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作者: S・メイドウィン・黒影 ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 62ページ)
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*53*
【Aの世界】
マクスウェル視点。
僕らはcoreの中に入った....
正面から入ってみたが、本当に誰もいなかった。
マクスウェル
「本当に全部吸収してしまったか....」
【よし、全員来たな?】
デーリッチ
「渡したいといっても...どこにいるんでちか?」
【扉開けてくれたら投げ入れるからよ...今開け方を説明する】
ローズマリー
「直接来るわけでは無いのか....貴方、本当に何者なんですか?」
【お前達には関係のないことだ....】
.....こいつの正体、か。
まぁ、ある程度察しはついているが。
【開け方は北に24歩歩き、そこから西に15歩き、着いた床に五分間立った後右に42回回れ】
エステル
「ごめんもう一回言って、北に24歩西に15歩の後何?」
野獣先輩
「バグ技でも起こす気っすか.....」
【いいから早くやってくれ、俺の正体なんていいからさ。】
....正体を悟られたくないようだな、こいつはやはり。
マクスウェル
「まぁ、僕はお前の正体に何となく気付いているけど。」
【....なんだと?】
デーリッチ
「え、本当でちか!?」
エステル
「ハッタリか何かじゃないでしょうね....」
マクスウェル
「ああ、こいつは...【error Sans】だ!!」
【........】
シノブ
「error Sans....ってあのAUの破壊者ね?どうして言い切れるの?」
マクスウェル
「こいつはな、AUに対してあまり良く思っていなかった...そんな事を話していた。」
メニャーニャ
「それだけで決め付けるのはどうかと思うのですが....」
【....まぁ、確かにお前に対してそんなことを愚痴ったことはあるな、俺が嫌いなのは出来の悪いAUだが。】
マクスウェル
「そう、それだ、お前は不出来なAUを嫌う...だからこそお前は無実の罪を証明しろと言った!」
【おい、その話はするな。】
ローズマリー
「マクスウェル、それは一体どういう事だ....?」
マクスウェル
「僕を生き返らせた理由さ、コイツは僕を動かして、無実の罪を証明しろと言ったんだ。」
エステル
「なぜマクスウェルなんかを」
マクスウェル
「人間だったら誰でも良かったんだと!!カスが!!」
かなちゃん
「無実の罪...というと恐らくこの【help事件】の黒幕だと思われていたという奴ですね...まぁ、原因はたくっちスノーだって自らバラしたみたいですが。」
【......】
マクスウェル
「答えないという事は、正解ということで良いんだな?」
【.......】
どうやら僕は正しかったみたいだな。
「かなづち大明神ッ!!」
突然叫び声を上げながら壁を叩く音が響く....あいつ、もうこっちに着けてきたのか。
マクスウェル
「もっと始末しておけよ...」
かなちゃん
「あの人、吹っ切れて何言っても聞かなくなりましたからねぇ....」
壁を通り抜けて...「奴」が現れた。
たくっちスノー
「自分の大事な残機をよくもォ!!」
かなちゃん
「60も残してあげたんですよ?」
マクスウェル
「何の用だ?この数相手に攻め込みに来るなんて良い度胸している。」
たくっちスノー
「フフフ....良いことを教えてやるよマクスウェル、君の助言者は【error Sans】ではない...【ink Sans】だ!!」
マクスウェル
「なんだと!?」
創造の神が助言者だと!?そんな事あるはずがない!
マクスウェル
「お前、根拠はあるのか?」
たくっちスノー
「もちろんだ、破壊者にドロドロの死体だったお前を直す技術があるわけもないだろう?」
マクスウェル
「.....他には?」
たくっちスノー
「だってさ...itと一体化して、設定を確認してたら面白いことが分かったもん...助言者、いやink Sans!デーリッチ達をこの世界に連れてきたのはお前だろ?」
デーリッチ
「えっ!?」
ローズマリー
「なにっ!?」
エステル
「マジで!?」
【....ああ、デーリッチ達をここに連れてきたのは俺だ。】
かなちゃん
「何故そんな事を....ああ、マクスウェルを生き返らせたのと同じ理由ですね、誰でも良かったと。」
マクスウェル
「だが何故奴の正体がinkとはまだ言い切れないぞ....」
たくっちスノー
「創造神ならウイルスくらい作れるだろぉ!?」
かなちゃん
「あー無理ですよ、『ビショップかなちゃん』に問い合わせた所彼はAUを作る手助けをする存在でしか無いようです。」
ヅッチー
「つまり、ink一人では何も作れないって事か。」
マクスウェル
「そういう事だ、error以外ありえない....」
スネーク
「error、つまりバグ...ウイルスを作れてもおかしくないだろうな。」
デーリッチ
「....うーん、どっちが正しいんでちかね?」
メニャーニャ
「正直どちらも信用できませんよね。」
たくっちスノー
「...ヌヌヌヌヌヌヌ、なら仕方ない..本人を呼び寄せるしかないようだな。」
デーリッチ
「もしかしてあのめんどくさい事行う気でちか?」
たくっちスノー
「自分に掛かれば三歩歩くだけで扉が開くチートコードを貼り付けれる!作者は神だからな!」
ヅッチー
「こいつ本当にメイドウィンと言ってること真逆だなぁ...」
...あいつは本当にやった。
三歩歩いただけで、壁だった一部分が消えて、空洞になった.....そしてそこから。
(ビュン!!)
たくっちスノー
「グッ!!」
空洞から青い糸のような物が表れて、たくっちスノーの体を縛る。
【これで、お前の命は俺のケーブルに繋がった....お前自身の所有権は俺に移った。】
スネーク
「....これは電子機器にある青い線」
たくっちスノー
「その青いケーブルは.....errorの....」
【そうだ、マクスウェルは正しかった、確かに俺はerror Sansだ。】
マクスウェル
「やはりな。」
【.....が、ink Sansっていうのも間違いではない、お前達の答えは両方50点だ」
空洞から【助言者】らしき骸骨が見える、僕が一瞬だけ見えたシルエットからして...奴で間違いないだろう。
「100点満点は....errorとinkの両方、が答えさ。」
その骸骨は、左半分が真っ黒で、右半分が絵の具で汚れていた....
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【助言者の正体】
彼の正体はitとの戦いの果てに一つになってしまったerror Sansとink Sans。
基本的に話しているのはerrorの人格で、inkの方はAUを作れる者がいなくなった影響で脱け殻となってしまっている。
左手の指からerrorSansの特技でもある青いケーブルを伸ばすことが出来る。
ガスターの助手を勤めていたのはinkの方。