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*10*
標的8 崩れていった『モノ』
ボケっと歩くのもいいもんだ・・・。今日在ったことも一時的忘れる事ができろしね・・・。多分・・・。
「チャオッス。」
何でいるんですか此の子。誰か説明Please
「迷子・・・な訳無いよねぇ。」
「当たり前だ。俺を誰だと思ってる?」
いや、知らなね――し、分かる訳ね――よ。
「で?何ですか?話あるんでしょう?私に。」
「ほぅ、どうして其う思ったんだ?」
「え?だって此処等辺あるの私ん家だけだと思うんで。」
「当たりだ。」
やった。なんか賞品くれ。
「で、話ってのはな、ツナのファミリーになって欲しいんだ。」
はぁ?Family?
「家族になれって事?」
一瞬にして私は顔を歪めた。私まだ中学生だよ?何言ってんの?
「違う。正真正銘の家族じゃなくてボンゴレファミリー次期10代目沢田綱吉のファミリーになって欲しいんだ。」
ボンゴレって、スパッゲティの?と言おうとした。
でも言えなかった
だって
目が本気だったんだ。そして分かった
此れは冗談なんかじゃないって。
其の後一瞬にして
私の平凡な日常は今日此処で音をたてながら崩れていった。
実に笑えるほど、呆気なく、崩れていった。
ねぇそう思うよね・・・?誰でも・・・さ。
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