二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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けものフレンズROR
日時: 2019/03/31 16:16
名前: 日に日 (ID: KDFj2HVO)

本題
パークの歴史家の摩訶手記のリメイク兼けものフレンズRの四時創作として出発をします。
現在プロットの作成中であり、早ければ今夜には投稿できる予定です。

基本的にはライガー×ロジコマ コンビが、開拓者トリオやサーかばなどと共にセントラルエリアを目指すストーリーです。

決着がつかなかったクイーンゴーストも今回はきっちり落とし前を付けます。

基本的な設定はけものフレンズRを参照して欲しいです。
また、多くの自己解釈を含みます。

それがOKという方は見てください!






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Re: けものフレンズROR ( No.9 )
日時: 2019/04/04 02:25
名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)

キーウィ
「………………」

汽車はどこまでも続いていそうなトンネルを走っている。

客車のカーテンが閉まっていて、キーウィには中のサーバルとかばんちゃんのことを知ることはできない。
キーウィ
「少しショックがでかかったかな、あれ。」

…………………

あの日。
海辺を散歩していたキーウィは、ふと気がついた。
いつもならここで歌の練習するガラパコスペンギンがいない。それを聞きに来るシャチもゴマアザラシもいない。
ボスも、セルリアンも、何にも。
その時、港に見慣れないものを見つける。

大きな船だ。軍艦だ。 映画で知ってはいたが、いざ本物を見るとすくんでしまう。
誰かいてくれるのか、そう願って軍艦に乗り込むキーウィ。

実際にはフレンズ達には避難指示が実施れ、ヒトは全て退去していた。
キーウィはたった一人、ボスの居ない、スピーカーの壊れた唯一の場所に偶々居たのだ。

入ったはいいが、あてもなく上に上にと進んでいって、ブリッジに入ってしまう。
出ようとした矢先に足音。
キーウィは反射的に掃除用具入れに隠れてしまった。

薄暗い中、ふっくらした体をモップの隙間に押し込み、聞き耳を立てる。



士官A
「まさかこんな記念艦まで引っ張るなんて思っても見なかったな、お前さん。」
士官B
「確かそうですな。そろそろ時間になりますが、はっきり言って不安しか………」
士官A
「ああ、信じられんよな。ここがちょっと前までは世界屈指の観光地だったのに。」
士官B
「今や世界屈指の火薬在庫処分場ですものね。」

二人の会話はかなり続いた。

士官A
「おっと、時間だ。この作戦は絶対に失敗出来ない。もし失敗すれば人類は滅びるだろうな。」
士官B
「滅ぶも何もセルリアン供の注意を惹きつけて、アレの発射までの時間稼ぎをするだけですけどね。」

キーウィ
「(いったい何がどうなってるんだろう?)」

一人が出て行き、代わりに数人入ってくる。
それからはよく覚えてはいない。
ただ、叫びが伝わってきた。

「r system搭載フレンズ小隊全滅!」
「ウチコマ隊壊滅的損害、援護を!」
「空母打撃群搭載機の60%損失!!」
「前線より、大結界の構築完了まであと22分!!!」
「イージス艦ほたか、みらい、爆沈!!!!」
「全軍の40%が継戦不能状態にあります!!!!」
「移民船団の打ち上げ、24%完了!!!」
「セルリアン此方に来た!対空迎撃急げ!!!!!」
「くそったれー!!!!!!」
声の嵐の中、風を引き裂く音。
直後、爆発音が鳴り渡り、その後何も聴こえなくなった。キーウィの意識もここまでだった。



キーウィは気がつき、何の気配も無いのを感じる。
用具入れの扉を開けると、あたりは荒れ果てて、反対側の壁には大穴が開いて、そこから朝焼けが差し込んでいた。

…………………

キーウィ
「やだな。話すとやっぱり出てきてしまう。」

キーウィのレバーを握る手に力がこもった。

Re: けものフレンズROR ( No.10 )
日時: 2019/04/04 01:37
名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)

キーウィはあの時の続きを思い出す。
あの後、自分は帰ろうとして、また船の中で迷子になった。
そして監視カメラの制御室に入り込んだのだ。
飼育員のお手伝いをよくしていたキーウィにカメラの映像を映すのは朝飯前だった。
ただ、今回は手こずって諦めていた方が良かったかもしれない。

映像は衝撃的なものだった。
真っ白なセルリアンが、人を襲う。
場所は恐らく艦の後ろの甲板だろう。
真っ白なセルリアンは人を取り込もうとせずに、ひたすらに攻撃する。手のような部分に、側にあった消化器を構えて。
写っていた人が形を崩していくのにそう長くはなかった。
キーウィはフレンズになって初めて吐き気を覚え、ふらふらと部屋から出て……………
真っ白なセルリアンと目が合った。
キーウィは死を覚悟した。
しかし真っ白なセルリアンはくるりと背を向けて何処かに行ってしまった。

またしても気を失いかけるキーウィ。
何とか体を動かして、側面に空いた穴から海に飛び込み、必死に泳いで岸に辿り着く

顔を上げるとそこにはさっきのセルリアンがいた。 その周りにはボロ雑巾のようになったラッキービーストが人骨と共に積み上げられていた。
キーウィはもう何も思わなかった。
キーウィの目の前でそのセルリアンは木の幹に自らのへしをぶつけ出す。
そして、散りじりになってしまった。


あの後自分は探していた皆んなに助け出されたらしい。

トンネルは登り坂に変わっている。


………………………………

ライガー達は何とか一階までたどり着いた。もうこんな想いは散々。そんな時、ライガーのリュックの中で声が聞こえる。

ラッキービースト3式
「スゴイモノアリマスデスヤバイヤバイ」
ライガー
「ピンクボス壊れた!?」
イエイヌ
「き、きっとあんな事に巻き込まれて怖がってるだけですよね。」
ともえちゃん
「す、直ぐに安全な場所に行こうよ!そうしたらきっと………」
ロードランナー
「ひょっとしてこれのことか?」
ロードランナーが差し出したのは白くて丸い金属製の何かだった。
ともえちゃん
「どこで見つけたの?」
ロードランナー
「いや、ちょっと飛べば届くところに。」
ロジコマ
「な、なんでこんなところに転がってるんです!?」
一同
「!?!?!?」
ロジコマ のテンションが急に上がるが、やっぱり心配なので車に戻ることにした。

車内
ロジコマ
「これは昔の記憶装置です!ひょっとしたら、すごいなんかが入っているかもです!」
ロードランナー
「で、見れるのか?」
ロジコマ
「はい、電池切れですから充電すれば良いです。」
ともえちゃん
「その充電はどうすればいいの?」
ロジコマ
「あーそれは」
ちょんちょん
ライガー
「ピンクボスの燃料電池繋げば良くない?」
イエイヌ
「ライガーさん、そんな事するからこの間、ボスを帰」
ライガー
「何?もう繋いじゃったよ。」
開拓者トリオ
「………………………」
ロジコマ
「じゃあ何が入ってるか調べるね。」
ロジコマ は手のリストバンドからケーブルを出して記憶装置と繋ぐ。
ロジコマ
「じゃあ読み上げるよ。」
一同
「「「「いつでも」」」」

……………ロジコマ (読み上げモード)
えーまずニュース速報です。昨晩ジャパリパークに侵入した密漁団についてですが犯行の動機はフレンズのフォアグラ食べ」

ライガー
「ロジコマ !ストップストップ!これはここで聴いて良いものじゃないよ!」
ロジコマ
「ごごめん」
ロードランナー
「イエイヌ、フォアグラってなんなんだ?」
イエイヌ
「ロードランナーさんは多分知らなくて良いです。」

ともえちゃん
「(うわあ、なんなのその人達。)」

結局この記憶装置は図書館の庭に後で埋める事で満場一致になった。

Re: けものフレンズROR ( No.11 )
日時: 2019/04/04 17:26
名前: 日に日 (ID: fhP2fUVm)

場所 アクシマ近海

????
「良くここが分かったな、セーバルⅡ。この出し惜しみが。何故一緒に来ない?協力すればこのパークの王様にしてやるってのに。」

セーバルⅡ
「そんなおうさまはこっちから願い下げ!
どうせ都合のいい傀儡に仕立て上げるつもりでしょう!ね、セルミミ!」

セルミミズク
「ええ、この間人助けしたばっかになるので。」

????
「沈みかけの船を引き揚げて岸に運んだだけの偽善が、あれはそういう運命なの」

ガシュ!!!

????
「ぐ、は、話の途中で斬りかかるとは、やはり……………」

セーバルⅡ
「待て、逃げるな!!!」
セルミミズク
「逃したか。くそ、何するきなのです、アイツ!」

Re: けものフレンズROR ( No.12 )
日時: 2019/04/04 22:31
名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)

……………………

ライガー達と別れて家に帰ったともえちゃん一行。

夕食の準備をしようとした時。
ごんごん、とドアを叩く音がする。

イエイヌ
「はーい誰ですか?ってメンフクロウさん!?どうしたんですか、そんなに息を切らして!?」
ロードランナー
「こ、これかなり不味くないか!?」
ともえちゃん
「一体何があったの!?」
メンフクロウ
「ぱ、パフィン がフォアグラに………と、図書館にいる……か…ら………」
ともえちゃん
「パフィン ちゃんに何かあったの!?」
ロードランナー
「フォアグラって確かあの金属製のアレににはいってたやばいなんかだよな!?」

メンフクロウを抱えて、ジャパリバスに
乗り込む。
ともえちゃん
「ラッキーちゃん、出来るだけ速度を出して!」
ラッキービースト
「マカセテ」
バスが道を突っ走る。あまり掛からないうちに図書館に着いた。
ともえちゃん
「このはちゃん、パフィン ちゃんは大丈夫なの!?」
はかせ
「ともえ、このは呼びは辞めて欲しいのです………パフィン ならあそこです。」

三人が目をやった先には、直径2m程の丸い何かがころがっていた。

ともえちゃん
「こ、これがパフィン ちゃん!?」
ロードランナー
「ふ、フォアグラってこういう事!?」
イエイヌ
「想像してたより酷いことになってる…」

メンフクロウ
「パフィン の体には本来入ってはいけない量のサンドスターが詰まってる。あんまり刺激しない方が良いよ。」
ともえちゃん
「メンフクロウちゃん、無理しちゃダメだよ!」
メンフクロウ
「ああ、もうちょっと寝かせてくれると嬉しい。な、」
はかせ
「お前達が言ってる間に、イッカクとシロナガスクジラがここまで転がして来たのです。本人は口聴ける状態じゃないのでどうしたら良いものか、とりあえずフレンズを集められるだけ集めて作戦会議なのです。」

Re: けものフレンズROR ( No.13 )
日時: 2019/04/05 10:06
名前: 日に日 (ID: utrgh/zS)


皆であーでもないこーでもないと話し合っている時。
ヒートアップした頭を冷やすため、はかせは木の枝に腰を下ろす。


はかせ
「くそっ、こんな時にかばんがいてくれれば......」
じょしゅ
「はかせ、こんな時に想定をしていても仕方がないのです。今は出来ることをやるだけです。それにしてもなぜパフィンがあんなことに」

????
「知りたいかね」

はかせ 
「!? お前、いつから!?」

????
「あの子には実験台になってもらったよ。輝きの」

はかせ
「ふざけないでほしいのです!あのままだとパフィンはそのうち......」

言いかけて、ちらりとじょしゅを見る。固まっている。

はかせ
「じょしゅ?」

返事が ない。 息の音も しない。

慌てて地上へ目を下す。


    み ん な 止 ま っ て い た

はかせ
「い、いったい何をしたのです!?」

????
「ふふ、知らなくていい事だ、すぐに君も輝きの増幅機になるのだからな。」

そう言ってそれは懐から何かを取り出す。
ジャパリまん
普通のそれよりつやつやしていて、甘ったるい香りが漂う。それ。

????は嫌がるはかせの口元に謎のジャパリまんを押し付ける。

????
「さてと。後の用はないな。」

.....................

どしゃん


一同
「「「「「「「.......え」」」」」」」」


はかせ
「た.......たすけ.......」











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