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6人の役者
作者: 紫桜 (総ページ数: 86ページ)
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*紹介文/目次*
それは、誰にしもあることで。
生きていれば、いつかはなってしまう、やってしまう。
もうきっとなっているでしょう。あなたたちも。
なっていない、という自信があるのなら。
少なからず恐怖を覚えた方がいい。
もうすぐ自分も。
輝かしい舞台で演技をし、プロとは違うから、心を殺さずにはいられない。
そんな、『役者』に。
(本文参照)
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*81*
本心じゃないからって、言う事や思うことをためらうなんて、オレらしくない。オレらしくない・・・。
そう思っても、瞬間的にオレは。
「え、どうしたんですか?」
泣いているわけで。
とめようとしても、こらえようとしても無理な涙は・・・。
あの日以来だ。