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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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*185*

うん!だよねっ

あと…17巻読んでない人はここから読まないほうがいいです



「んー、ユリさんって何者なんだろ」

「え、綾美、いきなりなに?」

ぶつぶつと疑いの言葉を言い始める綾美に、紗綾は驚きつつも聞き返す。

「だってさー、マテリアルの可能性低いじゃん。突然変異かもわかんないし…」

「―――そうだけどさ」

紗綾は、そんなこと考えてもいなかった。
―――否、考えたくなかったのだ。

ユリは、とても優しい。
ふわりと包み込むように、包容力がある。
花のように可憐で、笑うと、花が咲くように美しい。


―――だから、考えたくなかった、その可能性を。


「おい、来たぞ」

「あ、はいっ」

翔の声とともに、みんなが走りだす。

それを見た京一郎とユリは、当然、驚いている。
そして、逃げるように去っていく。

「確保―――っ!」

「うわあっ」
「きゃあっ!?」

綾美の大声とともに2人が抑えられる。

さらに、みんなが飛びかかる。
もちろん、2人とも動けない。


「ぐ、ぐるじい…」


京一郎やユリよりも早く、なぜか徹平が根を上げる。

とりあえず離れたが、もちろん、手はつかんで離さない。



「―――なんで、こんなことしたんですか?」

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