二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- けものフレンズROR
- 日時: 2019/03/31 16:16
- 名前: 日に日 (ID: KDFj2HVO)
本題
パークの歴史家の摩訶手記のリメイク兼けものフレンズRの四時創作として出発をします。
現在プロットの作成中であり、早ければ今夜には投稿できる予定です。
基本的にはライガー×ロジコマ コンビが、開拓者トリオやサーかばなどと共にセントラルエリアを目指すストーリーです。
決着がつかなかったクイーンゴーストも今回はきっちり落とし前を付けます。
基本的な設定はけものフレンズRを参照して欲しいです。
また、多くの自己解釈を含みます。
それがOKという方は見てください!
- Re: けものフレンズROR ( No.4 )
- 日時: 2019/04/01 02:33
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
キーウィ
「これに乗って。」
キーウィが指差した先には小さな機関車が。
後ろには客車が一両、くっ付いていた。
サーバルとかばんちゃんが乗り込むと、ガシャガシャと音を立てて汽車が動き出した。密林を抜けて、海岸沿いの道に出る。
サーバル
「かばんちゃん、何、あれ?」
サーバルに言われて外を見るかばんちゃん。その先には(あの)火山より大きな火山が聳えていた。
かばんちゃん
「あれはなんなんですか?」
キーウィ
「あれはセントラルの人口火山。あまり近ずかない方がいい。あれはやばい。戻ってもこれは話しちゃダメ。」
その内に機関車はまた森の中に入ってしまった。
セントラル。その単語に惹かれるかばんちゃんとサーバルだった。
がたがたごっとん。機関車は音を立てて、森の中を駆け抜けて行った。
………………
きゅうしゅうえりあ
ちょっとはずれ
????
「そこの君、これを要らないかね、」
パフィン
「へ?」
そのトラっぽい謎のけものは何かを置いて立ち去って行った。
パフィン
「あ、ちょっと!?」
パフィンが二度見した時にはもう何処にもいなかった。
パフィンは改めて押し付けられたそれを眺める。
ジャパリまん。やたら光沢があって、甘い香りがする。
普通のフレンズなら怪しがって捨ててしまっていただろう。だが。
パフィン
「取り敢えず、いただきまーす!」
この後の悲劇を誰が予想できただろうか、
…………………………
後に、イッカクはこう語る。
あれが巨大な球状のセルリアンでなく、パフィンだとわかる奴は居なかった、と。
………………………
グレーの半装履車が静かに停車する。
運転席からピンクのラッキービーストを取り出すライガー。
荷台から他のみんなも降り、揃って前を見る。
研究所。もうサビと蔦で覆われ、それでも当時の面影を保っている。
ここにパークの謎が全てある。はず。
五人は扉を開けて、中に入っていった。
- Re: けものフレンズROR ( No.5 )
- 日時: 2019/04/02 02:11
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
ロジコマ
「簡単に解説すると、この建物ははかせたちがこの間見つけたばっかでまだ誰も入った事がなくて、じゃあボク達が行こうってライガーちゃんが言い出して、それからカフェで腹ごしらえしてたらともえちゃん達も一緒になって、でいまこうして探検中!
ともえちゃん
「ロジコマ ちゃん誰に向かって喋ってるの?」
ロジコマ
「それはないしよ。」
ロードランナー
「それより本当にはかせ達ジャパリまんくれるんだろうな。騙したらタダじゃおかないぞ。
ライガー
「そんな事ないはずだよ。多分。」
ロードランナー
「多分って何だよ!な、イエイヌ………」
イエイヌ
「あれ………何なんですか…………」
ともえちゃん
「んー…………ってえええええ!!?!」
皆の視線の先には、巨大な影。
恐る恐るライガーは手に持つラッキーのライトを当てる。
浮かび上がったのは、グレーの人型のシルエット。関取の様な体型で、頭から二本のツノがある。そして、セルリアンではない。フレンズでもない。何か異様な気配。
目のバイザーが赤く光った瞬間、それの背が青く光り、予想以上のスピードで突っ込んできた。
「「「「「うわわわわ!!!」」」」」
慌てて逃げ出すがパニックになって奥に奥に進んでいってしまった。
階段を駆け下り、ハシゴを降り、遂に最下層まで来てしまう。
- Re: けものフレンズROR ( No.6 )
- 日時: 2019/04/02 07:53
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
逃げて逃げて、何とか巻いた一同。
ライガー
「し、死んじゃうかと思った………ってあれ?みんなは!?」
ライガーは夢中で逃げる内にともえちゃん達と逸れてしまった。
独りぼっちで彷徨うライガー。
その内に突き当たりにぶつかる。
木の根で覆われた扉、少し手で押すと拍子抜けするぐらい簡単に開いた。
中を見渡す。かなり広い空間で、何か資材置き場といった雰囲気を醸し出している。
そしてその壁の一つには木板が打ち付けられていた。
……………………
ロードランナー
「ふー、危なかったぜ」
イエイヌ
「一時はどうなっちゃうかと思っちゃった」
ロジコマ
「あれセルリアンじゃないですよ。きっと何か別の物ですよ。うん。」
ともえちゃん
「あれ?ライガーちゃんどこ?」
イエイヌ ロジコマ ロードランナー
「「「あっ」」」
…………………
????
「これでいい………これで………」
その頃
怪しい影はイッカクとシロナガスクジラに転がされて運ばれるパフィンを満足気に眺めていた。
その影は眺めながらポケットに手を入れる
取り出したのは真っ赤な一握り程の金属製のパーツ。
それをうっとりと見つめ、そして何処かへ去ってしまった………………
- Re: けものフレンズROR ( No.7 )
- 日時: 2019/04/02 11:55
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
キーウィ
「…………もう寝たか。」
汽車は相変わらず森を走っている。
変わらない風景に飽きて、うとうとしている二人を尻目にカカポは操縦系を握りしめる。
キーウィ
「……………………」
やがて森を抜け、汽車は浜辺の駅に止まる
キーウィ
「着いたぞ。起きたら?」
キーウィに言われて目を覚ます。
かばんちゃん
「いったいここは何なんですか?」
キーウィ
「海底トンネルの入り口。となりのホームの線路が繋がってる。ただ………」
サーバル
「どうしたの?」
キーウィ
「トンネルが無事かわからん、途中で崩れてたらそこで終わり。」
さーかば
「「ええーーー!」」
キーウィ
「それとかばん、これ返す。」
キーウィはかばんちゃんに時計の様な物を渡す。それは紛れもなくラッキーさんだった。
キーウィ
「バッテリー上がっちゃってるから、どっかで予備パーツ持って来なきゃね。あいにくこの島にボスはいないんで。」
かばんちゃん
「このちほーにラッキーさんはいないんですか!?」
サーバル
「どうやって今まで暮らしてたの!?」
キーウィ
「ある日真っ白なセルリアンが出てきてここ一帯のボスを全部壊したんだ。それからは、語れば長い。」
サーバル
「そ、その真っ白なセルリアンはどうなったの!?」
キーウィ
「自分からへしを大木にぶつけてしんじゃったよ、あれが何したかったのか、誰にもわかったもんじゃないよ。」
かばんちゃんは腕にラッキーさんを装着する。その後は二人でお弁当。カカポが作ってくれたお弁当は不思議な味がして、美味しかった。
そんな二人を余所にキーウィは忙しなく転車台や切り替えを動かしていた。
食べ終わった二人も手伝って、汽車は無事に隣のホームに動かせた。
……………………
キーウィ
「せっかくここまできたからさ、土産にこないか?」
キーウィに手を引かれるかばんちゃん。
歩いて行った先には。
グレーの船。沢山の大砲が付いた、昔の大きな艦。
キーウィ
「かばんちゃん、君はヒトなんだよね。」
かばんちゃん
「うん……」
キーウィ
「じゃあ見ようか、サーバルも、人類最後の日の生き証人をね。」
- Re: けものフレンズROR ( No.8 )
- 日時: 2019/04/03 00:49
- 名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)
キーウィ
「あの船は通信基地がわりにされていたんだ。大火山を見ただろ、あれからセルリアンが湧き出たんだ。それも普通じゃない。
何かこの世に対する呪いごとみたいな奴らだった。あ、これ内緒ね。私とカカポしか知らないから。」
かばんちゃん サーバル
「…………………」
キーウィ
「話を戻すけど、あのセルリアン達はおかしかった。フレンズにも輝きにも目もくれずひたすら『ヒト』を狙ったんだ。それも取り込むんじゃなくて、えっぐい方法でm」
かばんちゃん サーバル
「…………………………………」
キーウィ
「ーーあ、辛気臭くなったな。ごめん。」
駅に戻り、汽車に乗り込む。
再び汽車が轟音と共に走り出す。
サーバル
「かばんちゃん…………」
かばんちゃん
「ううん、大丈夫。」
それ以上言葉は繋がらなかった。
汽車はどこまでも続いていそうな長いトンネルを走っていく。
………………………
ライガー
「結局出られないか。残念だけど助けを待つしかないかな。」
本当は今すぐにも叫びたいけれど、それをするとあの謎の何かに見つかってしまう。
部屋の打ち付けは思ったより頑丈で壊せそうにはなかった。天井には金網のダクトがあったが、出ようとしたら肩や胸がつっかえてとても無理。
がっくり肩を落とすライガーだった。
…………ガチャリ。ドアが開く。
ともえちゃん
「あっ」
ロジコマ
「あっ」
イエイヌ
「あっ」
ごまちゃん
「あっ」
ライガー
「うううううえええええん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
再開を果たし、さっさと脱出を決めた一同。アレに出くわさないよう慎重に出口を目指す。 みんなで協力して、階段やハシゴの位置を思い出す。
アレはいったいなんなんだろうか。
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