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*141*
ストームメガノイザー
「い、痛た………」
ライトニングメガノイザー
「肩の骨が外れた…………」
ライトニングメガノイザー
「…………く、まさか、仮面ライダーに守られる、とはな」
フレイムメガノイザー
「……………兄ぃは!!?」
パンク
「…………はー、はぁー、はぁ」
パンク
「ヤバい、前ノイザーに殴られた時よりヤバい…………ぐ…………」
パンク
「右腕が…………全然動かねぇ…………!!」
メガノイザーの前には自由が効かないように垂れ下がる右腕を押さえ込んだパンクの姿が………
フォルテEM
「…………なんで!?なんで庇ったんだおじさん!?」
フォルテEM
「今の攻撃なら、確実に奴らを倒せたんだよ!?」
パンク
「いや………今のは倒すんじゃない‥‥‥殺す勢いだった‥‥‥だから、止めた‥‥‥!!」
フォルテEM
「‥‥‥‥それでいいじゃないか!!」
パンク
「それは違う!殺すことは正義なんかじゃない‥‥‥‥」
パンク
「俺たちはヒーローだ、日本を発展させることも‥‥‥街を守ることも出来るんだよ‥‥‥でもね、おじさんはさ」
パンク
「どんなに強くなっても偉くなっても‥‥‥誰かを殺していい権利なんて決して手に入らないんだ‥‥‥!!」
パンク
「‥‥‥どんな形であれ、どんな理由であれ‥‥‥‥人を殺してしまえば、雄吾は‥‥‥」
パンク
「二度と『素敵なもの』なんて手に入ることは無いっておじさん思うんだけどさ!!」
フォルテEM
「‥‥‥‥‥素敵なもののことも分かりもしないのに!!」
パンク
「うん、分かんないよ‥‥‥‥でもさ」
パンク
「こんなことをしてまで手に入れたいものなんて‥‥‥‥全然素敵なものじゃない!!」
フォルテEM
「うるさいな!!だったらもう一度‥‥‥!!」
ヒット
「やめてください!!」
「もういい」
フォルテEM
「!?」
「もう、お前達が戦う必要は無い」
ストームメガノイザー
「こ‥‥‥この声は!!」
フレイムメガノイザー
「リーダー‥‥‥か」
奥の扉が開き、白髪の少年がゆっくりと階段をおりてくる
フォルテEM
「‥‥‥‥お前がアンノイズの、ボス!!」
「ああ‥‥‥‥ここまで来たんだ、醜い音」
【終曲】