3人が飛び退くと、学の狙撃と葵の弓撃、更に玉姫、ジゼルの雷撃が立て続けに襲い掛かる。流石にこれだけの攻撃を叩き込めばHPバーは半分削り落ちただろう。しかし、煙が晴れた時にはオベロンはまるで効いてないと言わんばかりに立っていた。

アスナ「……おかしい。幾ら攻撃しても、HPが全然減らない。リオンちゃん、こっちにも自動回復スキルはあるの?」

リオン「あります。自動回復スキルでも、最速で10秒間で最大HP20%のはず……」

オベロン「ククク……僕が付けた『自動再生(リザレクション)』で10秒で最大50%回復する!」

シリカ「それって、即死攻撃でもなければ倒せないじゃないですか!?」

本来ならそのスキルはLLOのどこにも存在しない。恐らく須藤が何らかの方法で入手したのだろう。アスナの剣戟を弾き返したオベロンは、余りの数に少しうっとうしそうになる。

オベロン「しかしこの数は逆理展開でも面倒だな……よし」

アスナ「まさか……!皆、アイツをすぐに倒すわよ!」

集団から離れると、オベロンはメニュー画面を開き何かを操作する。すぐに察したアスナは妨害しようとするが、それより早く操作が終わる。次の瞬間、オベロンとカノン、トリトミーの使者と合体しているプレイヤー以外全員身体が痺れたように動かなくなる。直後にトリトミーのプレイヤーに電撃を浴びせ、動けなくしてしまう……!



奇跡の後に大ピンチ!?

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.172 )
日時: 2017/06/11 23:33
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


ボス戦クライマックス。


アスナ「ぅあ……!」

オベロン「これを使わずとも倒せると思ったんだが、やはり計画には座礁した時の保険を用意すべきだな」

和人『アスナ!待ってろ、今——』

オベロン「落ちろ!」

すかさず援護に入ろうとしたキリトを雷撃で撃ち落とし、動けなくする。

アスナ「キリト君!この……っ!危なくなったら皆に状態異常なんて卑怯よ……!」

オベロン「卑怯?所詮このゲームは4体のボスを倒してもクリアできないようにしてあったのさ。500人全員がこのゲームに殺され、殺人ゲームとされたLLOは抹消。そのあと僕が開発したMMOが現実世界をも支配する計画だったのさ!」

和人『お前、最初っから殺すつもりで……!?』

オベロン「現実に戻って喚き散らそうとLLOの殺人ゲームの汚名は消えない。あのプレゼントも、LLOが閉鎖されればすぐ使い物にならなくなってしまうからな!」

高々と語るオベロンの背後で2人のプレイヤーがログインする。それを見たオベロンは勝ち誇ったようにアスナ達に言う。

オベロン「来たか。さっさと止めを刺すぞ。お前のその武器は、一定時間自動回復を無効にするから回復の余地すらあるまい。そして、この僕が創造主となるMMOが始ま——」


——ザシュッ!


オベロン「——るヴぇぇぇぇッ!?」

高らかに勝ち誇っていたオベロンの背後で、彼の配下らしきプレイヤーがオベロンを斬りつけた。まさかの不意打ちに大ダメージを喰らってよろけてしまう。しかも、ダメージを与えたのはさっき説明していた武器であり、自動回復を封じられてしまう。のたうち回るオベロンを他所に、斬りつけたプレイヤーはアイテムストレージから液体の入ったフラスコを取り出し、上空に放り投げる。するとフラスコは勝手にに砕け散り、中の液体が雨のように降り注ぐ。それを浴びたプレイヤー達は麻痺の状態がたちどころに治ってしまった。

ジークハルト「痺れが、取れた?」

芽路子「あれは〈聖なる雨〉!周囲のプレイヤーの状態異常も治す激レアアイテムじゃない!」

オベロン「おまっ……!何でそれを勝手に使ってるんだ!?」

配下プレイヤー1「使って当然だろう?」

配下プレイヤー2「なんてったって……」














平乃「操作してる奴(中身)が違いますからね」

櫂「手こずってるみたいだな、お前ら」

なんとそのプレイヤーは須藤の元に向かったはずの櫂と平乃だった。まさかの登場にアスナ達は喜ぶ所か驚いていた。

和人『お前ら、いつの間に来たんだ?』

櫂「黒幕のアジトに乗り込んだ時に使わせてもらった」

オベロン「何だと!?って、そのID私が雇ったボディガードのロジグノスじゃないか!大体10人もいるからお前らがどうにかなる訳——」

平乃「ああ、それなら3分で片付けました。ゲームばっかやって体がなまっちゃったんじゃないんですか?」

さらっと投下した発言に今まで優位に立っていた顔はどこへやら、今の彼の顔は4,5歳老けたような驚愕の色に染まっていた。まぁ、あの2人なら10人程度のボディガードなら3分もあれば十分だろう。櫂ももう大丈夫だと思ったのか、平乃と共にログアウトした。

オベロン「ば、バカな!こんな……!この僕は創造主、このLLOを終わらせ、新たなる世界の神!それをこんな……!」

アスナ「まるで須郷と同じね。自分が造ったと高を括って、奪った玉座で踊ってるだけの張りぼてのの王様……そんな奴に、支配者を名乗る資格なんて無いわ!」

オベロン「こ、この……!この小娘があああああああああ!!!」

アスナに指摘され、逆上したオベロンがレイピアで斬りかかろうとする。迫る僅かな瞬間、アスナはカノンを介した和人——キリト——に微笑む。

アスナ「すぐに終わらせるわ」

和人『ああ。思いっきりやってこい!』

次の瞬間、オベロンが振り下ろそうとした剣を腕ごと斬り落とす。

オベロン「ぎゃああああああーー!!腕があああああ!!」

アスナ「そこまで悲鳴を上げるものじゃないでしょ?あなたがこのイベントの的にさせられた人達の恐怖と比べたら!!」

泣き叫ぶオベロンを黙らせるようにアスナが一閃。胴体を両断する。腰から下が消滅すると同時に残った上半身が地面に転がり落ちる。それを拾い上げたアスナは、腕の力を目いっぱい込め、頭を握り潰してオベロンを消滅させた。
ゲームとはいえ、余りにもショッキングな光景に誰もが黙っていたが、アスナが口を開く。

アスナ「これでゲームクリア?」

アシュリー「えっと……あ、今脱落者のメイデンが戻ってきたって報告がありました!」

美親「ログアウトも……ちゃんとできるみたいだな。1日デスゲームなんて正直二度とごめんだな」

アテナ「じゃあ、こっちでオフ会でもしますか?」

勇人「さんせー!500人規模なんてにぎやかじゃない?」

ニーナ「500人なんて無理です(きっぱり」

デスゲームの終了だというのに、まるで大型クエストの終了後の談笑のような雰囲気に思わずアスナとシリカも笑いがこぼれる。ボスも倒し、もうここに用はない。メニューを開いた2人も、LLOからログアウトした。





次でラスト。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.173 )
日時: 2017/06/11 23:35
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)




その後、メイデンに閉じ込められたプレイヤー達は無事に現実世界に戻ってこれた。須藤は櫂と平乃にボッコボコに叩きのめされた状態で発見され、拉致監禁及び違法改造により逮捕された。そして櫂と平乃が合流してこれから帰ろうとした時、和人からの話を聞いた珪子はショックを隠せずにいた。

珪子「ピナを置いていくって、どういうことですか!?」

ユイ『はい、この前のALOのメンテナンス同時アップデートがありましたよね?その影響でこっちに流れ着いていたLLOのモンスターも削除されました。もし、今のピナがLLOに対応した構成データだとしたら、エラー検出に引っかかって消されてしまいます』

珪子「そんな……!」

せっかく会えたのにまた離れ離れになるのは珪子にとって酷なものだった。この世界にまた来れる保証も無い。最悪、二度と会えないなんてことも……。気まずい雰囲気になる中、リオンが間に入ってきた。

リオン「あの、ひょっとしたらなんだけど……この方法ならいけるんじゃないかな?」

和人『は?——おい、それって可能なのか?』

リオン「だって、ピナも元々は違うゲームから転送したんでしょ?だったらこの方法も行けるかと思って……」

明日奈「何を考えてるの?」

和人『リオンはシリカのロジグノスを、転車台のようにALOとLLOの相互コンバートを考えてるんだよ。けど、ジャンルが全く違うんじゃないのか?』

リオン「でも、根幹部が同じなら相互コンバートは可能ですよね?」

ユイ『ちょっと待って下さい……確かにベースは今のALOと同じらしいですねけど、私達のとはちょっと違うみたいです』

リオン「なら、和人さん達の繋いだ穴をパイプに、そっちのデータを入れれば……!」

すぐにコンソールを操作して、ALOのデータとLLOのデータをインプットする。するとシリカのロジグノスに『UPDATE』の文字が現れる。

リオン「後は、アップデートと同時進行でSAOのデータをインプットできれば完了です。いつ頃になるか分からないけど……」

ピナ「ピナ、待ってる。絶対に会えるよね?」

不意にロジグノスからピナが肯定の声を上げる。少しだけ沈黙が走ったが、珪子は優しく自分のパートナーに言う。

珪子「絶対に会えます!あたしが信じてるから、絶対にまた会えます!何十年掛かろうと、絶対に!」

リオン「流石にそこまで掛かんないけど……;でも、成功したらいち早くシリカ——じゃなかった、珪子ちゃんに渡すから!」

珪子「はい!」

明日奈「珪子ちゃん、そろそろ……」

明日奈に呼ばれ、珪子も名残惜しそうにモニタールームから去って行く。その後ろで、ピナが「絶対に待ってる!」という声を聞きながら、入っていった時と同じ扉に入って、元の世界に帰って行った。

アシュリー「そうだ、皆さんもオフ会に参加を——あれ?」

直後にアシュリーが駆け付けたが、既に彼らが通った扉はその先に通路は無かった……。驚いて辺りを探していると、机の上にあった手紙を見つける。

アシュリー「これは……?」





評価:ランクS ハンター放出阻止。





ボス情報:須藤孝之(すどうたかゆき)


アクス会社開発主任兼『メイデン』開発者。メイデンにプログラムを仕掛け、更にLLO本社サーバーを利用して500人の参加者をPKさせるように世界中のプレイヤーを促し、ALOから流出したモンスターを利用して500人の参加者を抹殺して殺人ゲームの汚名を着せ、LLOに次ぐ新たなMMOを展開しようとした。
チートコードを使うなど技術面も高く、管理者権限も使えるが、上記のように手段は選ばない人間であり、自分の事を『創造主』と呼ぶほど自惚れが強い。現実及びLLOでの外見は奇跡的に須郷と瓜二つ(笑)。そのせいでキリト達に開幕リンチの被害者になったwww。因みに当初は黒幕から渡された鏡を持っていこうとしたが、運べない事とキリトがいたことによって計画を変更した。



今回はブシロでのカードゲームのキャラを登場回でした。ピナの失踪は前々から考えていて、オルガとアスナの喧嘩と魔王に先生リンチはたまクエ編を考えていました。つか、喧嘩の動機が声優ネタwww(オルガがキリトと同じ声)。ひっでぇwww。
さて、最後に登場した手紙の意味は何でしょうか?それでは。


感想おk。

Re: 逃走中〜ミラージュアイランドの陰謀〜 ( No.174 )
日時: 2017/07/11 11:54
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: C6aJsCIT)


6戦目。いよいよ大詰めに……!コメント抜きで更新なんて辛い……(´・ω・`)。







ビードロ(オーロラ)「さぁいよいよ戦闘ミッションも大詰めに近付いてまいりました!次のアトラクションはここ!『Theワンダーランド』」

ラミネート(アインス)「これは様々な童話を体感できるようになっていて、実際に童話の中に入ったかのような体感が楽しめる!その数はなんと百以上に及ぶ」

次に映し出されたのは本をモチーフにした場所で、一見すると図書館に見えなくも無い。しかしここは立派なアトラクションだ。このアトラクションに挑むのは……。













ラミネート(アインス)「シェゾ、花丸、凛、ユウゼン、ジョセフィーヌ!」

シェゾ「やっと来たか……」

花丸「お、オラも選ばれたずら……!?」

凛「かよちん達の分まで頑張るにゃー!」

ユウゼン「やっとか」

ジョセフィーヌ「あら?私も呼ばれましたのね」

約一名除いて全員待ってましたと言わんばかりに前へ出る。凛のスピード、シェゾの闇魔法と剣術、霊術を使いこなす花丸、一度きりとはいえ様々な能力をコピーすることができるジョセフィーヌ、司令塔や参謀として十分すぎるユウゼン。回復系が李里香しかいないとはいえ、十分強いパーティメンバーだ。
ガチャに司会役からコインを受け取り、ガチャを回す。そこから現れたのは……!










マルチエリクサー×5入手しました。


凛「えーっと、『魔力、体力を完全に回復。状態異常もすっかり治します』って。随分シンプルだね」

ユウゼン「丁度5つ。一人1本渡しておく。お前達はそれを使え」

早速全員に配るユウゼン。既に参謀スキル全開だ。渡し終えると早速ユウゼンは扉の行先を設定する。

アンリエット「ジョセフィーヌ、気を付けて行くのですよ。シュルクは」

フェイト「李里香、テンション高いみたいけど油断しないでよ?」

ルビィ「花丸ちゃん、凛ちゃん、頑張ってね!」

八雲「シェゾー、アルルも見てるから頑張れよー?」

声援(約一名違うが)を受けてた後、戦闘ミッションの待つエリアへと向かっていった。





花丸「ずらぁぁぁぁぁ〜〜……(*°∀°)」

凛「凄い本の数にゃー」

エリアの内部はまるで図書館のような場所だった。本棚の数だけでも100は軽く超えており、置かれている本も様々なジャンルが多々揃っている。読書家の花丸にとっては天国も同然であり、小さな子供のように本を手にとっては目を輝かせていた。

花丸「これは原版のシンデレラ!これってロミオとジュリエット!?」

シェゾ「おい、そろそろ行くぞー?」

花丸「待って欲しいずら!本屋じゃ中々お目にかかれない本ばっかりで……あ!これは!明智小五郎の小説シリーズ!?」

ジョセフィーヌ「あ、人の話聞かない目ですわ;」

ユウゼン「奴はほっとけ。前回のようにまた鏡を利用した罠を仕掛けているかもしれん」

本に夢中な花丸は放っておき、残った6人はエリアの中を捜索する。しかし、粗方捜索しては見たものの、鏡もボスらしき者も存在しない。

シェゾ「妙だな?何にも無い」

凛「ボスも鏡も全然無い。ほんとにここであってるの?」

花丸「みんなー!」

何も無い無人のエリアにどん詰まりに近い状況の中、本を物色していた花丸が6人の所に向かってくる。彼女の手には一つの本を持っていた。

シェゾ「どうした?本でも借りたいのか?」

花丸「色々漁っていたらこれが出たんです。蔵書なら大抵知ってるけど、これだけはどうも解らなくて……」

ユウゼン「ふむ、タイトルは……」

ジョセフィーヌ「えっと……」











ジョセフィーヌ「『グリムノーツ』?」





————ピカッ!



凛「……あれ?」

ジョセフィーヌ「ここは?」

意識が戻った時、凛とジョセフィーヌは高原のど真ん中に立っていた。周囲には見慣れぬ花や建物が建っており、明らかに先ほどのアトラクションの中ではない。何が起きたのか分からないが、カードローダーが起動しているのだが、敵も何も無い。

ジョセフィーヌ「他の皆とははぐれてしまったみたいですわ……探しに行きましょう」

凛「でもなんで急にこんな所に来たのにゃ?」

冷静に状況を判断したジョセフィーヌはすぐに合流しようと行動する。その直後だった。










——ドゴォォォォォン!!!!


ジョセフィーヌ&凛( Д)         °°


すいません、突然空から家が落下してきました。しかも落下地点は丁度さっき2人がいた場所であり、もしあそこに留まっていたら確実に潰されていた……;思わず2人も突然起きた理不尽に近い減少に唖然となっている;
暫く唖然となっていると、落下してきた家から誰かが出てきた。

凛「えっと……;話聞いてみる?」

ジョセフィーヌ「そうですわね。あの——」

?「こっち来て!」

凛「え!?ちょ、何!?」

ジョセフィーヌ「凛さん!?」

家から出た誰かに声をかける前に、凛が背後から誰かに引っ張られていった。慌ててジョセフィーヌも追いかけ、とある祠へと到着した。そこで連れ去った人物も手を放す。

凛「ちょ、ちょっと!いったい誰……って、キリエちゃん!?」

キリエ「まさかこんな所で会っちゃうなんてね。それでどうしてここに?」

凛「本のタイトルを見た途端こっちに跳ばされたみたいなんだ。そうだ、他の皆は?」

シェゾ「安心しろ、こっちだ」

キリエが答える前にシェゾが顔を出す。どうやら先にキリエ、アミタ、アイチ、ユウ、コーリンの5人と合流していた。そこには6人の少年少女も同じ場所にいた。

青年「そうだな。自己紹介でもするか?俺はタオ・ファミリーの頭のタオだ。こっちのちっこいのが義妹のシェイン、それと新入りのオズに調律の巫女のレイナお嬢だ」

少年?「僕は……サードって呼んで。こっちの鎧のお姉さんはエイダさんだよ」

レイナ「それと私たちを呼んだポンコツ女神のキュベリエよ」

キュベリエ「レイナさん酷いですよ〜!」

レイナの自己紹介と共に泉から半泣きで喚く。同時に泉が光り、水色の髪の神秘的な女性が現れる。雰囲気的には神々しい女神だが、レイナの一言で半泣き状態だ。

キュベリエ「ポンコツは酷いじゃないですか……ともかく、ここへ来たあなた方には説明しなければなりませんね」



今回は作者も持ってるアプリゲーム。
感想まだ。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42



この掲示板は過去ログ化されています。