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*31*
「っはー…!」
囮作戦班、ルーシィとジュビアの場所は未だ戦闘中だった。
エルザが雑魚を片付けているが、そろそろ終わっているだろうか。
「くっ…お互い魔力は少ないみたいね?」
「仲間を助けるためならっ…フェアリーテイルは負けないの!」
「ほざけ!」
アイリがユニコーンに命令をだそうとすると、ナツの声が聞こえる。
後ろを振り向けば、グレイを救出したナツ達がこっちに向かって行った。
「なに!?キクは何をやって…!」
「アイリ様っ、逃げられます!」
何時の間にかルーシィがジュビアを抱え、ナツと走っていた。
アイリの目は深紅へと染まる。
だが、どんどん目の色は元に戻った。
「…いいえ、やはりいいわ。」
「え?」
「アイツの魔力が弱ってたからね、生贄に使えないわよ。」
メアは未だに分からない顔をしているが、イムサは理解したらしく冷たく微笑む。
「なるほど、それなら楽ですね。」
「でしょ?」
「え、なに!?なんなの!?」
何が何がと騒がしくメアがイムサに問う。
分かりやすいように説明したが、分からないと言われた。
「…恐らくキクは、妖精女王とぶつかっているわね。」
「はい…。」
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