二次創作小説(新・総合)
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- きらびやかなマギカロギア
- 日時: 2020/09/25 18:44
- 名前: 桜木 霊歌 (ID: xMxTbxuA)
『語り部』の想区の登場人物達が、夢物語の創造主である霊歌の気まぐれにより、マギカロギアをやるお話です!
※これはきらびやかな日常とグリム・ガーディアンズのスピンオフです
用語説明
・夢物語
霊歌が描いた物語。
主に、『炎と氷のファンタジア』、『親愛と希望のプランタン』、『時を駆ける魔女たち』などのグリムノーツオリジナルの物語や、スマブラや東方などがこの夢物語に属している。
GM
桜木霊歌
この小説でGMを務める夢物語の創造主
大正時代を生きた作家の少女だが、大正時代に生きていた頃の記憶は無い(彼女の生涯最期の作品、『グリムノーツ』に登場した霊歌は、グリムノーツの話の中で創造主としての力を開花させたという設定である為)
- ワルツを共に踊りましょう 第ニサイクル前半 ( No.46 )
- 日時: 2021/01/30 00:17
- 名前: 桜木霊歌 (ID: ZPOqFm56)
断章〈玩具〉の支配から開放された奏は、そのまま地面に倒れ込む。
顔色がかなり悪く、息も絶え絶えであった為、憑依深度が相当深かったのだろう。
優「音沢さん!しっかりして!」
奏「・・・あんた、誰・・・?そうだ、あたし一歌と喧嘩して・・・このままでいいのか悩んで・・・一歌の為に、会長の、所に・・・そこから・・・そこ、から・・・ああああああああああああああああああああ!!!!?」
優「音沢さん落ち着いて!」
そのまま糸が切れたかのように、奏は意識を失う。
やがて、彼女は意識を彷徨わせながら言葉を紡ぐ。
奏「ごめん・・・一歌・・・約束、破って・・・今度の日曜日、こんな・・・あたしなんかの誕生日、一緒に出かけるって約束したのに・・・」
その言葉を聞いた優は、カバンからものを取り出す。
それは、一歌から渡された箱だった。
優「やっぱり、この箱・・・!」
トレイ「それは?」
優「音羽根さんから貰ったんです。あの時は何で渡されたのか心当たりが無かったんだけどね、ようやく分かりました。これ、本当は音沢さんへのプレゼントだったんですよ。その証拠に、中には女の子に人気のブランドのアクセサリーが入っていました。きっと、音沢さんと喧嘩して渡すに渡せなくなったから、咄嗟に僕に渡しちゃったんだと思います・・・」
そう。一歌から渡された箱・・・もとい、奏宛の誕生日プレゼントから、一歌の声が優の頭の中に響いた。
一歌『奏ちゃん。お誕生日おめでとう!いつも大会やコンクールにむけての練習お疲れ様!こんな時期なのに、この日のためにレッスンに空きを作ってくれてありがとう!今日みたいなお誕生日だけじゃなくて、特別じゃない日にもいっぱいお出かけできるといいね!』
それは、一歌が奏に誕生日に伝えたかった本当の思いだった。
この言葉から分かるように、奏の事が大好きだったんだろう。大好きだったからこそ、約束を破られた事が辛かったんだろう
奏は優達が呼んでいた救急車によって運ばれていった。
ルフラ「本当に、彼女が無事で良かった・・・!」
・
霊歌「さて、いいシーンで申し訳ないんだけど、ルフラとジェイド!2人はこのあとのマスターシーンにご招待!」
トレイ「ルフラさんとジェイドだけ・・・?」
・
マスターシーン〈消えた手掛かり〉
時刻は断章〈玩具〉を回収してからすぐ。
大して時間も経っていないだろうが、ルフラは大法典の上司兼依頼主の霊歌に呼び出されていた。
ルフラ「な!?それは本当なんですか霊歌さん!?」
霊歌「嘘をつくメリットなんて無いし、紛れもない戸口からの情報だよ?間違いない。・・・でも、こればかりはどうにもならないよ。
五線符音楽教室が消失した、なんてこと」
感想OKです!
- ワルツを共に踊りましょう 第ニサイクル中半 ( No.47 )
- 日時: 2021/02/22 22:51
- 名前: 桜木霊歌 (ID: lU2b9h8R)
霊歌「あなた達からの情報を聞いて、今さっきまで五線符音楽教室を戸口の友達に調査してもらって来ていたんだけどね、そしたら教室のあった場所は更地になってるし、誰も教室の事を覚えてないしでてんてこ舞いだよ」
ルフラ「転移はともかく、愚者の記憶からも消えた・・・?」
ジェイド「しかし、僕たちは覚えていますが・・・」
霊歌「私達魔法使いが覚えてるってことは、忘却系統の魔法をかけてトンズラしたんだと思う。ここまで来たらクロ確定なんだけど・・・」
・
ユウ「予想以上にヤバいことになってる・・・!」
トレイ「教室が無いってことは、こっちから先手を取れないぞ・・・!」
・
霊歌から『こっちも何かわかれば連絡する』という連絡を聞き、ルフラとジェイドは帰路についていた。
そこに、ある人物が現れた。
闇に溶けて消えてしまいそうなほどに黒い服を着た男だ。
黒い髪に黒いブラウスに黒いスラックスに黒い革靴・・・白いネクタイが唯一黒以外の配色だ。
そして、目を引いたのは死神を思わせるような黒いボロボロのローブ・・・
・
ルフラ「!まさかこの人・・・!」
・
間違いない。この男は自分が魔法災厄に居合わせた時に見つけたあの『謎の男』だ。
男「ふふふ。こんにちわ、いつぞやの夜以来ですね?」
ルフラ「失礼。私達、2日ほど前にお会い致しましたよね?」
男「その通りですよ。『流れる無限の魂』さん?」
ルフラは思わず警戒心を出した。
この男は自分の魔法名を知っている。
・・・という事は恐らく・・・
ルフラ「魔法使い、ですか?」
男→月光「その通りですよ。僕の魔法名は月光。理想郷に所属する書籍卿です。今回はあなたに忠告があってきたんですよ」
ルフラ「おおよそ、私達に介入を止めろ、という事でしょう?」
月光「その通りです。折角永遠に続き、壊れる事の無い素晴らしい演奏会を行えるのに、そちらの都合で中止にされる訳には行きませんし、なんなら、〈玩具〉を捕まえた子を、僕の蒐集品にしたいだけですよ」
ジェイド「そうですか?なら、やられるつもりも捕まるつもりもないですよ」
月光「そうですか・・・では、賭けをしましょう。」
そう言って、月光はルフラにあるものを4つ渡す。
それは、演奏会のチケットのように見えた。
ルフラ「これは何ですか?」
月光「我が五線符音楽教室で行われる演奏会のチケットです。そこで最後の断章〈王国〉をあなた達が回収できれば、私は大人しく身を引きますよ。そのチケットを鏡に移せば、その鏡は五線符音楽教室への魔法門へと早変わり。但し、一方通行なのでご注意を」
それでは、そう言って月光は去っていった。
・
霊歌「ルフラは月光の運命を1点上昇させて、属性を宿敵に変えてね。ジェイドは月光をアンカーに追加。属性は宿敵だよ。という訳で月光のハンドアウトを公開だよ!」
月光
分科会の前に姿を現した理想郷の書籍卿。
どうやらここまで災厄が広がる事を望まず、五線符音楽教室内だけで魔法災厄を広めるつもりだったが・・・?
彼の秘密が公開されていない状態では、彼に魔法戦を挑めない
彼をアンカーにしていない者はランダムで選ばれた特技で判定を行う。
感想まだです
- ワルツを共に踊りましょう 第ニサイクル中半 ( No.48 )
- 日時: 2021/02/22 22:52
- 名前: 桜木霊歌 (ID: lU2b9h8R)
マスターシーン〈絡繰演奏会への招待状〉
ルフラとジェイドは月光の事を優とトレイに話した。
優「そんなことがあったんですか・・・!?」
トレイ「どうする?突っ込みに行きますか?それとも待ちますか?」
ルフラ「当然突っ込みに行きますよ。」
そう言って、ルフラは全員に月光から貰ったチケットを渡すと、鏡にチケットを翳す。
すると、鏡は扉に変化した。
ルフラは扉を躊躇いもなく開け、似たような何枚もの扉を次々に開いていく。
優達もそれに続いていく。
そして、ルフラが最後の扉を開けると、音楽教室のロビーのような空間が広がっている。
しかし、天井には真っ白な壁と天井に蛍光灯には不釣り合いな大きなシャンデリアが飾られ、壁には何やら趣きのある肖像画が飾られている。
それはまるで、オペラ座やお城の中を連想とさせる不釣り合いな調度品や石畳で覆われていた。
・
ユウ「ええええええええええええー!!!?」
トレイ「・・・俺達、間違いなく五線符音楽教室に来たんだよな?」
霊歌「うん。五線符音楽教室とお城系ダンジョンを無理矢理組み込んだようなオリジナルだよー。後、廊下には天井に吊られている糸で無理矢理体を動かされてる生徒や講師らしき人の操り人形もたくさんあるよー」
ルフラ「そういった表現はやめてください!」
ジェイド「そう言えば教室ごとなくなっているなら、中にいる生徒や講師も拐われているはずですね」
霊歌「ここでは迷宮シーン表を使うよ。そして、ここには従来の不干渉の他に、呪文阻害と調律阻害が付いてるよ」
ユウ「マイナスでしかない!迷惑!」
霊歌「『楽する暇も休む暇も与えない。練習しろ』ってことだよ。まずは五線符音楽教室のハンドアウトをこうかいだよ」
五線符音楽教室
御伽市どころか世界で名の知れている音楽教室で、ジャンルレスで生徒が多いが、黒い噂もある。
異境化してしまっており、世界法則は「不干渉」、「呪文阻害」、「調律阻害」
霊歌「そして最後のハンドアウトも公開だよ!」
・
男『皆ー聞こえてますかー?』
スピーカーから男・・・月光の声が響く。
トレイ「こいつ・・・!」
月光『今日はお客様が来る予定だから、粗相しでかさないようにねー!では、我らが『五線符太一』会長から、有りがたいお言葉を貰って、練習頑張ろうねー!』
五線符『皆ー!頑張ってねー!』
月光『以上です!』
優「まさかのこれで終わり!?」
・
霊歌「という訳で、最後のハンドアウト、『五線符太一』会長を公開するよ!」
五線符太一
五線符音楽教室の会長を務めている男性。
無名だった五線符音楽教室を有名にしたが、常に黒い噂が絶えない。
ジェイド「確定ですね」
ユウ「とりあえず、会長さん調査ししだい戦闘しましょうか」
感想まだです
- ワルツを共に踊りましょう 第ニサイクル中半 ( No.49 )
- 日時: 2021/02/22 22:48
- 名前: 桜木霊歌 (ID: lU2b9h8R)
ルフラ「では、参りますね」
霊歌「じゃあ、迷宮シーン表を振ってね」
シーン12 行き止まりの壁には、一見、意味不明な文字が並んでいる。ここから先に進むためには、この文字の謎を解かなければならないのだろうか。このシーンに登場しているPCの一人は、〈謎〉で判定を行うことができる。成功すると公開されているハンドアウトの中から、好きな【秘密】を公開することができる。失敗すると、部屋に仕掛けられていた罠が作動し、このシーンは強制的に終了する。誰かが判定を行うと、成否に関わらずこの効果はなくなる。
ユウ「僕に任せてください!追憶で判定して目標値6!」
霊歌「運がいいなぁ・・・あ、ゾロ目の魔素どうする?」
ルフラ「トレイ君に譲ります。」
トレイ「ありがとうございますね」
トレイ・クローバー
騎士召喚 ●○○→●●○
呪毒 ○○○→●○○
ユウ「じゃあ、サイコロ振ります!」
謎→追憶 目標値6
2+6=8 成功!
ユウ「もう怪しさしかない会長さんをお願いします」
霊歌「やっぱりそれ行くよなぁ・・・まあいいや!大盤振る舞いだよー!」
五線符太一 秘密
〈ブランク〉
4人「・・・」
ユウ「え!?断章は!?」
霊歌「少なくとも会長さんの所にはいなかったよ。さあ、何が出るかな大惨事表もといブランク表!振ってね!」
ユウ「は、はいぃ!?」
ブランク秘密表
4→奇人。その人物は特殊な性質を持つ〈愚者〉だった。奇人表で、その詳細を決定すること。
奇人表
5→善人。その人物は、強く優しい精神の持ち主だった。その人物に対する【運命】を3点上昇する。
ユウ「つまり、僕のアンカーになる人ってことですか?」
霊歌「まあ、そんな感じになるんじゃない?」
ユウ「あの・・・こんなのはどうですか?」
霊歌「?・・・ふんふん・・・採用!」
・
優が謎を解くと、そこには男性が閉じ込められていた。
そこに閉じ込められていたのは、自分もよく知っている。この男は五線符太一会長だ。
優「だ、大丈夫ですか!?」
五線符「んぅ・・・君は・・・?」
優「たまたま通りかかった一般人です。あなたが閉じ込められているのを見つけたんですけど・・・」
五線符「何だって・・・君、今すぐここから逃げなさい!ここには化け物やおかしくなった生徒達や講師達がいるんだ!」
優「大丈夫ですよ。・・・ところで、生徒達にきつい練習を強いてきたという噂があるんですが、それは事実何ですか?」
五線符「え・・・!?」
優「生徒さん達の気持ちを考えないなんて、血も涙もない「違うよ!」え!?」
いきなり反論されたことに、優はたじろいだ。
それに対し、五線符会長はそのまま膝を地面につく。
五線符「僕は父さんからこの教室を受け継いだとき、皆が音楽を楽しめるような教室にしようと思ってた・・・でも、それが数年前からおかしくなった・・・僕が申し込み登録をした覚えのない生徒のコンクール出場に許可した覚えのない企画が増えて・・・おかしいとは思ったけど、そのたびに頭に靄がかかって何もできなくて・・・結局、教室が有名になればそれでいいって・・・僕は本当に、血の涙もない人間かもしれないなぁ・・・」
恐らく、黒い噂が纏わりついているのは、禁書か月光が生み出していた会長の幻影だろう。
彼は、全く悪くなかった。
禁書のせいで全てを狂わされてしまったのだろう・・・
優「そんなこと言ってる場合ですか・・・!?」
五線符「・・・え・・・?」
優「そんなこと言っても、いつの間にか事態がこうなったのも、生徒さんと講師さんがお人形(文字通り)になったのはもう変えようがないでしょう!?分かったなら立ってください!」
五線符「は、はい!?」
ルフラ「優君、落ち着きなさい。奏さんと一歌さんの事があるのは分かりますが・・・」
優「いいえ。」
ルフラ「?」
優「どうにかしたくても、どうにかできないもどかしさは僕にもわかります。だからこそ、今の五線増えて会長には、前に進む気持ちが大切なんです!」
ルフラ「・・・その通りですね・・・」
・
ユウ「という訳で、属性は尊敬にします。」
霊歌「オッケー!」
- ワルツを共に踊りましょう 第ニサイクル中半 ( No.50 )
- 日時: 2021/02/22 23:07
- 名前: 桜木霊歌 (ID: lU2b9h8R)
ルフラ「では、今度こそサイコロ振りますね」
ユウ「ごめんなさい僕のせいで・・・」
ルフラ「では、流れを使って月光の魔力を探り、秘密を探ります。」
霊歌「オッケー!」
流れ 目標値5
4+6=10 成功!
霊歌「オッケー!じゃあ月光の秘密を公開するよ」
月光 秘密
人間界での仮初の名前は『月ノ宮涼』。
五線符音楽教室に禁書〈囁く玩具の王国〉を持ち込み、生徒同士の足の引っ張り合いが激しい環境にした上に生徒達にきつい練習を強いた元凶。
もともとはこの五線符音楽教室の生徒達を人形に変え、壊れることも途切れることもない〈永遠の音楽会〉を開くことを画策しているが、断章〈囁き〉が逃げ出した事が原因で魔法災厄が広まった事に苛立ちを感じている。
【月光こと月の事が宮涼はクライマックスフェイズ時に断章〈玩具〉を持つPCに魔法戦を挑む】
攻:3 防:3 根:3 体力:6
旋律/血/時 領域:歌
緊急召喚/騎士召喚/吸精/報復
感想OKです!