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凍結中 〜凍空一族不滅なり〜(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 80ページ)
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「歴史を変える………えっ!?」

「その通りだ虚刀流、この時代から見て数日前、凍空一族は滅んだ」

「………力もあり対応力もある、存命していれば人類に代わる絶対的な主導権を握れたであろう、俺たちの創造主はそう言った」

「マガイモノメイカーが?一体何者なんです?」

「分からない、凍空一族と怪物みたいなのを組み合わせることが好きみたいだけどな」

「で、あんた達の役目は」

「唯一生き残った凍空こなゆきを保護してさらに解析、凍空一族が滅ぶ原因となった虚刀流の抹殺」

「解析っていうのは、凍空一族の事は古文程度の情報しかないとかなんとか」

「ま、それに関してはいいさ………ここにいるお前さえ死ねば目的は達成され

「駄目っ!!!」

「へぶっ!!」

こなゆきに掴かまれた轟龍はそのまま頭を雪に叩きつけられる、ちょっと押さえ込んだつもりなのだが凍空の力ならこんな風にもなる。

「七花お兄ちゃんは………寂しかったうちっちと遊んでくれた、だから 」


「轟龍、虚刀流が凍空一族を滅ぼしたのは本当だ、だがその歴史は一つだけ間違ってることがある」

「な、何……?」

「皆殺しにしたのはおれじゃない………おれの、姉ちゃんなんだ」

「おれにはこなゆきを倒すほどの力はない、前に1回怪我したし」

「………一族を絶やす程の力はないと?」

「会ったことないから知らないが、全員まとめてってのは無理だろうな」

「…………」

黙り込む轟龍に彩月が追い打ちをかける

「轟龍さん、諦めた方がいいですよ………だって、マガイモノは本家には敵わない、そしてその本家は……あなたの後ろにいるんだから」

「おれを殺したっていい、ただしその頃には、あんたはこなゆきに八つ裂きにされてるだろうな」

「ぐっ………もう諦める、大雪や化鮫の所に送ってくれ」

「なら遠慮なく」

七花は携帯を取り出し決定ボタンである丸い部分を押すと、轟龍は空から飛び出した手に掴まれて引っ張られる

「なっ、グオオッ!!」

「………いつ見ても気持ち悪いな、アレ」

「な、なんですあれ?」

「すとっぱぁ?ってやつらしい、いつもは姉ちゃんを抑えるのに使ってる」

「七花お兄ちゃん………」

「こなゆき………」

こなゆきはおそるおそる七花に近づき、お互いに手を………


「七花さん、ルール、ルール!!」


「あっ」


Miruraが止めに入るも既に手遅れ。
…………そして七花は凍結した

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