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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」
作者: マヤ  (総ページ数: 208ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 
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*95*

…日曜日。パーティの日だ。
みんなが綾美たちの家にぞくぞくと入ってくる。…驚きながら。
「…広いです…。」
「すっげー…。」
「広い…。」
「うわ、なんだこりゃ!?」
「広いね…。」
今日は、灰神兄弟たちの仕事はないみたいだ。
そして、元マテリアルの大人も入ってくる。
…とは言っても、耕平、圭吾、伊吹ぐらいだが。
「はぁ〜い、入って入って〜。」
綾美が案内をする。
案内をしてもらわないと迷子になりそうだ。
案内されたその場所には…。
「うっひょー。うまそ〜。」
豪華な料理が並べられていた。
その光景を見て、徹平は思わず声を上げる。みんなも驚いている。
いつもなら志穂が徹平に注意…というか毒舌を吐いただろうが、この光景を見ては、そんなことは言えない。
「これ…全部綾美さんが…?」
志穂が声を出す。…小さな声だったが。
「え?あー、これは、紗綾とかえでにも手伝ってもらったの。」
綾美が笑いながら言うが。
「え、でも、ほとんど綾美が作ってたよ。ねえ?かえでちゃん。」
「うん。ほとんど綾美ちゃんだよ。」
と反論をする。
「ま、とにかくパーティ始めよっか!」
そんな反論はスルーし、パーティを始める。
みんなで笑いあいながら料理を食べる。
綾美とれんは目が合うたびにうつむき、真っ赤になる。
それを見て、みんなにやにやにや。さらに真っ赤。
そして、綾美が志穂と徹平の話に変え、今度は志穂と徹平が真っ赤。
それを見て、みんなにやにやにや。さらに真っ赤。
みんなで笑った。みんなでふざけあった。楽しい。
「灰神先輩、歌ってくださいよ。」
なぜかそういう流れになり、翔と翼が歌いだす。
そこは本当にパーティ用と言っていいくらいの部屋だったので、ステージがあったのだ。
翔と翼が歌い終わると…、綾美たちの姿がない。…すると。
翔と翼の後ろから4人の少女が現れた。 

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