完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

【視点小説】help-END【完結】
作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 62ページ)
関連タグ:
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~

*42*

デーリッチ視点

「ぐあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

誰かに起こされて、見た光景は...エステルちゃんがマクスウェルにアームロックするという異様な光景だった、


マクスウェル
「次のリセットは見逃すって言っただろうが!!話聞いてたか!?」

エステル
「あんたに言われたって信用出来るか!!シノブが起きるまで離さないからな!!」

シノブ
「エステルもういいから、今ので起きたから。」

マクスウェル
「腕外れるところだった....」

スネーク
「ここはあの時の....これがリセットという奴か。」

マクスウェル
「ああ、非常事態とかで、奴が無理矢理起こしたんだ」

メニャーニャ
「奴、とは...もしかしなくても例の仲間ですか...何故そんなことを?」

マクスウェル
「お前達の力が必要なんだってさ、僕は関わらないつもりだが。」

...デーリッチ達の力が必要?

マクスウェルの味方が、何故そんなことを?

その時、何処かから音がなる。

野獣先輩
「ん、電話?一体誰から...スネーク、あんたの通信機からも反応が。」

スネーク
「これは....オタコンからじゃない、誰だ?」

野獣先輩
「俺もこの電話番号は知らないっすね....」

マクスウェル
「奴が出ろってさ。」

野獣先輩
「しょうがねぇなぁ(悟空)...もしもし?誰?」

スネーク
「こちらスネーク、お前は何者だ?何故俺の通信機に繋げることが出来る?」


【へへへ...繋がったかな?】

エステル
「うわっ、誰!?」

【俺はマクスウェルの助言者さ、まだ姿を表すことは出来ないがな...】

シノブ
「...貴方がマクスウェルを生き返らせた者。」

【手紙でも書こうと思ったが、アイツが素直に渡すはずもないと思い、電話を通してコンタクトをとろうと思ったわけさ。】

ローズマリー
「...なるほど、助言者、貴方は我々に何をしてほしいんですか?」

シノブ
「わざわざリセットをするなんて、よっぽどの事では...」

【そうだ、お前さん達に頼みたいことは二つ、1つは『W.D.Gaster』の捜索の手伝い】

プリシラ
「Gasterとは何者でしょうか?」

マクスウェル
「itの第一発見者でitの研究をしている、こいつはそのGasterの助手だそうだ。」

【その通りだ、ただ...昔敵に襲われてit化がある程度進行してるんだ、大丈夫だとは思うが、気を付けてくれよ。】

デーリッチ
「うーん、どうするでち?」

メニャーニャ
「まだitの事を全然知りませんですからね、深くitを知る者を突き止めるというのは我々にとっても 大きなメリットとなるはずです。」

【よし、1つ目は決まりだな、俺も出来る限り手助けしよう。】

Gaster、itの発見者。

姿を見せてないって...生きてるんでちかね?

野獣先輩
「...それで二つ目は?」

【たくっちスノーを無力化しろ】

野獣先輩
「は?たくっちスノーを?」

エステル
「あいつはもう無力化してるようなものよ?」

【なんだ知らないのか?奴は口振りからして力を取り戻して来てるぞ?】

野獣先輩
「ファッ!!!?」

マクスウェル
「ああ、それも70%もな、僕にバケモノを差し向けてきやがった。」

ローズマリー
「す、既に70%もですか!?」

【そうだ、奴にitのようなエネルギーが沢山見られる...アイツ、itを大量に食したみたいだな。】

シノブ
「む、無茶苦茶な...」

【あのままじゃ、何しでかすか分からねぇぞ、とんだクズ野郎だしな。】

野獣先輩
「あっ、そっかぁ...ようやく利用価値が生まれたかと思ったらこんなことに」

マクスウェル
「しかも相当ひねくれてる、努力を嘲笑い、楽する事ばかりを考えるような奴さ。」

野獣先輩
「あーもう、exeどこいったんすかもう....」

デーリッチ
「ちょっと待つでち、たくっちスノーもリセットするとここに帰ってくるはず...」


【....なんだと!?】

....たくっちスノーの姿は見えない、既に別のところへ向かったか、あるいは...?

ヅッチー
「どこにもいないな』

【なら良いが...】

プリシラ
「目的は決まりましたね、【Gasterの探索、及び救出】【たくっちスノーを無力化】の二つ...引き受けましょう。」

【すまない、俺一人では力不足でな...何か相談したいことや伝えたいことがあればすぐ連絡してくれ...このメッセージが終了すると自動的に電話番号が登録される。】


...切れた、さて、ここからでちね。

エステル
「...で、どっちを優先させる?」

スネーク
「Gasterという人物から情報を得たいが、そのたくっちスノーという人物が邪魔をするかもしれないからな...」

マクスウェル
「言っておくが奴は98回死んでも問題ないというクソみたいな耐性があるぞ、お前達に協力なんかしないけどな」

エステル
「あーはいはい、あんたは好きにしなって。」

マクスウェル
「フン!」

野獣先輩
「でもたくっちスノーも中々厄介っすよ?あらゆるゲームやアニメのキャラクターを呼び出したり、自身の体を好きなキャラの体に変化させたりとかするし」

スネーク
「...それは、面倒だな。」

ローズマリー
「しかもそれらを組み合わせて例の【マガイモノ】を作る技術もある...70%もあれば使えてもおかしくない。」

シノブ
「一度相手にしたから分かりますが、倒すのは面倒ですね。」

ヅッチー
「...でもさ!前にたくっちスノーをコテンパンにした奴がいたよな!」

ディクス
「そんな人物が?それは一体誰?」

ヅッチー
「それはー


ヅッチーが言い終わる前にブルーベリー...Swap Sansが慌てて扉を開けた

Sans(スワ)
「大変だよー!!グリルビーにすっごいのがいるんだー!!」

Papyrus
「すっごいのだと!?どんな風にすっごいんだ!?」

Sans(スワ)
「えーっとね、とにかく来て!」

デーリッチ達はグリルビーに向かって走り出した。

...それにしても、すっかり拠点になっちゃったなぁ、あの酒場。

41 < 42 > 43