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＊紹介文／目次＊

それは、誰にしもあることで。
生きていれば、いつかはなってしまう、やってしまう。


もうきっとなっているでしょう。あなたたちも。

なっていない、という自信があるのなら。

少なからず恐怖を覚えた方がいい。



もうすぐ自分も。

輝かしい舞台で演技をし、プロとは違うから、心を殺さずにはいられない。

そんな、『役者』に。

（本文参照）

10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～

＊17＊

♯１５　「紺風　岳（コンフウ　ガク）」

晃は、オレに恐怖の言葉を残していった後、先生と何か話していた。

あのな、オレは、雫に「カッコよくない」って言われたんだよ？
もう、悲しすぎる・・・。

「あー、岳。
　このたびは、ご愁傷様でした」

「なんで！？　なんでそんなこと言うの！！？」

「だって、晃、怒ると怖いんだもんっ☆」

ごめん、柏。
そんな明るく可愛く（？）言われても、オレ・・・。
立ち直れない。

「でも、岳。
　雫とおんなじチームなんだろ？
　いいとこ見せてやったらいいじゃん？」

「・・・いいとこ？」

「ああ、俺ほどじゃないが、岳だって運動神経いいじゃん？」

さらっと自慢いれないで。

・・・本当のことだけど。

「いい？相手が誰でも、ひるむんじゃねーぞ？」

「うん」

頑張れ。そういってくれた柏は、頼もしかった。

けど、その顔、どこか笑ってないか・・・・・・・・・・？