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標的41 生還 前編
復讐ねぇ・・・何考えてんだか、そんな事しても空虚になったモノは埋まらないだろうに。でも、わからないわけじゃない。
許せなくて、認めたくなくて、全てを壊してやりたいと思った時が誰にでも訪れてしまう時はあるし、唐突に考えてしまう時が来る。
全てを否定したい訳でも無い。でも全てを認める気も無い。
ただ、気持ちは分かる。まぁ、こんな小娘に分かられても嬉しくないだろうけど。
でも、XANXUSさん、あんたは間違えた。それは言える。
だって沢田達を巻き込んだもの。巻き込んじゃったらいけない人もいるんだよ。
私があんたに復讐しちゃうかもしれないし。
まぁ、止まらなくなるんだよね、こういうの。
だから私はしなかった。
あ、そうだ。忘れてた。
「神威」
名前を呼ぶと神威は振り返った。
「はい、何ですk・・・イッタ!?なにするんですか」
私は残っているありったけの力をを出して思いっきり殴ってやった。
「煩いよ―?お前何私のリングをスッてんだよ」
「何を言ってるんですか、貴方も俺からスったじゃないですか」
「私は良いんだよ、バァカ」
「へ理屈です」
五月蝿いなぁ、良いじゃん別によー。
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