完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*68*
自分を求めた物語〜2〜
九「どうすりゃあいい!?」
さ「いいから、来い!!」
俺が狭間の向こうにいる。何だか変な感覚だな・・・
天魔にゃあ迷惑かけた。レイムは、助けられなかったな・・・あんときのガラクタの中で聞いた言葉、心に残ってるぜ。火羅には、世話になりっぱだな。そして・・・。
俺は、うずくまった綺砂那に目を向ける。
一緒に居たかった、僅かな間だったな・・・一目惚れってやつだな。ふふ、死ぬ訳じゃないし・・・本物として・・・、
一緒に居られるさ。
さ「頼んだぞ、綺砂那を・・・」
その時、世界は悲しげに
重なった
PR