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*50*
17話「腐敗の街」
―ウェンディ達―
「みんなぁ!」
ロメオの呼ぶ声が聞こえる。
「図書館で大きな声を出すな」とリオンは注意し、本の題名をみた。
「『兆年の孤独』…?」
「…作者は『メイキース』!間違いありません!」
ジュビアが本を開く。
埃っぽく、ウェンディが「うぇ…」と苦しそうに鼻を塞いだ。
内容は見る分、メイキースの生涯を描いたものだ。
これを詳しく調べるため、ギルドに戻ることにした。
―ナツ達―
苦心しながら、ヒントの意味を探る。
するとハッピーがの後ろに回り、ナツ達を呼んだ。
「なんだ?」
「これこれ!後ろに文字がある!」
「え!?ハッピーナイスよ!」
ルーシィが「あとで魚おごる」と言い、ハッピーはハイテンションだ。
『孤独の護り神:ソリタリオ』
「孤独…の…?」
ルーシィが石碑を見つめながら、呟く。
するとエルザが、ポツリと独り言のように言った。
「ソリタリオ?それは、確かまだ生きていたはずだが。」
「嘘!?い、今どこに…!」
エルザの肩をつかみ、ルーシィは叫ぶ。
若干戸惑いながら、エルザは東を指差した。
「向こうにある、『スズラン』の街だ。」
「いきましょ!なにかしってるかも!」
ルーシィの意見に全員頷き、東へと向かっていった。
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