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標的18 悩み 後編
「あ、ごめん。」
「いや、イイ。心配してくれて、アリガト。」
・・・こんな時も笑えないか。私って弱虫だよなぁ・・・
そう思いながら、ベットを降りて床に座り、
「ごめん。ファミリーなのに助けないで眺めてた。本当に、ごめん。」
と、土下座した。プライドなんてものは、犬に食わせろ。
怒るかな?拒絶するかな?恨まれるかな?
でも、沢田達は、どれもしなかった。しかも、
「謝らなくていいよ。だって、仕方ないよ。あんなの見たら誰だって動けないよ。」
「まぁ、10代目を守ったのはお前だしな。」
「助かったのは確かなのな。」
何で、そんなにすぐ許せるの?怒らないの?責めないの?
嗚呼、優しすぎるんだよ。
バーカ。
そんなんでマフィアとかするって、自殺行為じゃねぇか。
どうしよう、信じていいのか?こいつ等。
分かんない、分かんないよ。
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