二次創作小説(新・総合)
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- 戦闘中 ねこ娘と虎の穴【完結!】
- 日時: 2019/11/10 13:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)
虎の穴で行われる戦闘中!
対戦相手は猛獣や凶悪なレスラー達。
数々の罠を攻略し、復讐に燃えるマロンを打倒することができるのか。
ねこ娘が立ち上がった!
※
今回は台本形式です。
戦闘シーンはがっつり書きます。
ちょっと重い話になるかも……?
多少のキャラ崩壊にはご注意を!
ねこ娘が主役です。
参加者一覧
ねこ娘
愛野美奈子
相田マナ
四葉ありす
南ことり
園田海未
渡辺曜
次元大介
石川五ェ門
ジェネラルシャドウ
ハーロック
クロノスエボル
ゆうき
エイジア
桜木霊歌
生ブスカジ
新田
こなくん
応募用紙>>4
- Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴【感想待っています!】 ( No.31 )
- 日時: 2019/11/02 22:16
- 名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)
マナ「ありす、どうしたの? 顔色があまりよくないみたいだけど」
ありす「マナちゃん、ごめんなさい。あの黒木さんの動きを見て、私は分かってしまったのです。彼の強さは私とは次元が違うと」
マナ「あたしは武道とかよくわからないけど、確かに強かったよね」
ありす「彼の強靭な肉体は人との関りを断ち、全てを修行に捧げた末に手に入れたものですわ。私も空手を嗜んでいますから、強さのレベルはわかります。私ではとても歯が立ちません」
ゆうき「ありすでもそうなのか。じゃあ俺なんかだとフッ飛ばされていたかも」
ありす「黒木さんが矛を収めたのは幸運だったという他ありません。そしてその運を導いたのは、霊歌さんのおかげです。彼女が最後まで諦めず全力を尽くしたからこそ、私達は次の階へ上がることができます。霊歌さんに感謝ですわ」
ゆうき「そうだな」
エイジア「霊歌さんにはゆっくり休んでもらおう。俺達が勝ちまくって、安心させるくらいにな」
シャドウ「残念だが、今日は帰った方が良かろう」
一同「!?」
曜「いつの間に?」
海未「あなたがいなくなったことで、どれだけ迷惑がかかったか分かっているのですかっ!」
シャドウ「お前達の愚痴なら後でたっぷりと聞いてやるとしよう。だが、今はこの場を去ることが先決。トランプ・フェイド!」
シャドウはマントで全員を包み込み、瞬間移動を行った。
場所は山奥にある小屋だった。
シャドウ「今日はここで休み、明日の戦いに備えろ」
ゆうき「折角の好機だったのに、なんで余計な事をしたんだよ。Xが逃げたらどうするんだよ」
シャドウ「それは無い。奴は虎の穴を離れん。本部が奴にとっての家も同然だからな。敵勢力の増員もない。残りのメンバーでお前達と戦うことも確信している」
ありす「どうしてそう言い切れるのですか」
シャドウ「俺はお前達が呑気に戦っている間に、本部を全て調べ上げたのでな。敵の兵力や装備、罠の数々に至るまで。そのうえで、邪魔な罠を全て停止しておいた。故に、明日の侵攻は幾分か楽になる。今日で敵側の戦力を減らした事も影響しているがな」
エイジア「さすがは師匠!」
シャドウ「お前の師になった覚えはない」
エイジア「ОrZ」
ハーロック「マナ。君はぶたのしっぽ亭の娘だったな。皆の分の食事を用意してもらいたい。君も疲れているだろうが、これも重要な任務の一つだ。
それから、ことり。君は食後のデザートの担当だ。君の作る菓子は絶品だと聞いている。存分に腕を振るうといい」
ことり「わぁい♪」
ハーロック「シャドウ、お前はどうする?」
シャドウ「寝ずの番を務めるとするか。その代わり、ワインのボトルを置くのを忘れるな」
ハーロック「一杯やれよ」
シャドウ「無論だ」
ハーロック「曜」
曜「何でございましょうか、船長!」
ハーロック「君には最重要任務を与える。美奈子を決して厨房に入れるな」
曜「ヨーソロー!」
- Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴【感想待っています!】 ( No.32 )
- 日時: 2019/11/03 09:36
- 名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)
マナのオムライスを食べ、疲れもあって熟睡したメンバー達は、翌日、虎の穴に再アタックをかけた。先日の通り狙撃部隊や猛獣達はおらず、本部の1階2階3階も誰もいなかったので、楽々と4階まで進む事ができた。朝食を摂っているので体力もあり、昨日敗れた仲間も命に別状はないと連絡が来たので安心し、精神共に安定していた。だが、そんな討伐隊は4階の相手に仰天した。
広大な部屋の中心に立っているのは1人の少女だった。
茶色のショートカットに小柄な体躯。そして広い額。
彼女の顔は討伐隊の大半が知っているものだった。
ことり「どうして」
海未「あなたが……」
曜「超大物だ曜」
ゆうき「コレは予想外だった」
こなくん「普通に倒せそうな気もするけど、そうじゃないパターンだよね(汗)」
ありす「強者ですわね」
マナ「アイドルに会えるなんてキュンキュンするよ!」
美奈子「きゃ~! サインくださいっ!」
各々が違った反応を見せる相手。4階の番人。それは――
ツバサ「久しぶりね。園田海未と南ことり」
アライズのリーダーである綺羅ツバサだった。
彼女は美奈子が渡した色紙にサインをして握手をした後、穏やかな笑みで。
ツバサ「正々堂々戦いましょう。相手は、そうね……全員でもOKよ」
シャドウ「ダンス対決ならばともかくとして決闘で11VS1とは俺も相当に低く見れたものだな」
ツバサ「あなたを低く見ているわけじゃないわよ。全員なら全員で、1人なら1人で、好きなように挑んできて。例え誰が相手でも、私は負けない」
話し合いの結果、曜、エイジア、シャドウ、美奈子、こなくんの5名がツバサとの対戦を希望。彼女は完璧な笑顔を見せ、手を差し出す。
ツバサ「やるからには真っ向勝負でいきましょう。対戦とは言っても、敬意は忘れたくないものね」
シャドウ「お前には騎士道に近いものを感じるな」
ツバサ「ありがとう」
握手が終わるとツバサは真剣な顔つきになり。
ツバサ「さあ、どこからでもどうぞ」
- Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.33 )
- 日時: 2019/11/03 20:16
- 名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)
愛野美奈子はセーラー戦士として最も長きに渡り活動してきた戦士である。故に経験がプリキュア達とは比べ物にならないほど豊富で、多くの修羅場を潜ってきた。変身完了したヴィーナスは実力を測る意味も込め、光線技を放つ。
「クレッセントビーム」
人差し指と中指を揃えることで発射される光線を、ツバサは涼しい顔で受け。
「貴方のクレッセントビームは攻撃の出は早いけど、威力は弱い」
「やるわね。だったら、ヴィーナス・ラブミー・チェーン!」
黄金の鎖で拘束を狙うが、ツバサは跳躍して回避。そのまま彼女の甲板にドロップキックを命中させ、フラつかせる。隙を突いて背後に回るとその細腕からは想像もできない力でヴィーナスの身体を宙高く放り投げ、自身も追い。空中でバックドロップの体勢に入る。その動きはゆうきとことりには見覚えのあるものだった。
「あの技の入り方は不動の兄貴の!」
「正解よ。不動俱梨伽羅落とし!」
脳天を地に叩きつけられたヴィーナスは気を失い、変身を解除。
愛野美奈子 脱落。
「美奈子をよくも!」
背後から強襲したエイジアの拳を屈んで回避し、その腕を掴んで軽々と振り回し、放り投げる。彼はどうにか着地できたが、仲間があっさりと倒された衝撃は大きい。
「どうしてアンタがスター流の技を使用できるんだ」
ゆうきが訊ねるとツバサは笑顔のままで答えた。
「私がスターさんに技を教えて貰ったからよ。完全とまではいかないけれど、スター流の技の大半は使いこなせるようになったわ」
「どうしてスターが……」
「あの人の言葉を借りるなら『才能がある』みたいね。私はあまり自覚はないのだけれど」
バサッ
気を取られた隙を突き、シャドウが白マントをツバサに覆いかぶせた。視界を遮られもがく彼女だが、シャドウは追撃をしてこない。苦戦しつつもマントを取ると、ツバサの周囲には巨大なトランプの壁が生成されていた。そして、その背後には八体のシャドウが。
「あなたは正々堂々を方針としているんじゃなかったのかしら」
「個人としてはな。だが、今回は己の主義よりも大局を優先する。美学を重んじ敗北してしまえば、これまでの苦労が水の泡になるのでな」
「成程ね。それで、私は分身の中から本体を当てればいいのでしょう」
「左様」
「本体は、そこよ」
右斜めのトランプに蹴りを見舞うと、大きく跳躍。トランプの絵柄から火炎放射が吐き出されるが、直撃を免れた。宙に留まるツバサ。恐るべき足のバネだ。
倒れたトランプは爆発を起こすが、敵に損傷を与えることはできなかった。
シャドウは拳を握ると、思案した。まさかこの小娘、俺の動きを予測していた?
地に降り立ったツバサはウィンクし。
「あなた達の情報は全て頭に入っているわ。戦い方もね。そして動きを見れば、次にどんな技を繰り出すのか予測できるのよ」
「攻撃予測など笑止千万。ならば、これは予測できるかね?」
シャドウはシャドウ短剣を取り出し、彼女に突きを見舞うが身体をスウェイバックで回避される。だが直後に彼女の顔面に軽く打撃を与えてダウンさせると、続けざまにトランプを投げて衣服を拘束し身体の自由を奪った。そして、シャドウ剣を突きつける。
「短剣は囮だったのね」
「そうだ。さて、生殺与奪の権利は俺にある。お前の負けだ」
「勝ったと決めつけるのはまだ早いわよ。確かあなたは奇術師だったわね」
「それがどうした」
ツバサは拘束されていない手を動かしシャドウの脚をキャッチし。
「瞬逆自在の術!」
一瞬にして互いの体勢を入れ替えてしまった。ツバサが剣を握り、シャドウが拘束されてしまっている。普段は冷静沈着なシャドウもこの現象には驚きを隠せない。
「貴様、悪魔超人のザ・ニンジャの技まで使用できるとは」
「ウフフ。驚いた? でも私はこんな決着は望まないわ」
剣を捨て、シャドウの身体からカードを抜き取ると立ち上がった彼を確認し、距離を詰めてからのサマーソルトキック!
空中で一回転し相手の顔面を蹴り上げる技は非常に難易度が高いが、ツバサは容易くやってのける。カプセルを割られたシャドウは昏倒する。
ジェネラルシャドウ 脱落
「まさか、師匠が負けるなんて……」
「強さは絶対のものじゃないわ。相手の相性によって強くも弱くもなるの」
「その通り。そしてアンタは俺に負ける!」
「……え?」
ツバサが声に振り返ると、彼女の背後には豪華な装飾の付いた謎の扉が。
ギギギギと不気味な音を立てて開いた扉の中から何者かの巨大な手が伸び、ツバサの華奢な胴をガッチリと掴まえる。彼女は踏ん張りを利かせるが、腕は扉の中の空間へ引きずり込もうとする。抵抗するツバサにこなくんは言った。
「俺を忘れちゃ困るね」
「シャドウは囮だったってことね。あなた達の作戦勝ちね」
「まあな」
「この空間はどこに繋がっているの? 流石の私もいきなり異世界に飛ばされるのはびっくりするから教えてくれない?」
「扉は異世界には繋がっていないよ。扉が閉められたら、アンタはUTX学院に転送される」
「そっか。なら安心ね。でも、意外だわ。あなたがここまで強かったなんて」
「俺だけじゃ勝てなかったさ。コレはみんなで掴んだ勝利だから……」
「成長したのね。翔子と戦った時よりずっと。それじゃあ、みんなありがと」
ウィンクし、手をグーパーさせつつ、ツバサは扉の中へと消えていった。
こなくんはへなへなと腰を下ろし。
「やった。ツバサに勝ったあああああ! でも怖かったぁ。正直、負けると思ったぜ」
2人の犠牲の上に作戦は成功し、見事こなくんにとっては久々の勝利、そしてチーム全体としては初の勝利を飾ることができた。
討伐隊 残り人数 9人
討伐隊チーム5人VS綺羅ツバサ 勝者 討伐隊チーム
綺羅ツバサ 敗北
相田マナ 四葉ありす 南ことり 園田海未
渡辺曜 ハーロック ゆうき エイジア こなくん
- Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.34 )
- 日時: 2019/11/03 20:33
- 名前: konakun. ◆JmugMwQdvQ (ID: e4Mlzqwp)
konakunっすー。
やㅤっㅤたㅤぜㅤ!ㅤ☆
いやぁ、5対1という形式の時点で既に嫌な予感がしたんすが(同じ形式で戦うことになった翔子戦で何もせず棄権、チームメイト4人全滅ってのを経験したんで)その不安を見事に裏切ってのワイ活躍による勝利と来ましたかー!
やぁ、扉便利っすわ本当← てなわけで美奈子とジェネラルシャドウの思いも背負いつつ最上階での勝利、目指しましょうかねー。
んじゃ、次回もよろしくデスー!
- Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.35 )
- 日時: 2019/11/03 20:45
- 名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)
こなくんさんへ
感想ありがとうございます!
今回はこなくんさんの勝利と活躍を書きました。扉が便利そうだったので使わせてもらいました!
最上階目指して頑張ってほしいのです!