二次創作小説(新・総合)

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戦闘中 ねこ娘と虎の穴【完結!】
日時: 2019/11/10 13:50
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

虎の穴で行われる戦闘中!
対戦相手は猛獣や凶悪なレスラー達。
数々の罠を攻略し、復讐に燃えるマロンを打倒することができるのか。
ねこ娘が立ち上がった!


今回は台本形式です。
戦闘シーンはがっつり書きます。
ちょっと重い話になるかも……?
多少のキャラ崩壊にはご注意を!
ねこ娘が主役です。

参加者一覧

ねこ娘
愛野美奈子
相田マナ
四葉ありす
南ことり
園田海未
渡辺曜
次元大介
石川五ェ門
ジェネラルシャドウ
ハーロック
クロノスエボル
ゆうき
エイジア
桜木霊歌
生ブスカジ
新田
こなくん


応募用紙>>4

Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.21 )
日時: 2019/10/31 09:41
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

虎の頭と胴に鷲の翼に蛇の尾をもつ不気味な巨大像をシンボルに掲げる虎の穴本部にマロン討伐隊は遂に足を踏み入れようとしていた。生ブズカジという犠牲を代償に彼らは進む。と、今度は虎やチーター、ライオンなど凶暴な肉食獣が現れた。

こなくん「マジかよ」
ゆうき「確か最終決戦の時、まこぴーが地下にライオンを見たっていっていたけど、本当だったとはな」
ことり「ゆうきくん、怖いよぉ」(抱き着く)
ゆうき「大丈夫だことりちゃん。君は俺が守る!」(震え声)

ライオン「ガオーッ」

獰猛な吠え声をあげ、ゆうき達に飛び掛かってくるライオン。
他のメンバーは各々の猛獣を相手にするので精いっぱいだ。
大きく開かれた獅子の口は鋭い牙が生え揃い、噛まれたら肉どころか骨まで砕けてしまうだろう。けれど、不思議な事にライオンは目と鼻の先で空中に制止していた。このような芸当ができるのは1人しかいない。

クロノス「私は時間を止めたりできますから」

ゆうき「クロノスさん」

クロノス「皆の内に離れてください。ここは私が引き受けます!」

ゆうき「ありがとう!」

ことり達が離れた瞬間、ライオンが再び動き出し、クロノスエボルの腕に噛みついた。

バキッ

乾いた音が響き渡り、クロノスの腕が朱に染まっていく。右腕をやられたのだ。

クロノス「これぐらい私にとっては掠り傷ですよ。お望みなら、もう一本の腕もあげましょうか?」

閉じられた口に拳をめり込ませ、噛みつきから脱出。そして自らの時間を巻き戻し、傷を治癒する。けれど、その額には大量の汗が浮かんでいた。


クロノス「フーッ、ただでさえ酸素の少ない山頂で能力を使用しますと、体力を消耗しますねえ」

次元「加勢するか?」

クロノス「いえ、結構。あなたの弾には限りがあるでしょう。ここで貴重な弾丸を無駄に使ってはいけませんよ」

次元「そうかい」

クロノス「それにね、私も男ですから、やる時はやるってところを見せてやらないと、皆に申し訳が立ちませんからねっ」

素早くライオンの背に跨ると、太い首にチョークスリーパーをかける。
歯を食いしばり渾身の力で締め上げる。ライオンは振りほどこうと大暴れするが、クロノスエボルは諦めない。ライオンは崖からジャンプ。
獅子と青年の身体が宙を舞った。

ゆうき「クロノスさん!」

クロノス「こいつだけは道連れにしておきますね。それにしても、能力だけでどうにかなるほど甘くないんですねェ」

ことり「手を伸ばして、クロノスさん!」

ことりが伸ばした手を、彼は拒否し。

クロノス「あなたを巻き添えにするわけにはいきません。犠牲になるのは私だけで充分。それでは、ごきげんよう。また戦闘中が行われたら再会できるといいですね……」

崖から落下し、クロノスエボルの身体は谷底へと飲み込まれていく。

ゆうき&ことり「クロノスさーん!!」

2人の声が雪山に木霊する。
大切な仲間がまた1人、消えていった。

クロノスエボル 脱落。

Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.22 )
日時: 2019/10/31 11:53
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

虎の穴本部 管理室

マロン「参加者達は第1と第2の罠を突破しましたね」

X「案ずるな想定の範囲内だ」

マロン「生ブズカジとクロノスエボルは脱落したようですが、まだまだ参加者は残っています」

X「そうこなくてはな。楽しみがない」

マロン「あなたも随分変わられましたね。当初は狼狽ばかりしていましたのに」

X「奴らとの経験で私も学習したのだよ。そして策を練った。憎き奴ら全員を纏めてあの世へ送る策をな」

マロン「成功すれば虎の穴の天下ですね」

X「そうだ。お前にとっても嬉しいであろう」

マロン「勿論ですよ……そろそろ、第3の罠を発動させましょうか」

X「うむ。頃合いだな。奴らに教えてやる時がきた。虎の穴の恐ろしさをな。フフフフフフフフフ」



虎の穴本部1階では、5人のレスラーが討伐隊の行く手に立ちはだかった。


キングサタン「この先を通りたければ」

ゴールデンマスク「俺達を」

ザ・ドラキュラ「倒すこと」

エジプトミイラ「だな」

ミスターノー「クォクォクォ」

こなくん「全員バラバラで喋るとかいかにも雑魚キャラっぽい」

次元「奴らが虎の穴のレスラー共か」

海未「破廉恥です!」

一同「え?」

海未「あの方です!」

海未が震える指で差した相手はミスターノー。
異様なほど長い首に丸い頭部が付いた奇怪な容姿をしており、丸顔が左右に揺れている。ミスターノーの外見を見た男子陣は「あー」と相槌を打って頷く。

ゆうき「確かにあいつって誰がどう見ても」

こなくん「アレにしか見えないようなあ」

新田「男のアレですね」

次元「歩く下ネタってところか」

五ェ門「激しく同意」

ハーロック「フッ……外見などに惑わされるな。奴らを倒し、次の階へ上がらねば」

エイジア「全く動じていないアンタも凄いよ!」

エジプトミイラ「かかれ」

その他「おおっ」

ミイラの号令により4人のレスラーは一斉に臨戦態勢に入った。
各々の敵に狙いを定め、攻撃しようとするが。

ビュン!

キングサタン「ギャッ」

どこからともなく飛んできた矢を射られ、キングサタンはダウン。

キングサタン 撃破

矢を放ったのは。

海未「ラブアローシュート!」

弓道部に所属している海未だった。いつの間にか彼女は白装束の着替え、弓を構えている。次々に矢が発射され、100%の命中率でレスラー達を射抜く。
全身に麻酔針を装着したザ・ドラキュラも近距離で相手に組み付いて初めて効果を発揮する針だけに敵が離れていては何の効果も無い。

ザ・ドラキュラ 撃破

黄金仮面のゴールデンマスクは覆面が超強化ガラスで生成されている為、弓矢にしぶとく耐えていたが、顔面から身体に狙いをシフトした途端にあっさりと倒されてしまった。鋼鉄の牙による噛みつきを披露することさえ叶わない。

ゴールデンマスク 撃破
残るは全身包帯のエジプトミイラとミスターノーだけだ。

ノー「クォクォクォクォクォ」

奇妙な笑い声を発し、頭をゆらゆらと動かすノー。そのあまりの変態さに海未は顔面蒼白となり、しゃがみこんでしまった。

海未「無理です無理です。あのレスラーだけは無理です。破廉恥です」

ことり「ここはことりが戦うよ♪」

戦意喪失した海未から南ことりにバトンタッチ。

ことり「ちゅんちゅんヘッドパット!」

ノー「……」

最大の得意技をジャンプして放ち、とさかをノーの顔面に突き立てるが、彼は仁王立ちで受け切った。それどころか攻撃した側のことりの額ととさかが血染めと化している。

ことり「きゅ~」
ゆうき「ことりちゃん!」

目を回しふらつくことりをゆうきがキャッチ。

次元「そのお嬢ちゃんの頭突きは強いと聞いていたんだが、あの変態野郎はそれ以上の石頭みたいだぜ。だったらここは俺が行くしかないだろ」

バキューン!バキューン!ズキューン!

次元は全弾発射するが、ノーはそれを食らっても無傷で笑っている。

次元「化け物だな、テメェは」
ノー「クォクォクォクォ」

エジプトミイラ「……」パンパン

ミイラが無言で自らの身体を叩くと白い粉が身体から噴き出した。

ハーロック「皆、口を抑えろ。その粉を吸ってはいかん」

しかし。

五ェ門「ZZZ……」

次元「ZZZ……」

石川五ェ門 爆睡 脱落
次元大介 熟睡 脱落

曜「戦力の2人が眠っちゃった曜!」

エイジア「やつは眠り粉を体内に仕込んでいたのか」

こなくん「噛ませかと思ったらとんでもねぇ強敵だぜ。あの2人」

桜木「少なくとも眠り粉はもう出ないでしょうけど、次元と五ェ門を失ったのは痛いわ」

ゆうき「虎の穴のレスラー、やっぱ強ええ」


虎の穴本部 管理室

マロン「ミスターノーはあの5人の中では最弱ではなかったのですか」

X「いや。最弱はキングサタンだ。奴は嘗てタイガーマスクとの対戦でも全く良いところがなく原作ではたった2ページで敗れた」

マロン「なるほど」

X「フフフフフフフ。だが、これで五ェ門と次元は脱落。討伐隊の戦力は低下した。残る奴らがノーの身体のからくりに気付かぬ限り、奴は決して倒せまい」

Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.23 )
日時: 2019/10/31 13:51
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

戦局を黙って観ていたねこ娘は、十指から長く鋭い爪を伸ばすと、いきなりエジプトミイラに急接近し、その爪を振るった。縦に裂かれたミイラから出てきたのはモヒカンの男。

ねこ娘「これがエジプトミイラの正体ね。続いて」

ノー「クォ!?」

ねこ娘「はああああっ」

今度はノーの頭部に斬撃を浴びせ真横に切り裂く。ピンクの皮膚が破れ、中から鉄球が現れた。それを掴み、皆に見せる。

ねこ娘「これがノーの強さの秘密よ。みなが頭と思っていたのは鉄球だったのよ」

ゆうき「だから次元の弾丸が効かなかったのか」

ねこ娘「そういうこと」

霊歌「猫姉さん、凄い!」

エイジア「やっぱアンタは頼りになるぜ」

ねこ娘「2人共、ありがと。海未、アンタの出番残しておいたわよ。最後はアンタが決めなさい」

海未「からくりが判明した以上、もう怖くはありませんっ」

ゆうき「海未が」


ことり「立ち上がった~!!」

海未「いきます! ラブアローシュートォ!!」

ノーは黒人だった正体を暴かれたばかりか、海未の弓矢を胸部に食らって盛大に吹き飛ばされた挙句、壁に激突して気絶した。

ミスターノー 撃破

マナ「海未さん、大活躍だったね! 全員撃破だよ~! キュンキュンしちゃった!」(ハグする)

海未「やめてください。恥ずかしいですよ」

ありす「ウフフフフ」

エイジア「ん? そういえばジェネラルシャドウはどこへいった?」

エイジアの問いに皆は初めて気が付いた。やけにおとなしいと思っていたら、誰にも気づかれることなくシャドウは姿を消していたのだ。

ゆうき「いつからいなかったんだ」

ことり「飛行機の中では一緒だったよね」

海未「山頂アタックの時までは確かにいました」

霊歌「まさか裏切ったのかしら」

エイジア「まさか。あの人が裏切るはずはない」

霊歌「いいえ、それはわからないわ。彼は幾度も敵になったことがあるもの」

エイジア「あの時はれいかが倒してくれたし、俺が知る限り2回しかない」

ねこ娘「2度あることは3度あるとも言うわ。楽観視はできない」

ことり「でも、あの人は以前ことりをXから助けてくれたよ」

ゆうき「そうだ。シャドウは俺とことりちゃんにとって命の恩人なんだよ」

こなくん「正直、シャドウって怖いからさ。見た目とか性格が。俺としてはちょっといない方が助かるっていうか」

新田「あの――喧嘩は……」

曜「船長、どうしましょうか」

ハーロック「放っておけ」

曜「え?」

ハーロック「本当の友情は喧嘩があってこそ生まれるもの。和気あいあいとした雰囲気の仲では居心地こそよくとも、危機に瀕した時に脆くなる。互いに本音を言い合える環境こそが大事だ。それが理想の部隊だと、俺は思う」

曜「静観するであります!」

ハーロック「次の階からが本当の試練になりそうだ……」



管理室

マロン「虎の穴の精鋭部隊が全滅してしまいましたが」

X「気にするな。奴らは所詮捨て駒だ。本隊は次の階から存在する」

マロン「あなたが世界各国から集めた最強の戦士達。どの程度の実力なのか拝見するとしましょうか」

X「討伐隊に存分に地獄を味合わせてやるとしよう。フフフフフフフ」

討伐隊 残り人数 14人

ねこ娘 愛野美奈子 相田マナ 四葉ありす 南ことり 園田海未
渡辺曜 ジェネラルシャドウ ハーロック
ゆうき エイジア 桜木霊歌 新田 こなくん

Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.24 )
日時: 2019/10/31 20:21
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

自分の対戦相手を目視した男は内心、失望を覚えた。彼の対戦に名乗りを上げた人物が自分の腹ほどの背丈しかない少女だったからだ。髪を赤いリボンで束ね、猫目が特徴的な顔をしており、その口元には白い犬歯が覗いていた。何かを言っているようだが、男の耳には届かなかった。相手がどんな攻撃を仕掛けてこようとも決して有効打になることはないという確固たる自信があり、また弱い者にかける言葉は無いと考えていた。対戦が始まる。彼女の仲間は距離を置き、少女の戦いを見守る。開始の合図が鳴ると、少女は四つん這いとなった。口からは無数の鋭い牙が並び、爪は鎌のように長く鋭く伸びている。地を蹴り、跳躍する。
そしてその爪で引っ掻いた。けれど、それが何になるというのだ。男の身体には引っ掻いた跡さえ残らない。人間を超えた筋肉を有する彼にはクロー攻撃など触られたよりも感じはしなかった。爪を活かした貫手も肉の壁には無力だ。
回転を加え勢いを増した蹴りを首に叩き込まれるが、微動だにせず。
顔面を赤いヒールで蹴られ、ヒールの鋭い先が顔面に命中しても、流血ひとつない。戦慄を覚えた少女が間合いをとる。その表情は怯えの色が見えた。
男は思案した。彼女はこれまで幾多の猛者を撃破し、仲間内でも頼られてきたのだろう。そして激戦を通じて自信を付けた。
自分の俊敏さと爪をもってすれば、どんな敵でも倒すことができる、と。
確かに彼女の攻撃を並の人間が食らえばひとたまりもないだろう。だが、俺は違う。少女は妖怪かもしれんが、俺は人間を超えた怪物なのだ。相手の実力は妖怪の世界においては並程度だと聞いている。その強さで頼りにされているとは、残りの者達の実力も知れたものだ。蹴りを掴まえ、少女の足に力を込め、反対方向に曲げる。ポキリ。乾いた音がして、ぐにゃりと少女の脚が折れた。脆い。
激痛に呻く少女。大量の汗を流しながらも、その目の闘志は消えない。
ベキリ。今度は右腕を破壊した。長い爪を掴まえ、握力で粉砕する。これまで、どんな敵が相手でも、決して折れることのなかった自慢の爪。男は彼女の誇りを一瞬にして折ってしまった。小さな娘は肩で息をしながらも、敵を睨む。
爪、右腕、右脚。攻撃の要となる大部分を潰した。もう彼女に武器はない。
それでも、少女は挑むことを捨てなかった。彼女は仲間を守りたかったのだ。
小さい、けれど鋭い牙が揃った口で噛みつくが、皮膚に刺されど出血は無し。
全身全霊で噛むが、それでも脅威の肉体に傷をつけることは叶わない。少女の目が元の切れ長の瞳へと戻り、一滴の透明な液体を流した。悔しかったのだ。ただの一矢も報いることのできない己の非力が。少女は投げ飛ばされ、壁に背から激突。肺にある全ての息を吐き尽くし、ゆっくりとその身体が壁から離れ、頭から落下していく。けれど、男はそれで手を止めることはなかった。墜落する彼女を足をキャッチし宙に留まらせると、地面へと叩きつける。地は亀裂が走り、少女の身体から血飛沫が出る。仲間の女子陣は短い悲鳴を上げ、瞳孔を縮ませる。
凄惨な光景には言葉さえ発する事ができない。二度、三度。振り上げては下ろし、持ち上げては叩きつける。男にとって少女の体躯は野球ボールほどの重さにしか感じられなかった。それほど軽かったのだ。幾度目かの時、男はようやく彼女の顔に視線を下ろした。血塗れで顔中が真っ赤になっている。蚊の鳴くような小さな声。それでもはっきり、彼女は自分の感情を音に出し、敵対者に伝えた。

「筋肉馬鹿」


薄く笑みを浮かべたその口から紡がれた言葉。これが彼女に出来た最後にして精一杯の抵抗だった。放たれた岩石の如き拳。迫りくるそれを防御も回避もせず、腹に受けた。細い身体の臓腑の隅々にまで衝撃が走り、少女は吐血。顔に付着した血を乱暴に拭う男。同時に少女の身体は大の字に轟沈し、起き上がる事はなかった。試合は終わった。駆け寄る仲間、だが、彼女の目は開かない。美しかった外見は痛々しいほどに変り果てていた。相手は性別も体格も一切考慮することなく、非情に倒してのけたのだ。そこには一部の慈悲もない。
嗚咽する者もいる中、屈強な男は彼らを冷たく見下ろし、言った。

「次に俺と戦うのは誰だ」

虎の穴本部 2階 ねこ娘VSユリウス=ラインホルト 勝者 ユリウス

ねこ娘 脱落

Re: 戦闘中 ねこ娘と虎の穴 ( No.25 )
日時: 2019/11/01 19:09
名前: モンブラン博士 (ID: HpE/sQXo)

マナはキュアハートに変身するとねこ娘の手を握った。

ハート「少しでもねこ娘さんの傷が癒えますように」

ハートの光を浴びたねこ娘は僅かに傷が癒えた。そして転送されていく。
少しでも彼女の力になれたことがハートは嬉しかった。

ユリウス「次の俺の対戦相手は誰だ?」

新田「ここは僕が行きましょう……」

一同「!?」

曜「危ない曜。ここは他の人に任せた方がよくない?」

ゆうき「新田さん。相手は筋肉モンスターだぜ。言っちゃ悪いが、アンタじゃ分が悪い気がする」

新田「みなさんは僕の体格や雰囲気で心配されているようですが、大丈夫ですよ。
僕はこう見えても賢いんです。ちゃんと作戦はありますからご心配なく」

ユリウス「お前が相手か。フン、女子よりはマシか」

新田「これ以上、女の子たちに無茶をさせるわけにはいきませんから」

ユリウス「そうか」

新田「そうだ。あなたに教えてあげましょう」

ユリウス「?」

新田「実は僕、二重人格なんです。戦闘においてはもう1つの方がうまく立ち回れるような気がしますからね。返させていただきますよ」

ユリウス「好きにしろ」

新田「では……」ゴゴゴゴゴ

新田「これ以上、俺の仲間に危害を加えてんじゃねええええっ」


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