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*16*
か…かいていたやつが消えてしまった。
かきなおすのめんど…。
「サーヤ!いったいなんだったんだ?今のは!」
黎夜が問いかけてくる。みんなもいっせいにきいてくる。
「あわわわわわわわ…。わ、わたしにも、なにがなんだか…。」
「まあ、そのことはウィンドミルで話しましょう。」
まずは、ウィンドミルにもどることになった。
「ふわ〜。腹減ったー。」
「徹平さん…今回一番力をつかったのは、レイヤくんと紗綾さんです。だいたい、いつも食べすぎなんですよ!!これだから…。」
徹平は、だんだんと元気がなくなっていき…。
志穂のお説教は、ウィンドミルにつくまで続いた。
「それでは、ペンダントがどうしてこうなったか、考えましょう。急に光り、ヒビが消えてしまい、光の盾まで出しました。これは、どういうことでしょう。」
今日の報告をしてから、この話になった。
「そういえば、耕平さんは、どこですか?」
志穂が言った。
すると、伊吹がケータイを見せた。そこには…
『わりーな。今回は大事な合コンがあるんだ。ってわけで、今日は欠席ってことで!』
なんて変な欠席理由だろう。
「まったく、稲城家の人たちは…!!」
志穂の怒りゲージがどんどんたまっていく。
「ま、まあ、どうしてこうなったか、考えましょう!」
志穂にビビりながら、圭吾が話をもどした。
「幽霊の仕業とかじゃねーの?」
徹平がふざけて言う。
「徹平さん、……まじめにやってください!!!」
「ギャヒー!!!!」
「まあ、あの二人はほっといていいんじゃないかな?」
「翼の言う通り、話を続けよーぜ。」
翼と翔が言う。すると、今まで黙っていた黎夜がはっとして言った。
「思い出した…!それはたぶん、だれかがペンダントをアーティファクトにかえたんだ。」
『え…?』
黎夜の言った言葉に、黎夜以外の全員が間の抜けた声を出してしまった。
やっと、伊吹さんを出せたー。でも、まだ一言もしゃべってない…。やばいかも…。