完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~
*93*
「うう〜、苦い〜。」
「…ここまで苦いなんて…。」
「綾美ちゃん〜。」
「苦い…。」
「………。」
「綾美のせいだな。」
「最初に仕掛けたのはあんたでしょぉ?あの薬が苦いのは、しょうがないの!」
今は、部活を終えてみんなで帰っているところ。
紗綾、志穂、かえで、れん、悠斗、黎夜、綾美たちが、ぎゃーぎゃー言っている。
そして、本人たちは知らないが、現在怪奇探偵団に入っている者は全員美形だと噂になっている。
「あ、そういえば、紗綾たちは今日からわたしの家来るんだよね?」
「うん。よろしくね。」
「ああ。」
紗綾たちは綾美たちの家がどんなふうか知らない。
なので、どんなところか心底わくわくしていた。
「あ、あとさー、今度の日曜日、パーティーやらない?」
綾美がごきげんな顔で聞いてくる。
「うん。楽しそうだね。」
紗綾たちは同意を示す。
というわけで、今度の日曜日、綾美の家でパーティーをやることになった。
途中で志穂と別れ、ウィンドミルの少し先に行く。
「あっ、着いたよ〜。」
綾美が指差した先には。
「えええええ!?」
「え…。」
小学生が住むには広すぎる豪邸だった。
ふ〜、わたしもこんな家に住みたいよー。
…ところで。途中で、現在怪奇探偵団に入っている者は全員美形。ということは。
去年怪奇探偵団に入っていた徹平は美形じゃないということです!((ひどいっ!by徹平
PR