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6人の役者
作者: 紫桜  (総ページ数: 86ページ)
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*16*

♯14 「紺風 岳(コンフウ ガク) 」

ああ、可愛い、可愛すぎる!!!

雫のこのツンデレが見れるのはオレだけ・・・。
そう、思っていいよね。

何度も言う。雫、めっちゃ可愛い!!!!!

オレが雫の可愛さにもだえてると、後ろから声がした。

「ダメだよー、岳くーん。
 俺の目の前でそんなことしてちゃー。
 痛い目、見たくないでしょ?」

背筋がのびる。と同時に、冷や汗が大量に流れる。
そ、その声は・・・。

「晃?」

「せーかい!!」

その明るい声、すごく怖いんですけど!?

「あー、晃!
 八つ当たりすんなって!」

キタ!救世主!
その名は柏!!

「でもね、雫はいいとして」
「なんでだよっっ」

「岳は許せないなぁ・・・」
「だから、なんでだよっっ」

あー、すいませんすいません。
失礼しました。

まって、雫、何その目!!

「やっぱ、カッコよくない」

そんなこと言わないで! ね?待ってってば〜。

「フッ」

後ろから、晃の声。
今、鼻で笑いました?あなた。

「もう、八つ当たりやめてくださいよー」

「ん?俺がこのくらいで終わらすとでも?」

・・・まだあるんすか・・・。

誰か、たすけてぇ〜!!

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