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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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*199*

「え…」

みんなの声に背を向け、綾美はその辺りの土を探り始める。


「…ここか」


そう言うと、目を閉じ、意識を手元に集中させる。



「―――地よ、この先にある場所へ―――」



そう言った瞬間、眩い光が辺りを包み―――



「…この先に、2人はいるはずだ」



そこには、1つの穴。


人が通れそうなくらいの大きさだ。


「…みんなはここで待っていてください。わたしが行ってきます」


綾美は、1人で行こうとした。

しかし、それをみんなが許すはずない。


「ダメだ」

「れん…離して」


れんが綾美の腕を掴み、紗綾と黎夜も頷いた。


「こっちは、俺たちがついてるから、4人で行って来てくれ」

「任せたよ」


「―――分かった…。4人で行こう」


綾美もしぶしぶ納得し、穴に飛び込んだ。

そして、残された3人も頷き、飛び込んだ。


――――――――――――――――――


「志穂、徹平さん!」


綾美たちは、穴に飛び込んでから少し歩き、2人の名前を叫んでいた。


「…あ、綾美!あそこ!」


紗綾が指差した先。

そこには、ぐったりとした志穂と、それをかばうように立っている徹平。

―――そして、悪魔。

「大丈夫ですか!?」

「あやみっち、さあやっち、レイヤ、れん!?」

「…もう気づかれたか」

徹平は少しほっとした顔になり、悪魔は舌打ちをした。


「あいつ、しほっちの体を乗っ取ろうとしていて…。しかも、全然歯がたたねぇ」


徹平は悔しそうな顔をして、悪魔を睨みつける。


「うるさいな。風よっ」


「くっ…光よ、万物を弾く盾となれ!」


黎夜が生み出した盾で攻撃を防ぐ。


「徹平さんは、志穂をお願いします」

「あ、ああ」

「悪魔!わたしが相手よ!」


綾美が一歩前に踏み出す。


「綾美!無茶しないで…」

「紗綾こそ無茶しないで。足元フラフラ。黎夜とれんも」

「うっ…気づいてたの?」

「そりゃもう。バリバリに」


綾美はにこっと笑い、もう一歩前に出る。


「さあ、覚悟なさい!」



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