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*63*
巫女として、人として〜3〜
籤「お嬢ちゃん、それはだなぁ・・・」
おじさんは、熱心に聞いてくれた。私も全てをはなすことができた。信頼できた。
籤「うーん・・・。そうだなぁ、よし!こうしよう」
幼綺「えっ?な、なに?」
籤「お嬢ちゃんにとっておきのまじないをしてやる。足りないもの・・・友達のできるまじないだぞぉ!」
おじさんは言ってすぐ私の頭に手を乗せた。微かに光っている・・?
籤「おし、これで大丈夫だ!」
幼綺「あ、ありがとう・・、私、なにも・・・、」
籤「気にするなっ・・・なぁに安いもんよ。さて、もう時間だ・・、」
幼綺「おじさん、またあえるよねっ!?」
籤「あぁ!もちろん、」
おじさんは、力強く私の手を握ってくれた。大事なものを手に入れたかのように・・・。
満足気に帰り道を歩く私、何も知らずに・・・
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