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*185*
うん!だよねっ
あと…17巻読んでない人はここから読まないほうがいいです
「んー、ユリさんって何者なんだろ」
「え、綾美、いきなりなに?」
ぶつぶつと疑いの言葉を言い始める綾美に、紗綾は驚きつつも聞き返す。
「だってさー、マテリアルの可能性低いじゃん。突然変異かもわかんないし…」
「―――そうだけどさ」
紗綾は、そんなこと考えてもいなかった。
―――否、考えたくなかったのだ。
ユリは、とても優しい。
ふわりと包み込むように、包容力がある。
花のように可憐で、笑うと、花が咲くように美しい。
―――だから、考えたくなかった、その可能性を。
「おい、来たぞ」
「あ、はいっ」
翔の声とともに、みんなが走りだす。
それを見た京一郎とユリは、当然、驚いている。
そして、逃げるように去っていく。
「確保―――っ!」
「うわあっ」
「きゃあっ!?」
綾美の大声とともに2人が抑えられる。
さらに、みんなが飛びかかる。
もちろん、2人とも動けない。
「ぐ、ぐるじい…」
京一郎やユリよりも早く、なぜか徹平が根を上げる。
とりあえず離れたが、もちろん、手はつかんで離さない。
「―――なんで、こんなことしたんですか?」
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