二次創作小説(新・総合)

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スクールアイドルと神々との戦い!完結!
日時: 2022/07/31 16:21
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

スクールアイドルが神に準ずる超人や超神、神様たちと戦うシンプルなお話です!マイペースに更新していきます(*´▽`*)

Re: スクールアイドルと神々との戦い! ( No.33 )
日時: 2022/07/31 13:54
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

若菜四季はスマホの画面をスクロールして、顎に軽く手を当てて思案した。
近頃、自称海の神ポセイドンが数多のスクールアイドルを武力で圧倒しているというのである。
本当の神であるかは四季には分からなかったが、伝説のアイドル達が敗北している事実からしても、強敵なのは間違いない。
そして、アイドル達を攻撃している以上、いつか必ずスクールアイドル部にも挑戦状を出してくるはず。
優勝候補と目されているから、挑まない道理はない。
今のアイドル部がポセイドンと戦闘した場合、勝利する確率は。

「マイナス20・・・・・・」

四季は弾き出された数字を見て唸る。
あまりにも絶望的な数字だ。
放置しておけばスクールアイドルにとって脅威となる。

「倒すしかない」

メイを守るために。
四季は決意を固めて、発明したばかりの手袋を装備。
探知機でポセイドンを発見すると、高速移動で彼の前に現れた。

「戦って」
「・・・・・・雑魚が」

Re: スクールアイドルと神々との戦い! ( No.34 )
日時: 2022/07/31 16:15
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

雑魚と言われても私は何も感じない。
彼にはそう見えるだけなのだろう。
掌を前に突き出して戦闘用意。
超強力な磁力を放出する手袋で、瞬く間に彼のトライデントを引き寄せる。
先手必勝。
どれほど相手の攻撃が早くとも、こちらが先に動けば良い。
ポセイドンも武器を奪われることを想定していなかったのか、少しだけ表情が歪んでいる。
彼の得物を手にもってみると、想像以上に軽い。
恐らく天界由来の物質を使っているのだろう。
科学部として興味は尽きないが、まずは相手を倒すことが先決。
私がトライデントを掴んだ姿を見た海の神様は言った。

「お前にそれを使いこなせるとでも?」

彼は勘違いをしている。
私はこの武器を使うつもりはない。
両手でしっかりと握って、手袋の出力を最大にして、神由来の武器を真っ二つに折った。
カランカランと音がして転がり落ちた三叉槍を前に、ポセイドンは初めて視線を動かし、私を見据えた。

「やっと見てくれた」

先のサイコマンの試合をヒントに私が開発した手袋。
彼の握力も磁力も度重なる実験の末に再現可能になった。
そして何より、私が彼の能力を再現しようと思った最大の理由は。
掌を上に掲げ、雷雲を呼び寄せ、空中から次々に雷を放つ。

「サンダーサーベル(四季流)」

青い稲妻が彼に降り注ぐと、ポセイドンは口を歪め、目を血走らせた。
口にこそ出さないが彼の肉体は電流により確実にダメージを受けている。
轟音と共に直撃した雷は、ポセイドンの衣服を破き、髪や顔、身体に至るまで無数の電気創を作る。
しかし、これで油断しない。
絶え間なく電撃を与え続ける。
数多のスクールアイドルを傷つけた罪は重い。
そして、メイを傷つけるかもしれない可能性はもっと重い。
一瞬の間も置かない。
槍投げの投擲のように放ち続ける雷撃。
槍使いが雷の槍に攻撃されるのは皮肉な光景。

「水は電気に弱い」
「・・・・・・この・・・・・・雑魚、が・・・・・・」

白い歯を見せて真っ赤に開いた口で声を絞り出す海神。
白目を剥き、立っているだけでやっとの状態なのはわかる。
私はあなたに関するデータは全て揃えて調べてる。
調べた上で万全の対策を練って勝負に挑む。
それも、これまでのアイドル達の闘いがあったからこそできたこと。

「それで、スクールアイドルのことは認めてくれる?」

私の問いに答える間もなく、口から白い煙を吐き出し、海の神様は後方に倒れ、まるで硝子細工のように砕け散った。
ふう、疲れた。
でもこれで、天界の人達も邪魔はしてこないはず。
それでは、実験室に戻るとしよう。


おわり。

Re: スクールアイドルと神々との戦い! ( No.35 )
日時: 2022/07/31 16:20
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

作者あとがき

完結しました。
色々試合を書きましたが、最後のラスボスは終末のワルキューレのポセイドンを選びました。
孤高の水の神様と仲間と協力して立ち向かうアイドル達。
対となる人選かなと思いました。
最初はあまりにも強すぎて書いているうちに倒せるのかなと不安になりましたが、水は電気を通しやすいことを思いだし、科学なら四季ちゃんと対決させれば相性が良いかもと考え、ラストバトルはふたりの対決となりました。
たった2日で書き上げたのは早すぎたかなとも思いましたが、普段が書けない分、休日に書いてしまいますね。1週間に1度の更新にすると読者も、待つのが大変だろうなと思って一気に完結まで投稿しました!
どうにか小説大賞の期間に連載できて良かったです!
次回作はどうなるかわかりませんが、この作品を楽しく読んでくれた読者の皆様、本当にありがとうございました!

Re: スクールアイドルと神々との戦い!完結! ( No.36 )
日時: 2022/07/31 17:05
名前: クロノスエボル (ID: dP/RlTyN)

クロノスエボルです。完結、お疲れ様でした。もし、次、作者参加の募集があったら、また、応募しても宜しいでしょうか?改めて、完結、お疲れ様でした。

Re: スクールアイドルと神々との戦い!完結! ( No.37 )
日時: 2022/07/31 17:35
名前: モンブラン博士 (ID: pRqGJiiJ)

クロノスエボルさんへ
感想ありがとうございます!!
作者募集はどうなるかわかりませんが、応募することがありましたらもちろん歓迎です!


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