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【視点小説】help-END【完結】
作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 62ページ)
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*12*

デーリッチ視点

...デーリッチ達はまた、Rinsの外に付いた。

...さっきと比べて景色がキレイな気がする...本当に気がするだけなんだけど。

ローズマリー
「面白いものとは一体....」

Sans(over)
「まぁ見てなって、おい、連れてきたぞ。」

over Sansは【見張り台】に指を指す

エステル
「え、なに?会わせたい人でもいるの?」

Sans(over)
「まあな、お前さん達なら見に覚えがあるはずさ、おーい、もう隠れる必要はないぞ。」

見張り台から出てきたのは...



「....もう大丈夫なの?」

「全く、見せたいものがあるから隠れてろって...」


ローズマリー
「....え?」

エステル
「この声って...」

Sans(over)
「どうだ?いい隠れ場所だろ?」

「何言ってるでちか、アレに二人で隠れろなんて無茶なんでちよ」

ヅッチー
「この独自の語尾は...」

「もう外出て大丈夫なんだよね?危険じゃない?」

「あーうん、問題ないでちよー。」

シノブ
「そしてこの薬品と苔が混ざったような独特の匂いは....」


「.....これは何の冗談でちか?君は私達に鏡でも見せたいのかい?」

「ねぇデーリッチ!これ私達?」


エステル
「デーリッチとマリーが二人ぃ!?Papyrusの時と同じじゃない!!」

メニャーニャ
「まさかこれは....」

Sans(over)
「お察しの通り、そちらのデーリッチがit、及びhelp-taleに大きく関わった結果....」


たくっちスノー
「help-taleにデーリッチ達が上書きされ...【ざくざくアクターズ】のAUが誕生してしまった?」

野獣先輩
「いや、何の冗談っすかそれ、笑えねーよ」

プリシラ
「しかし現に今二人の分身が目の前に...」

デーリッチ
「えーと、念のため聞くけど、君はデーリッチでちね?」

デーリッチ?
「ああ、私はデーリッチさ...となると、君はもしかしてローズマリー?」

ローズマリー
「あ、ああ....向こうにいるのも私か?」

ローズマリー?
「うん、マリーはローズマリー!ローズマリー王国の国王だよ。」

デーリッチ
「....へ、今、なんて?」


デーリッチ?
「ローズマリー王国...私はその王国の参謀を勤めている、まだ子供だけど他にやれる人物がいないからね。」

エステル
「ローズマリーおうこくぅ〜?」

メニャーニャ
「み、見事に我々の知る二人と真逆だ...大人びたデーリッチさん、子供っぽいマリーさん...それはつまり。」

Sans(over)
「俺たちで言うところの【Swap】に当てはまるな。」

Papyrus
「クローンだらけでワケわからないぞ...」

デーリッチ(スワ)
「...確か向こうに町があったはずだよね?そこで私達にも話を聞かせてほしいでち」

ローズマリー(スワ)
「お腹すいたー」

デーリッチ(スワ)
「....あと、ローズマリーにお昼ご飯あげなきゃ。」

Sans(over)
「OK、んじゃ向かうか、グリルビーって酒場が町にある、Swap Papyrusもそこにいるはずだ、そこへ向かおう。」

ローズマリー(スワ)
「しゅっぱーつ!」

ローズマリー
「なんだか調子狂うなぁ...」

...もう一人の自分、もう一人のローズマリー。

まさか、こんなことが起こるなんて...


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【デーリッチ(Swap)】

デーリッチがhelp-taleに介入した結果生まれた存在、ローズマリー王国の参謀。

元のローズマリーのような落ち着いた口調で話す

見た目はデーリッチそっくりだが、白いローブを着ており、回復魔法を得意とする、言うことを聞かないスワップローズマリーにはヘッドバッドでお仕置きする。

大人ぶりたいので絶対に話さないが、実はチョコプリンが大好物。

【ローズマリー(Swap)】

デーリッチがhelp-taleに介入した結果生まれた存在、ローズマリー王国の国王。

元のデーリッチのような子供っぽい性格をしている、なお年齢は10代後半くらい

見た目はローズマリーそっくりだが、黄緑色のシャツとハーフパンツを着ている、最古のハグレが持っていたという杖【ゲートオブワイズマン】を持つ。

苔が大好きで、苔から魔力を吸収するくらい大好き。

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