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標的50 悪魔の様なイタズラ (ディーノside)
ああ、何で俺がこんな目に逢わなくちゃいけないんだよぉぉぉ!!?
『さっさと金寄こせや!!オラ!!』
『持ってないって言ってんだろ・・・!?』
見るからに強そうだ。此処は金を渡すしかないのか!!!?
ヤッベ、涙で出来そう。
なんか小さい子がカツアゲされている俺を見て呆れた表情してるし・・・今日は最悪な一日だ・・・・・・
その小さい子はどっかに走って行ったが直ぐに戻って来た。手に頑丈なロープを持って。何する気だ?
するとその子は俺からカツアゲしようとしている奴の片方にロープをくくっていた。俺が見ているのに気が付いたその子は俺に向かって、口に人差し指あててきた「喋るな」そう言いたげな表情で。
で、俺は黙っていることにした。
そしてまたどっかに行くとお爺さんと少し話した後、ベンチに座った。
何やりたいんだよ!!
と突っ込みそうになった次の瞬間、俺は多分一生、あの光景を忘れることは出来ないだろう。
お爺さんがトラックに乗ってエンジンが付いて動いた途端、俺から金を巻き上げ様とした奴は後ろに引っ張られて行った。
「ほ亜fhdそhfどhふぁdhファイぇdhふぃえf!!!!?」
と何言っているか分からない言葉を発しながら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうやら、あのトラックにあのロ-プは結ばれているらしく、車が動くと引っ張られて…
て感じになる
あぁぁぁぁぁぁ!!助けなきゃいけねぇ!!!
なんだよ!!あの、非人道的で悪魔の様な悪戯は!!!!?・・・いや、悪戯じゃない、最低な行為だ!!!
アイツ生きてんのかな!!?助けないと!!
と、言うか生きていたら奇跡じゃないか!!
てんぱって追いかけようとしたらその子に引っ張られて顔からズッコケた。
イッテ―――!!
本当に悪の申し子か!?恐ろしいな、おい!!