二次創作小説(新・総合)
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- マジンガーVSゲッターロボ (完結)
- 日時: 2023/05/20 13:48
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『英知の果てに産み出された最強の魔神』
「終わることの無い進化の可能性」
【交 わ っ た ら ど っ ち が 勝 つ と 思 う ? 】
どうもロストメイドウィンです
初のロボット系の小説を書きます
【注意】
基本的にマジンガーとゲッターロボが戦います、悪役?そんなのいません
オリジナル機体も沢山出てくる
どちらの本編もあまり見たことがない(真マジと新ゲくらい)
マガイモノ...多分いるんじゃない
勢いとトンデモだらけ
(世界にとっては)バッドエンド
ホワイト >>12 「ゲッターロボ」
リリィ >>15 『マジンガー』
ルルミー >>26 『マジンガー』
ルーン >>32 『ゲッターロボ』
目次
>>59
- Re: マジンガーVSゲッターロボ (第一部・終) ( No.60 )
- 日時: 2019/01/31 09:40
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 4V2YWQBF)
【特別SS】
マジVSゲ後日談
【グレートマジンガーVSゲッタードラゴンWithグレンダイザー】
第一話【予兆】
流竜馬一行が地球に帰還し早一週間
竜馬達は新たな敵『ハチュウ人類』との戦いにあけくれていた
地球は新たな『ゲッター』のメイドウィン『ネオゲッタードラゴン』と、かつてのゲッターチームの一人でありIQ300の天才、「神隼人」の手により人工ゲッター線『プラズマエネルギー』を開発
ゲッターマシンは皆プラズマエネルギーを内蔵した『ネオゲッター』へと移り変わっていった
...
ネオドラゴン
「ホワイト、ネオゲッターの調子はどうだ」
ホワイト
「問題ないよ」
ネオドラゴン
「お前は俺にとって兄妹みたいな存在だからな、頼りにしているぞ」
隼人
「.....」
ネオドラゴン
「どうした、ミスター・ジン」
隼人
「いや...ゲッターに意思がある事は前から勘づいていたが、まさか目の前でゲッターの生命体を拝むことになるとはな」
ネオドラゴン
「俺もホワイトも対した存在じゃない、あんたの言うゲッター線ほど優れちゃいないさ」
ホワイト
「うんうん」
隼人
「それほど...か、ゲッターの力というのは」
ネオドラゴン
「ふふっ」
ブーッ!ブーッ!
ホワイト
「警報?」
【緊急事態発生!ハチュウ人類襲来!】
ネオドラゴン
「出やがったか!」
隼人
「全ゲットマシン出撃準備に取り掛かれ!俺は竜馬を呼び掛けにいく!」
ネオドラゴン
「了解!行くぞ我が兄弟!」
ホワイト
「うん!」
ネオドラゴン
「ゲッターチェーンジ!!」
...
メカザウルス
「ギャオオオオオン!」
ネオドラゴン
「ゲッターチェーンジ!!ネオライガーッ!!」
ホワイト
「チェンジ!ゲッターホワイト!」
メカザウルス
「グオオオオオオ!!」
ネオドラゴン
「よっしゃあ!メカザウルスめ、ぶっ壊してやる!」
「ゲッター!!」ドババババババ
ネオドラゴン
「俺たちがな!」
メカザウルス
「!?」
...
隼人
(ネオドラゴンによるネオ急増技術により産み出されたネオゲッターロボ軍団)
隼人
(まさか、こんなものを目にしてしまうとはな...ゲッターの力に不可能はない、か....)
- Re: マジンガーVSゲッターロボ (第一部・終) ( No.61 )
- 日時: 2020/03/01 14:34
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: ZYxCEFbA)
ホワイト
「行くよー!!」
ネオドラゴン
「プラズマビーム!!」
メカザウルス
「っ!!」
ホワイト
「速い!」
ネオドラゴン
「だったら………チェンジ!」
ホワイト
「ネオ雷牙!!」
ネオ雷牙
「おう!!バチバチやらせてもらうぜ!!」
ホワイト
「雷牙スティング!!」
ネオ雷牙
「くらえーー!!!」
メカザウルス
「!!」チュドーン
ネオ雷牙
「よし!」
ホワイト
「あ、後ろ!!」
メカザウルス
「うおおおおおおお!!」
ホワイト
「もう1発ーー!!」
ネオ雷牙
「おう!!チェーンジ!!」
ホワイト
「ネオPOSEIDON!!」
ネオPOSEIDON
「わっしょい!!」
ネオPOSEIDON
「プラズマサイクローン!!」
メカザウルス
「ぎゃるるるるるる!!!」チュドーン!
ホワイト
「やったぁ!」
ネオPOSEIDON
「ワシらの勝ちやで!」
「ネオドラゴン!ホワイト!」
ホワイト
「あ、竜馬!」
竜馬
「爬虫類野郎はどうした?」
ホワイト
「片付けたよ」
竜馬
「まぁそうだろうな、その数なら………」
竜馬
「まあそれはいい、隼人が呼んでいたぞ」
ホワイト
「隼人が?」
竜馬
「俺は爬虫類野郎の生き残りがいないか探してくる、気をつけろよ」
ホワイト
「わかった」
………
ホワイト
「隼人、メカザウルス倒してきたよ!」
隼人
「ご苦労だったホワイト」
ホワイト
「竜馬から聞いたけど用って何?」
隼人
「それなんだが………【マジンガー】を覚えているか?」
ホワイト
「勿論」
隼人
「近々マジンガーZより性能が高いという【グレートマジンガー】と呼ばれるものが開発されたらしい」
隼人
「兜甲児との縁もあり見に行きたいところだが俺も竜馬も時間が無い」
隼人
「そこで、お前にグレートマジンガーの情報を集めてもらいたい」
ホワイト
「分かった!すぐ行ってくるね!」
隼人
「念の為ネオドラゴンも連れて行け」
………
隼人
「グレートマジンガー………開発したかと思えばすぐに量産体制………」
隼人
「ネオドラゴンに対抗してるのか、あるいは…………」
- Re: マジンガーVSゲッターロボ (第一部・終) ( No.62 )
- 日時: 2020/03/01 17:30
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)
ホワイト
「うわー!これがグレートマジンガーかぁ!」
ネオドラゴン
「マジンガーZの後継機」
…………
たくっちスノー
「やれやれ………なんで俺が見に行かなくちゃならないんだ」
たくっちスノー
「雪じゃなくて俺かよ、それも数年経って今更グレートマジンガー………」
たくっちスノー
「まあZEROがあんだけキツく言うんだ、断る訳にもいかんよな…………」
ホワイト
「あれ?貴方ってもしかしてたくっちスノー?」
たくっちスノー
「ん?ああ、お前が例のゲッター生命体ホワイトか」
たくっちスノー
「雪から話を聞いてるよ、俺はあいつとは別だ」
たくっちスノー
「今のあいつは【たくっちスノー】じゃない、まぁややこしいがそういうことなんだ」
ホワイト
「ふーん………何しに来たの」
たくっちスノー
「グレートマジンガーの観察だよ」
たくっちスノー
「つっても………なんかただのグレートマジンガーじゃないみたいだがな」
ホワイト
「そうなの?」
たくっちスノー
「知るかよ、ZEROがそう言ってたんだ」
【さあ!グレートマジンガーが今動きだします!】
たくっちスノー
「お」
グレートマジンガー
「……………!」
グレートマジンガーはゆっくりと立ち上がり…………
たくっちスノー
「………ん?」
グレートマジンガー
「…………!」
たくっちスノー
(今、こいつこっちを見たような………?)
グレートマジンガー
「…………人類」
たくっちスノー
「なっ!?」
ホワイト
「しゃ………しゃ…………」
ホワイト
「喋った!!?」
グレートマジンガー
「…………ふ、う」ズゴゴゴ
グレートマジンガーは足を上げ、立ち上がり………足を踏み出す
たくっちスノー
「……………あれ?」
たくっちスノー
「おい、このままじゃ」
たくっちスノー
「あいつ人間を踏んずけ____
ぷちっ
グレートマジンガー
「悪意に染まった 人類は」
グレートマジンガー
「殲滅せよ」
「うわあああああ!!!」
「ぎゃあああああ!!」
たくっちスノー
「グレートマジンガーが…………」
たくっちスノー
「人間を襲った…………!?」
- Re: マジンガーVSゲッターロボ (第一部・終) ( No.63 )
- 日時: 2020/03/01 18:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: PSeVuljm)
ホワイト
「も、もしもし!」
隼人
【何か分かったのか、ホワイト】
ホワイト
「大変なの!グレートマジンガーが人を襲ってる!」
隼人
【なんだと!?】
ホワイト
「よく分かんないの!!」
隼人
【………今は逃げろ!すぐに竜馬にも連絡する!】
ホワイト
「分かった!」
………
たくっちスノー
「おいグレートマジンガー!!どういうことだ!!」
グレートマジンガー
「悪意に染まった人類は絶滅せよ!」
グレートマジンガー
「ベガ星雲の名のもとに」
たくっちスノー
「ベガ星雲………?」
グレートマジンガー
「アトミックパンチ!!」
たくっちスノー
「うおっ、タンマタンマ!!」
【クッ!!】
たくっちスノーの前に飛んできたロケットパンチは………大きな壁の前で止まる、いや、壁ではない………
ZERO
【ガラクタガ………!!】
たくっちスノー
「ZERO!!」
グレートマジンガー
「お前は?」
ZERO
【オ前ハ何ダ】
ZERO
【コレマデ数多クノ因果デ ソノ姿ヲ見テカタガ 知能ヲ持ッタ マジンガー ハ私ノミノハズダ】
ZERO
【何ヲ持ッテ生マレテキタ?】
たくっちスノー
「こいつ、さっきベガ星雲がどうとか!」
ZERO
【ベガ星雲?】
グレートマジンガー
「グレートタイフーン!!」
ZERO
【クッ!!T!!】
たくっちスノー
「ルストハリケーン!!」
ズゴゴゴ
たくっちスノー
「くそっ!グレート!!」
グレートマジンガー
「サンダーブレイク!!」
たくっちスノー
「おい避けろZERO!!」
ZERO
【何度モ破壊シテキタ奴二負ケルカ!!】
ZEROは拳1発でグレートマジンガーをバラバラにする
たくっちスノー
「つ、つええ………!!」
ZERO
【コレデイイダロウ 後ハ他ノ奴二】
たくっちスノー
「待ってZERO」
たくっちスノー
「グレートマジンガーってマジンガーの中で唯一量産型作られてなかったか?」
ZERO
【!!】
ZERO
【面倒ナコトニナルナ………】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「絶滅せよ、絶滅せよ、絶滅せよ、絶滅せよ」
グレートマジンガー
「絶滅せよ」
……To be continued?
- Re: マジンガーVSゲッターロボ (第一部・終) ( No.64 )
- 日時: 2023/05/14 23:18
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第2話】
『ベガ星雲からの挑戦状』
暴走したグレートマジンガーの情報を拾いながら、たくっちスノーはなんとか研究所に帰還した。
隼人「お前はたくっちスノー……この状況はなんだ!」
たくっちスノー「知るかよ!量産型グレートマジンガーが勝手に暴走して人間襲ったんだ!」
ホワイト「他の皆は!?」
隼人「竜馬はまだメカザウルスと戦闘中だ!弁慶達も少し遅れる……今、光子力研究所に繋いでいるところだ」
たくっちスノー「くっそ……ZEROだけが頼りか」
隼人「グレートマジンガーの暴走に心当たりは?」
たくっちスノー「えーと……そういえば喋ってたな」
隼人「乗組員か?」
たくっちスノー「いや……無人機だ、グレートマジンガーがひとりでに喋りだした……ベガ星雲がどうとか……」
隼人「ベガ星雲……聞いたことないな、調べてみよう」
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
警報が鳴り響き、あちこちで被害状況が映し出される。
量産型グレートマジンガーが世界中で破壊活動を行っている……
たくっちスノー「ああもうじれったい!こんな事なら俺もマジンガーなりゲッターなり作っておけばよかった!!」
ホワイト「すぐにネオドラゴンと一緒に止めに行くよ!」
たくっちスノー「俺はまたZEROに声掛けてくる!」
隼人「こちらも手を尽くす、少しでも街の被害を抑えるんだ!」
………
たくっちスノーは離れた所でマジンガーZEROに連絡を入れる。
たくっちスノー「おいZERO!そっちはどうだ!何体倒した!」
ZERO『もう数えていない、倒したそばからウジのように湧き出てくる』
たくっちスノー「いくら量産されてるからってキリがねえ……そうだ、甲児はどうした?あいつにも連絡入れて援護に向かわせないと……」
ZERO『…………』
たくっちスノー「どうした?」
ZERO『兜甲児は……もう戦わない』
たくっちスノー「は!?」
ZEROはそれ以上何も言わず通信を切った。
たくっちスノー(どういうことだ……?あんなにマジンガーZ第一に考えていたZEROがあんなこと言うのか?)
たくっちスノーはマジンガーZEROの言葉を深く考えずに、まずは研究所に戻った。
………………
たくっちスノーはホワイトに事情を説明し、量産型グレートマジンガーを殲滅する為に何か用意が無いか探っていた。
たくっちスノー「腐っても量産されてもグレートマジンガーだ!そこらの鉄クズじゃ相手にもならん!」
たくっちスノー「なんかこう……もっとなんか無いのか!?軍隊でも使えるようなゲットマシンというかそういうの!」
隼人「…………」
隼人「あるといえば、ある」
たくっちスノー「!」
隼人「来てくれ、ホワイトはネオゲッタードラゴンと共に竜馬の援護をした後、量産型マジンガの相手を」
ホワイト「分かった!」
………
隼人「ゲッターロボの量産型……課題点はまだ多い、本来のゲッターがパイロットを選ぶ性能な以上、性能を大きく下げなくてはならないからな」
たくっちスノー「それで下手に下げたら、ゲッターとしての実用性も損なわれる……俺も軽く言っちまったがレベルは高いよな」
隼人「プラズマエネルギーを使用しても良かったが……ゲッターエネルギーには大きく劣る」
隼人「そんな中完成したのが………『ゲッターD1』だ」
たくっちスノー「ゲッターD1…」
隼人が格納庫を開くとそこには巨大な人型兵器が立っていた。
隼人の説明によるとゲッターD1とは、マジンガーの要素を参考にゲッタードラゴンを元にして操縦者の安全性を完全に解決したものという。
隼人「だが、まだ改良の余地があり実戦投入や量産体制には早い……」
たくっちスノー「……俺にテストパイロットと戦闘データ回収をやれとね」
隼人「そういう考えもある……当然だがライガーとポセイドンへの変形機能はオミットした完全1人乗りだ、無茶はするなよ!」
たくっちスノー「了解…まあ贅沢は言わねえ、こいつを使わせてもらうぞ!」
隼人(ふむ……確かに動きは悪くない、だが実戦でどこまで通用するか…)
ホワイトも合流する。
たくっちスノーはホワイトをゲッターD1に乗せて、竜馬の所へと向かっていった…
……
一方、東京……爬虫人類が操るメカザウルスと、流竜馬が乗るネオゲッター1が戦闘を行っており、量産型グレートマジンガーの方には向かえずにいた。
『竜馬!』
竜馬「分かってる!状況は理解してるが全く離れられねえ!」
竜馬「爬虫類野郎共が次から次へと湧いてきやがる!」
ネオゲッター1が両腕を組みながら構えて、メカザウルスへ襲いかかる。
メカザウルスが振り回す爪を軽々と避けて、ネオゲッター1が蹴り上げる。
竜馬「おおおおっおおおおお!!」
竜馬「プラズマァァァ!!サンダァァァ!」
ネオゲッター1が両腕を掲げるとプラズマエネルギーが手の中に収束されていき、そのまま腕を振り下ろす。
竜馬「!!」
プラズマサンダーがメカザウルスに直撃し、爆発四散!
竜馬「チッ!やっぱプラズマエネルギーはゲッター線に比べて出力が低い!このままじゃ押し切られちまう!」
メカザウルスの他にも量産型グレートマジンガーが次々と現れていた。
竜馬「くそ、量産型って言ってもこの数だ、まともにやり合ったらマズいな……」
量産型グレートマジンガーの一体が、竜馬を目掛けて襲い掛かってきた!
竜馬「この際なんでもいい!来るならいくらでも来やがれ!マジンガー共!!」
一方、爬虫人類達も未知のロボットが現れた為に驚きを隠せずにいた。
「あれは一体何だ!?」
「構うな!人類の兵器なら我ら恐竜帝国の敵であることには変わらん!!」
竜馬「この数なら………オープンゲット!!」
ネオゲッター1は分離することでメカザウルスと量産型グレートマジンガーの攻撃を回避し、1度空へ飛ぶ。
竜馬「ゲッターチェェンジ!!ネオゲッタァァァウウウウ!!」
そのまま空戦型のネオゲッター2へ合体変形、音速で飛び回り、量産型グレートマジンガーのパイルダーを破壊する。
更に、背後を狙っていた量産型に突如剣が突き刺さり、更にネオゲッターに近付いて……
竜馬「てめぇ!」
「待て!俺は敵じゃない…いや、この言い方は違うな」
竜馬「通信が通じる……誰か乗っているのか」
鉄也「あの流竜馬だな?俺は剣鉄也、オリジナルのグレートマジンガーのパイロットをしている。」
竜馬「とすると、そいつは量産じゃない純然たるグレートマジンガーか…」
鉄也「話したいことは山ほどあるが、まずはこいつらを倒してからだ!」
竜馬「確かに、俺達がこんな雑魚どもに手間取ってる場合じゃねえよな!」
鉄也は量産型グレートマジンガーに向かっていき、竜馬もそれに続いた。
鉄也は量産型グレートマジンガーを次々に破壊していき、竜馬もそれに続く。
メカザウルスは最早蚊帳の外、というより勢いに押し負けて撤退しようとしていた。
………
そして、ホワイトとたくっちスノーの方も量産型グレートマジンガーと戦っている最中、なんとか光子力研究所に繋がった
たくっちスノーは甲児と連絡を取っていた。
たくっちスノー「……オリジナルのグレートに乗る剣鉄也が向かった?まあ、それならいいけど」
たくっちスノー「なぁ、なんでマジンガーZに乗るのやめちゃったんだ?」
甲児『ああ……機械獣もいなくなったし、マジンガーZもそろそろ潮時なんだ、俺もただの研究者としておじいちゃんみたいに光子力で世界を発展させる道を選びたかった』
たくっちスノー「……に、したってZEROがよくそれを許したよな………あいつ1回マジンガーZが全てで永遠に栄え続ける世界を作ろうとした奴だぞ?」
甲児『それについては俺も少し聞いてるが……むしろ、ZEROの方からもうやめ時と言われたんだよ、まああれだけ強いやつが言うくらいだから、俺もすっぱり引退出来たんだが…』
たくっちスノー「………ZEROが自ら?悪いことじゃあないんだが……本当に変な話だ」
たくっちスノー「……で、でも今回は異例だからマジンガーZを引っ張り出すってのは!?」
甲児『残念だが……今後の技術の発展としてマジンガーZは80%解体して現物は無い』
甲児『美術館に等身大のレプリカは置いてあるんだが……出力も低くてはっきり言って足でまといにしかならない』
たくっちスノー「くっ……あっそうだ!マジンカイザーは!?」
甲児『あれは光子力が強すぎて街に多大な被害が及ぶ!早乙女研究所だってそれが理由で真ゲッターを一時封印している、政府の許可が無いと発進も不可能だ』
たくっちスノー「八方塞がりかよ……!!ゲッターD1やホワイトゲッターだって強い方じゃないってのに!」
こうしている間にも竜馬と鉄也はメカザウルスを撃破し、量産型グレートマジンガーとの戦闘に移っていた。
自分達はまだメカザウルスと戦闘中であり、ホワイトとたくっちスノーは焦っていた。
ホワイト「竜馬大丈夫かな!」
たくっちスノー「くっ…こっちもゲッターD1が量産体制に入れれば!!」
甲児『………ああ、それに関してだが、たくっちスノー』
甲児『グレートマジンガーが勝手に動き出して人々を襲った……そうなんだな?』
たくっちスノー「ああ、剣鉄也がもう乗ってるってことはアレは量産型の1つか」
甲児『……聞いていない』
たくっちスノー「え?」
甲児『光子力研究所はグレートマジンガーの量産なんてしていない…大量に作られていることを知ったのもお前が連絡してからだ…』
たくっちスノー「!?」
甲児の言っていることが理解できず、混乱する。
そんなはずはない、何故なら自分は見たのだ、グレートマジンガーが大々的に挙げられていく所を。
甲児の言おうとしていることを察してしまった。
それはつまり――
誰も知らない何者かがグレートマジンガーを量産して作り出したのだと!
たくっちスノー「……」
甲児『その量産型が言っていたベガ星雲という単語も気になるが……』
その時、通信の先から警報のような音が聞こえる。
光子力研究所で何かあったようだ。
甲児『どうした!』
『兜様!量産型の中に一つだけ何倍ものの光子力反応を持った機体が!』
甲児「何!?」
たくっちスノー「やっべ……悪いホワイト!ネオドラゴン置いておくからそっちのメカザウルスは任せたぞ!!」
ホワイト「えー!?」
………
竜馬「……つまり、そっちも状況が掴めていないということか」
鉄也「グレートを量産していた会社も調べていたが、名前だけしか存在しないダミーだった…どこから製造されているのかも分からない、唯一の手がかりは…」
竜馬「ベガ星雲……」
粗方始末した後、改めて今まで起きた情報を共有する。鉄也達はマジンガーの量産に関しては初耳だったが、ネオゲッターについては既に知っていた為、ある程度説明を受けていた。
鉄也「生物に有害な要素を消した、ゲッターの代わりとなるプラズマエネルギーか」
竜馬「とは言うが、出力で言えばまだゲッター線どころか光子力よりも下だ、とても扱い切れるもんじゃ……」
竜馬「あ?」
と、空からスクランダーを付けて量産型グレートマジンガーが一機飛んでいるのが見えた。
竜馬「ケッ、まだ生き残りがいやがったか!」
鉄也「ん…?ちょっと待て、様子が変だ」
飛んできた量産型グレートマジンガーは何かを溜め込んでいるように見えて……いや、すぐに何をしようとしていたのか分かった。
鉄也「光子力ビームを撃つつもりだ!!避けるぞ!!」
竜馬「何っ……オープン、ゲット!!」
ネオゲッター2は分離し、回避行動に移る。
しかし、量産型グレートマジンガーの放った光線は拡散し、広範囲を焼き尽くす。
鉄也の方はどうにか空へ飛び避けられたが、地上のメカザウルスは全滅、街一帯が焼け野原に変わっていった。
鉄也「なんてことだ……兜!被害状況は!」
甲児『あ、ああ!メカザウルスが暴れていたから市民は全員避難していたが……街一帯が完全に消滅……いや、それどころじゃない!』
甲児『光子力ビームが地下まで貫通して届いている……恐竜帝国まで達して地底は完全に倒壊……』
甲児『爬虫人類の……絶滅を確認……』
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