二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- sister act original
- 日時: 2017/05/16 21:49
- 名前: angelo (ID: AQILp0xC)
sister act(天使にラブソングを…)の1の後を妄想爆発させた何か。
個人的に大好きなんだ、不朽の神作である天使にラブソングを…シリーズと、キャスト達が…おばあちゃまとおばちゃま達がなんかめっちゃ可愛過ぎる。
未だかつて、こんなにおばあちゃまやおばちゃまが可愛い作品なんて無いよ、マジで。
名前のあるキャラ(デロリス、ロバート、パトリック、ラザラス、アルマ)と作中で名前が出たイグネイシャスとアニマ以外の名前は私が調べて適当につけました←
ちなみに、sister actのシスターキャラの名前はラテン語由来です←
- Re: sister act original ( No.6 )
- 日時: 2017/05/14 00:25
- 名前: angelo (ID: 3i70snR8)
一方、デロリスは他のシスター達にニコラスが怒ったら怖いのか、と聞いて回っていた。
余程、ニコラスの激怒事件が気になるようだ。
そんなデロリスを見たラザラスはため息をつきつつ肩を竦め、パトリックは表情を引きつらせ、ロバートは苦笑いをしていた。
「どれだけ気になるのかしらね、デロリスは…」
ラザラスはいつの間にか用意したらしい紅茶を1口飲み込んだ。
「好奇心が強いデロリスらしい、とでもいうべきかしらね」
ロバートもまた、紅茶を一口飲み込む。
「そうね、デロリスは好奇心が人一倍だから…面白そうな事には目がないのね!」
パトリックは2人と目を合わせながら、ケラケラと笑う。
「…首突っ込み過ぎて事件を呼び込まなきゃ良いけれど」
たまたま通りすがったジュリアスがボソッと呟いて、3人が勢い良く振り返って、それを見たネレーが堪えきれずに笑い、つられて皆が笑いだす。
「涙出てきたわ、笑い過ぎて!」
ホリスが目元を拭いながら、まだ笑っていて。
「あたし、笑い過ぎてお腹痛くなってる…!」
ネレーは笑ってお腹をさすっていた。
「もー、なんだか凄く楽しくなって来ちゃったわ!」
パトリックが楽しそうに身体を動かして踊りだし、皆が笑って手拍子なんかして。
「パトリックは本当に元気ねえ、羨ましいわ」
フェリクスが笑ってそういうと、隣に座っているアルマがニコニコと笑ってゆっくりと話した。
「フェリクス、貴方もパトリックに負けず劣らず充分に元気よ?」
アルマの言葉に、オーレリウスが大きく頷く。
「フェリクス見てると、あたし達も負けてられないわよね!」
オーレリウスはアーネストと目を合わせながら話す。
「そうそう、もっともっと頑張らなきゃって思うわよ」
アーネストは笑ってフェリクスに目配せをする。
フェリクスは恥ずかしそうな、でも嬉しそうな表情で微笑んだ。
「踊ってたらお腹空いちゃったわ!」
踊り終えたらしいパトリックが、汗を拭いながら笑って言う。
キッチンから、調理する音が聞こえてきて。
「今日の晩御飯、何かしらね?」
ヒューゴがキッチンの方を見ながら、笑ってそう話した。
- Re: sister act original ( No.7 )
- 日時: 2017/05/16 22:32
- 名前: angelo (ID: hAr.TppX)
盛り上がる食堂を尻目に、キッチンでは、料理が始まっていた。
が、食堂の突然の盛り上がりにびっくりして作業が止まっていた。
「なんか…あっち凄い盛り上がりね」
トムが食堂方面をチラッとみつつ話す。
「確かに、凄い笑い声だわ!」
ラルフは釣られるように笑を零す。
「きっと大方、何かがきっかけで笑いが起きて、パトリックが踊って更に盛り上がったんじゃないかしら」
ニコラスは笑顔でそう答えながら、鶏肉の皮を剥いで別のボウルに放りながら、手早く一口サイズに切り分けていた。ラルフはそれを見つつ皮を剥いでは一口サイズに切ってボウルに入れていく。
ニコラスはシスターの中でも1.2を争う手先の器用さと料理スキルを持って居て、当番じゃなくても毎日のように手伝っている。
そんなニコラスだから、あっという間に大きめのボウルにたっぷりと一口サイズの鶏肉が溜まる。
「ねぇ、トム…下からお鍋出して貰える?」
ニコラスが鶏肉から剥がした皮をみじん切りのように細かくしながらも訪ねた。
トムは返事を返し、屈んでコンロ下の扉を開けて大きなお鍋を2つ取り出し、扉を閉めてから一つずつコンロに置いた。
「トム、そのお鍋の一つにお水を少し多めに入れて、鶏肉を茹でて貰えるかしら」
皮のみじん切りを終えて手を洗剤で洗いながら話す。
トムは返事を返して、鍋を1つ流しに運んで水を入れ、コンロに置いて火をかけ、鶏肉を鍋に投下し、お玉で軽くかき混ぜつつ煮始めた。
「ラルフは野菜切り手伝ってくれるかしら?」
ニコラスが尋ねれば、ラルフは笑顔で返事を返し、まな板と包丁を取り出してニコラスの隣に置いた。
そして、ニコラスの指示で色んな野菜…キャベツ、にんじん、マッシュルーム、ジャガイモ、玉ねぎを食べやすいサイズに切っていく。
「目が、目がぁあああ!」
玉ねぎを切り出して数分、玉ねぎの成分が目に染みたラルフが玉ねぎを切る手を休めないまま涙を流し、それを拭いながら叫んだ。
「あ、こっちも…目が染み…痛い…!」
切り始めから5分、ボウルに溜まった玉ねぎの切り口から気化した成分がキッチンに充満して来たらしく、トムまで涙が出始め、手を滑らせてお玉を鍋の中に落とす始末。
ニコラスは多少目に染みて目をぱちくりしながら、涙を流す2人を見て隠れて笑いを堪えつつ、トムが落としたお玉を引き出しからトングを取り出して掴むと流しに持っていき、洗剤で洗ってタオルと共にトムに渡し、玉ねぎが染みまくってボロ泣き状態のラルフにタオルを渡して手を洗ってから目をゆすぐように話す。
そんなてんやわんやがありつつ、鶏肉はだいぶ煮えて来て、ニコラスは見計らったようにもう片方の鍋で剥いで刻んだ鳥の皮を炒め、油が出切った所で余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。
そこに、野菜を硬いものから順にそれぞれ炒めて行く。
全てに火を通すと、ニコラスはトムの方に行って訪ねた。
「鶏肉の煮え具合はどう?」
ニコラスがそう問えば、トムは軽く汗を拭きつつ笑顔で答える。
「大分煮えたと思うけど…どうかな?」
ニコラスが鍋の中を見て軽く頷くと、ラルフとトムに野菜と鳥の皮を鍋の中に入れるのを手伝って欲しいと話し、3人でどんどん野菜を鍋に入れ、最後に鳥の皮を入れた。
沢山の具材が増えた鍋が再度沸騰し、ニコラスがスープに味付けをしていた。
砕いたコンソメキューブに多少の塩コショウで味を整える。
何度か味見をしていたニコラスがラルフとトムを呼んだ。
「ねぇ、味付けはこれで良いかしら…貴方達も味見して貰える?」
お玉に少量のスープをすくうと、ラルフとトムに飲ませていた。
「んー、美味しい!」
トムは嬉しそうに表情を綻ばせた。
「私、早く食べたくて仕方ないわ!」
ラルフはお腹が空いているようで、話しながら自分のお腹をさすっていた。
完成したスープの鍋の火を落とし、余熱で煮込むことになった。
ラルフはニコラスの指示でまな板を流しに置いた。
トムの方は火を落としてしばらくはスープが焦げ付かないようにたまに掻き混ぜる係になっていた。
ニコラスはラルフと共に野菜の皮やヘタやを片付けてから、ラルフに深さのある皿とスプーンを取り出すように頼み、自身は冷蔵庫からヨーグルトを取り出した。
「ラルフ、ヨーグルトをゆっくり皿に移してくれる?」
ヨーグルトの箱をラルフに渡すニコラス。
渡されたラルフは言われた通りにヨーグルトを皿に移した。
ニコラスは幾つか調味料を取り出して台に置いた。
「レモン汁(直絞り)とオリーブオイル(ニンニクのオイル漬けから拝借)と多少の塩コショウでさっぱり系ソースの完成!」
(見た目、ヨーグルトにコショウ入れた見たいに見えるが、立派なソースである。)
後はソースを人数分の皿に小分けし、パンを人数分切って皿に盛り、スープを器に盛り付けて完成。
ニコラスとラルフとトムは人数分の皿を持って行っては並べてを繰り返し、終わった頃には多少疲労していた。
- Re: sister act original ( No.8 )
- 日時: 2017/05/16 23:46
- 名前: TX ◆RYFIZ2CGCg (ID: jBxFHKzX)
初めまして、TXです!
ニコラスさんたちはスープ作ってますねwww
執筆頑張ってください!
- Re: sister act original ( No.9 )
- 日時: 2017/05/20 22:47
- 名前: angelo (ID: zbxAunUZ)
TXさん、ありがとうございます!頑張ります!
御飯当番だからニコラス(達は)御飯作ってます!(笑)
ニコラスはシスターズの中で1位2位争う料理上手設定で、ニコラスは隠し性格として、実は手伝いなどをやり出すと熱中して自分がやっちゃうタイプです(笑)
ラルフは先輩のニコラスに対して一歩引いていて、それに+してトムは自分のそそっかしさを理解しているので、書いたらニコラス中心になってました(笑)
- Re: sister act original ( No.10 )
- 日時: 2017/06/07 22:36
- 名前: angelo (ID: xPtJmUl6)
一方、未だ盛り上がる食堂では…やっぱり沢山の笑い声が響いていた。
ふざけあい、ちょっかいだしたり悪戯したり、いじりいじられ…と大変盛り上がっていた…が、キッチンから漂ってきたスープの良い香りに、あっという間に静かになった。
「ん〜良い匂い、早く食べたいわ!」
というパトリックの声で、また盛り上がった。
「ニッキーの作る料理はとびきり美味しいもんね!」
ネレーが笑ってそう話せば、全員が頷いて。
(ニッキーはNickyでNicolas、ニコラスの愛称、他にはNick…ニックなど)
「そういやさ、ネレーってニックと仲良いわよねぇ」
アニマが穏やかに微笑みながら笑う。
ネレーは一瞬だけ動揺し、目が僅かに泳いだものの、アルマの方を向いて…すぐに笑顔を向けた。
「うん、ニッキーは学友だし…昔から仲良しだからさ」
レネーがそう答えれば、デロリスがすかさず質問を挟んだ。
「昔って…どれぐらい?」
ネレーは少し、躊躇うような仕草をしつつも答えた。
「…確か、5歳とか…そのぐらい」
今更になって発覚した新事実に、皆が驚いて顔を見合わせたり話したりしていた。
「じゃあ、ネレーとニコラスは幼馴染みなのね!」
パトリックが楽しげに答えると、レネーは笑って頷いた。
「2人はどうやって知り合ったの?」
再度、デロリスが質問した瞬間、ニコラス、トム、ラルフが夕食を運んできたため、一時中断して夕ご飯を食べることになった。
夕食を運び終えると、それぞれが席に座り、向上とアーメンの後に食べ始める。
以前は静かに黙々と食べていたが、デロリスが修道院を変えてしまった今では、それぞれや全員で話しながら食べるようになった。
修道院長も、次第に話に加わるようになり、今では普通に喋りながら食べている。
皆で楽しく会話しながら食べていたら、不意にデロリスが話し出した。
「ねえ、ニッキー」
不意に呼ばれたニコラスは、驚いて飲んでいた水を勢いよく飲み込んでしまい、むせ返ってしまった。
「わあ、ニック大丈夫!?」
正面に座っていたロバートが慌ててハンドタオルを渡し、隣に座っていたトムとレネーが背中をさすってあげていた。
しばらく咳をした後、涙目ながらも何とか収まり、ニコラスはデロリスの方を向いた。
「ふぅ…ごめんなさいね、デロリス」
ニコラスは申し訳無さそうな表情をしていた。
「あー、大丈夫よ…それより、こっちこそごめん…タイミング悪かったわ」
デロリスもまた、申し訳なさそうな表情になって。
「デロリスが私に聞きたいことって何かしら?」
ニコラスが笑うと、デロリスも笑って。
「いやさ、さっき話してて…ニッキーとレネーって幼馴染らしいわね」
デロリスがそう話せば、ニコラスは笑って頷いた。
「どうやって出会ったのかな、って凄く気になっちゃってね」
デロリスがそこまで言うと、ニコラスはレネーの方を向いた。
そんなレネーはデロリスの疑問に驚き、口に含んでいたジャガイモを一気に飲み込んでしまい、詰まりそうになって慌てて水で流し込んでいた。
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