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*103*
………
フォルテ
「ぼーっとしていない………音をかき消して考え事していただけだ」
梨子
「………はぁ、ファンの皆さん、怪我はありませんか?」
青年
「は…………はい!!梨子ちゃん、カッコよかったですよ!」
詩伍郎
「………梨子ちゃん、ごめん」
詩伍郎
「君の仲間を……俺は、守れなかった」
梨子
「………守りましたよ」
梨子
「貴方が頑張ってくれたから、私に勇気を与えてくれた」
梨子
「そして、貴方が諦めなかったから………ファンの皆さんも瑠衣ちゃん達も、死なずに済みました」
梨子
「あそこにヒーローがいなかったら今頃………私たちは死んでいました」
梨子
「だから、責任は私も取ります!」
詩伍郎
「……………でも、ここまでの騒ぎになったら、アイドルは」
梨子
「RND48はもう終わりですね………でも、最後にみんなを守れて良かった」
青年
「………い、嫌だ!!梨子ちゃん!アイドル辞めないで!!」
青年
「僕達、まだ皆の歌を聞きたいんです!瑠衣ちゃんも貴方も、48人がアイドルとして頑張る姿を見届けたいんです!」
少年
「やめないでー!!」
詩伍郎
「………君には立派なファンがいる、時代遅れでもバカでもない、とっても【素敵なもの】になれたんだよ、君たち48人は」
梨子
「みんな………ありがとう!!ありがとうございます!!」
詩伍郎
「んじゃ、おじさんはそろそろ失礼するよ………あいてて、この事を日本政府にも伝えないといけないし、あと警察と追加の救急車……」
梨子
「おじさん!あの……名前と、貴方の夢を教えていただけませんか!?」
詩伍郎
「………坂東詩伍郎!バンドマン目指してます!」
梨子
「………私達の夢を守ってくれてありがとうございます、詩伍郎さん!」
………
ウォズ
「充は時空警察に逮捕させたよ、まさかあんな強欲な奴がいたなんてね」
【魔】
「ということは、これで時空の乱れは止まった?」
T
「いや………こんなものは序の口でしかないんだろうな、アンノイズ残ってるし」
T
「だが、仮面ライダーフォルテ………そろそろ怪しいなんてもんじゃなくなってきたな」
【魔】
「………ボクらが本格的に接触する事も考えた方が良さそうだな」
ーーーーーーーーーー
そして、RND48は解散となり48人のアイドルは独立しました。
きっと彼女たちが、音楽時代の新しいアイドルを導いてくことになるでしょう………
って、おじさんは思うのでした。
【終曲】