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*197*
遼
「フォルテニウムを返すんだ」
雄吾
「‥‥‥‥もう無いよ」
遼
「本当にそうか?」
雄吾
「そうだ、全部僕の中に埋め込んだ」
遼
「‥‥‥‥‥そんなはずはないさ」
遼
「私は1000個もののフォルテニウムの結晶を生み出した、あれらを全て人間の体内に埋め込むなど不可能」
雄吾
「‥‥‥‥売り飛ばしたんだよ、世界各国に」
遼
「それらは回収している」
雄吾
「く‥‥‥‥フォルテニウムはまだ使える、回収しないでくれよ、そんなにあるなら少しくらい持ってたっていいはずだ」
遼
「なら、お前は他にフォルテニウムの使い方を思いついているのか?」
雄吾
「‥‥‥‥‥‥」
遼
「私は研究基質でね、とにかく結果が知りたい‥‥‥‥フォルテニウムを存分に活用してくれ」
雄吾
「父親も母親もとんだマッド野郎だよ」
雄吾
「って、おじさんの妹は母じゃないとか言ってたな‥‥‥僕の本当の母親ってなんなの?」
遼
「さあな」
遼
「肉体にフォルテニウムを混ぜ込んで産ませる実験は多数やったから、お前の元がどの女だったかは覚えていない」
雄吾
「えっ僕そんなふうに生まれたのか‥‥‥」
遼
「‥‥‥‥‥‥‥それで?フォルテニウムを活用する方法は浮かんだのか?」
雄吾
「‥‥‥‥‥ああ!!浮かんだとも!」
雄吾
「このフォルテニウムを使えば‥‥‥‥」
雄吾
「見てろ!フォルテニウムから生物を生み出すくらいやってやる!」
遼
「‥‥‥‥‥ほう、それは面白い、やってみろ」
雄吾
「例えば、メロディのデータにフォルテニウムを混ぜ込めば‥‥‥‥!!!」
‥‥‥‥‥
たくっちスノー
「おいお前ら!!大変だ!!」
詩伍郎
「え、何!?」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥新種のノイザーが現れた!」
たくっちスノー
「アンノイズに連絡してみたが、新しいノイザーは作っていないという‥‥‥そういうデータも残ってなかった」
たくっちスノー
「‥‥‥‥‥‥しかも特別なやつでさ」
たくっちスノー
「見てもらえば分かるか‥‥‥‥」
たくっちスノーは写真を見せる
詩伍郎
「これは‥‥‥!!」
そのノイザーは‥‥‥音楽時代の音を撒き散らし
雄吾そっくりの姿をしていた
【終曲】