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*1*
一話「始まり」
七年後でも妖精の尻尾は騒がしい。
今日もどんチャカ騒ぎだ。
「あー!仕事の後は清々しいなー!!」
「あい!」
仕事帰りのナツ、ルーシィ、ハッピー、グレイ、エルザ。
電車から出たナツはいつもの倍うれしそうだ。
「元気ね…、ハッピーも同時に。」
「おう!俺達は親友だからな!」
「あい、でもナツ…グレイの前でそれは…。」
「あ”!悪い…。」
グレイは大丈夫だと笑う。
数日前、グレイは親友だったレイガが死刑され、酷く落ち込んでいた。
「…すいません!」
「誰だ?お前。」
いきなり少年に話しかけられ、ナツは驚く。
少年はオドオドしながら、言った。
「貴方って、火竜さんですか?」
「?そうだけど…。」
「貴方が星霊魔法さん。」
「ええ。」
「貴方が氷の魔法さん。」
「ああ。」
「貴方が鎧の魔法さんですね。」
「そうだが。」
少年は一人一人、確認し手紙を渡す。
「今、主が強い人を集めています。」
全員目を合わせる。
ポカン、としていたがナツは嬉しそうだ。
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