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*8*
狂った運命にシナリオはなくて・・・
「まじ?」
アグラニについた俺達は、流されるようにアクロニア鉱山の奥地にいた。賢者の危機と聞かされてはいたが・・・
「ボスかよ!!」
「私、みんなの回復でいっぱい・・・まかせた!」
「まかせた!って蜂におそわれた次が亡霊とか。くそっ」
戦うしかなかった。勝ち目?あるかさえ分からない。しかし、ひけない。かつての師の教えをまもるため・・・
「武道を行う者の負け、それは意味を持たず。また、逃げもおなじ、結果人を護れん。」
教わったのだ、破るわけにはいかない。それだけではない。さだおはこんを握りしめる。
「俺に意味があるなら。意味をもてるなら。この腐った人生、かけてやるよ!!」
「ぷっ」
キサナが笑ったが、戦闘は始まる。初の命がけである。亡霊は雄叫びをあげてさだおを睨む。
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