二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- けものフレンズROR
- 日時: 2019/03/31 16:16
- 名前: 日に日 (ID: KDFj2HVO)
本題
パークの歴史家の摩訶手記のリメイク兼けものフレンズRの四時創作として出発をします。
現在プロットの作成中であり、早ければ今夜には投稿できる予定です。
基本的にはライガー×ロジコマ コンビが、開拓者トリオやサーかばなどと共にセントラルエリアを目指すストーリーです。
決着がつかなかったクイーンゴーストも今回はきっちり落とし前を付けます。
基本的な設定はけものフレンズRを参照して欲しいです。
また、多くの自己解釈を含みます。
それがOKという方は見てください!
- Re: けものフレンズROR ( No.19 )
- 日時: 2019/04/07 03:49
- 名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)
直後。
目の前に真っ白な何かが現れる。
二人が咄嗟に伏せて身を隠せたのは、単に感でしか無い。
ライガー
「ああれは!?」
ロジコマ
「真っ白な……セルリアン!?」
そのセルリアンは真っ白な体をしていた。
大きさはあの黒いのに匹敵する大きさで、見た目はtファージのような見た目だ。
二人は隙を見て木陰に隠れる。
ライガー
「なんなんだあれ、ひょっとしてこの間のゲームの敵……」
ロジコマ
「十数年前の携帯ゲームの敵だなんて、仮面ラ◯ダーじゃないですから!多分データベースから旧型の露天掘無人作業機械だと思うです!」
ライガー
「なんでそんなんがここにあるの!?ここに金山なんてないでしょ!?」
ロジコマ
「ツッコミたいのは山々だけどいる以上しょうがないです!なんとかして食い止めないと大変なことに!」
ライガー
「うん。じゃあさ、その旧型の露天掘り機械の弱点ってない?」
ロジコマ
「………旧型だからオーバーヒート対策が不十分。定期的に水かけたりラジエーター交換したりしなきゃいけないです。」
ライガー
「もしあの白いのがそういうんだったら、水飲むの徹底的に妨害すれば」
ロジコマ
「セル体発火を引き起こして自滅………ライガー、凄いアイデアです、さすが本の猫!」
ライガー
「よし、そうと決まれば!」
ロジコマ
「やらない手はないです!」
二人は駆け出し、大声で叫ぶ。
白いセルリアンはこちらに目を向ける。
目が沢山付いていてわかりずらいが。
ロジコマ
「これでも喰らえー!」
いうや否やロジコマ の目が紅く灯、両腕の装甲板が展開する。
普段は絶対使わない、人類の牙。
ロジコマ
「パークの警備用だからって甘く見ないでです!」
13mmチェーンガンが唸る。
普通にフレンズが聴けば取り乱す淫らな音、闇をつん裂く光。
しかし
ロジコマ
「バリアを 斜め に展開した!?」
白いセルリアンはバリアを斜めに展開し、銃弾を跳ね除ける。
直後にお返しとばかりに小型のセルリアンが投げつけられる。
ライガー
「足を止めたな!」
ライガーがおもいっきりその腕を叩き込む。動きは遅いがパワーならピカイチの一撃。どんなライオンより大きな爪が切り裂いた。その筈だった。
ロジコマ ライガー
「ファッ!?」
白いセルリアンはなんと高々と飛び上がる。足を動かしていないにも関わらず。
そして落ちてくる。二人目掛けて。
絶叫がこだます、夜の空に虚しく。
ライガーのリュックの中が光ったのはそれと同時だった。
- Re: けものフレンズROR ( No.20 )
- 日時: 2019/04/07 04:50
- 名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)
それは二人が死を覚悟した瞬間だった。
二人の真後ろから、巨大な火球が飛んだ。
白いセルリアンは空中で制御が効かず、そのまま火球に体を打ち砕かれた。
二つに割れて地面に転がる。四本足のついた下半身は力なく横たわり、ドーナツ状で上に機銃座の様なもののある上半身はずんごろずんごろと転がって消えていった。
ライガー
「た、助かったの?」
ロジコマ
「何が何だか………」
ふと気がつくとライガーのリュックがいつに間にか開いている。
ライガー
「あれ、此れこんな綺麗だっけ?」
ライガーが取り出したのはさっき拾った鏡。しかし煤けておらず、赤赤と光沢を放っている。
ロジコマ
「本当です、さっきまでもっと小汚」
言いかけて、止まる。
鏡からなんとも言えない不気味な音が鳴り響く。
ライガー
「うわわわわわわわ!?」
ロジコマ
「な、なんだこれー!?」
慌ててしまってチャックを締めると聞こえなくなった。
ライガー
「一体全体何がどうなってるの?」
ロジコマ
「ライガー、見て!」
ロジコマ が指をさしたのはさっき倒したはずの白いセルリアン。
ロジコマ
「これ、セルリアンが模倣したものじゃない! 本物 の機械です!」
ライガー
「え、じゃあさっき転がってったのは………」
二人
「 まだ生きているんだ!!!!」
二人は転がっていったそれを追いかける羽目になった。
- Re: けものフレンズROR ( No.21 )
- 日時: 2019/04/07 05:10
- 名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)
………………そして今に至る。
かばんちゃん
「は、はかせ?」
サーバル
「このまんまるがはかせ?」
じょしゅ
「そうです。お前が留守にしている間に色々あったのです。話したいことはいっぱいありますが、」
その時だった。丁度最悪のタイミングでライガーとロジコマ が到着した。
ライガー
「今すぐ逃げて!ヤバイのが突っ込んでくるから!」
ロジコマ
「ドーナツから大砲生えてるのが転がって来ているです!」
かばんちゃん
「この子たちは!?」
じょしゅ
「それも後です!今ははかせを転がすのを手伝ってくれなのです!」
ともえちゃん
「わしみみちゃん、なんかへんな……」
ともえちゃんとかばんちゃんの目が合った。
ともえちゃん
「え、ええとあなたはひとだよね。」
かばんちゃん
「うん、そうだ」
ロジコマ
「いよいよ迫ってきた!」
いうなりロジコマ は駆け出して。
ロジコマ
「ライガーちゃんとともえちゃん以外みんな耳を塞いで!」
いうなり両腕のチェーンガンを撃ち放つ。
対サイボーグ、軽装甲車を想定して作られたそれは一発残らず吸い込まれていく。
白いセルリアンに穴がいくつも開く。
それでも突進を止めるには至らない。
ロジコマ
「駄目か…………」
その時、不思議なことが起こった。
ライガーのリュックが勝手に開く。
紅い鏡が宙を舞い、ともえちゃんの手元にくる。
そして、割れた。
- Re: けものフレンズROR ( No.22 )
- 日時: 2019/04/07 11:29
- 名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)
ともえがそれに手をかざしたその瞬間。
目も眩む閃光が疾る。それこそロジコマ の機関砲の曳光弾が線香花火に見えるぐらいの迫力で。
鏡が割れる、否、人型に形を変える。
そこに鏡の代わりに立っていたのは真っ赤なシルエット。
ぱっと見はせいりゅうに似ているが、細部は違う。
真っ赤な龍。それはここに集まっているフレンズ達を見回し、外に目をやる。
転がってくる白いセルリアン。その両端の主砲とおぼしき器官から向けられる。
紅のせいりゅうもどきは一気に距離を詰める。別に翼があるわけでもないのに、軽やかに空を舞う。
虚空から剣を取り出して構える。
ようやく我に帰ったライガー達が地下室に逃げ込むのを尻目に赤いそれは白いセルリアンを切って切って切りまくる。
キンキンキンキン、とかそんな生易しい音ではない。鉄が焼け焦げになって溶ける音、黒板を割れたガラス瓶で引っ掻く様な音が辺りにこだます。
赤い龍の持つ剣は刃に焔を纏って光る。
白いセルリアンのバリアを紙切れ同然に引き裂いて、その身を削る。
やがて石が露出し、それに一撃。
ぱっかーん、とさっきまでの轟音が嘘の様に軽い音が鳴り渡り、白いセルリアンは塵芥に成り果てる。
地下室から出た一同。皆で重たいパフィン とはかせを持ち上げて出してあげてから入り口に視線を向ける。
立っている。
白いセルリアンをぼこぼこにした。
真っ赤な龍のフレンズ。
それは笑顔を浮かべて話しかける。
「私はドラグレッダー。誰が私を鏡から出してくれたの?」
ともえちゃんが手をあげる。
ドラグレッダー
「ということは、つまりあなたが私の新しいご主人様ということですか!」
この日を境にこれまでのパークの世界が
ガラリと変わっていくのだった。
- Re: けものフレンズROR ( No.23 )
- 日時: 2019/04/07 12:55
- 名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)
遠く離れた場所で。
????
「ありえない!あの赤龍が何故蘇っているんだ!?」
それは鉄柱に鎖で縛り付けられたセーバルⅡにまくし立てる。
セーバルⅡ
「ふふふ。私とセルミミだけじゃ止められないから。あの子達にも手伝ってもらわないと、」
????
「あの子 達 だと………まさか全部解放したとでもいうのか!?」
セーバルⅡ
「流石に全部は無理だったよ。私の力全部つぎ込んで六人かな。」
????
「お前らセルリアンに黙秘権は無いらしいが……くそ!今すぐ残りを……………」
セーバルⅡは癇癪を起こす????を眺めていた。
セルミミズクの提案。ある一冊の本を使ってこの世ざらなる刺客を送り込む。
その刺客はセルリアンでは動かせない。
だから託した。パークのあちこちに、フレンズの目に付きにくく、ヒトの目に付きやすい場所に。
今のセーバルⅡはその刺客の召喚のために全ての力を使ってしまった。
震えば鉄を切り裂く爪も、岩を砕く牙も、何もない。それでも。
セーバルⅡ
「(お願い。あの子を止めてね。鏡の友達)」
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