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FAIRY TAIL 過去魔法 ―完結!―
作者: ハヤチ  (総ページ数: 82ページ)
関連タグ: FAIRYTAIL グレイ・フルバスター 二次創作 微グロ 流れ星 
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20話「創られた」



「…これから、どうする?」

全員が、悩みに悩んでいるとエルザがふと気づく。

「そういえば、私はこれを拾ったんだが。」

そういい、エルザは換装を使い一つのあるものを出した。
それは――









「鏡?」
「ああ、メイキースの墓の隅にあってな…。」

鏡の大きさは手鏡ぐらいだが、ただならぬ魔力を発している。
それに警戒しながら、ナツが触れるとバチィンと大きな音を立てた。

「うお!」

すぐに腕を引き、後ずさる。
鏡に触れた指先は、少し痙攣していた。

「どうやら、その鏡……『魔鏡』のようだな。」
「魔鏡…魔法の鏡?」

魔鏡とは、魔法の鏡だ。
だが、魔法の鏡ではない場合もある。
瞬間、その鏡にグレイが映った。

魔鏡は、一気に光りだし空へと浮く。

「な、なんだ!?」
「書の最後にあったのはっ、……そういう意味か!」

リオンが、鏡から溢れる魔力に耐えながら叫ぶ。

「どういう意味よ!」
「…『その魔鏡、道しるべとなる。為に、冷たき静を創るものを映せ。すれば―』、」

もう外は夜だ。
グレイにかけられていた鍵も空に浮きだす。








―古びた教会―


アイリは、兆年孤独唄を見上げながら、高らかに笑っていた。

「っあははは!どうやら共鳴が始まったわね!」
「……。」


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