完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~
*92*
【第4話:休日の過ごし方】
〈しのぶside:蝶屋敷〉
私は思わずはあっと息を吐いた。
今日は、警備地域の見回りなどの仕事は非番。
他の柱の皆さんも、任務がないと言うことだったので、なにか皆でできないものかと思う。
しのぶ「何をしましょうかねぇ……」
アオイ「どうされましたかっ!」
しのぶ「今日は柱の皆さんがおやすみですので、皆で何かしようと思いまして」
アオイ「そうですか。確か今日は神社のお宮でお祭りがあると聞きました。
一緒に行かれてはどうですか?」
しのぶ「なるほど……この冬の時期にお祭りですか。いいかもしれませんね!」
アオイ「私も仕事終わりに、カナヲたちと行こうと思っていますので」
しのぶ「了解です~。それでは私、皆さんに声をかけに行ってきますね~」
アオイ「はい、お気をつけて」
お祭りですか。前行ったのは、伊黒さんと甘露寺さんのデートの日以来ですね。
(詳しくは短編集をcheck)
炭治郎くんたちも誘って、みんなで楽しめるといいですね。
********
〈一方無一郎side:宵宮家〉
無一郎「………本当に、ごめん、泊めてもらって……」
炭治郎「大丈夫だ時透くん。何しろこんな雪だろ? 無事で良かったよ」
有為「ええ。服にも雪がついていましたし、ボクもあんな状態では見過ごせませんでしたから」
寧々「えっと、あの子は……」
光「ああ、確か〈霞柱〉の時透無一郎さんですよね」
花子「会うのは六新鬼月戦以来ダネー」
無一郎「……ありがとう宵宮さん」
有為「いいえ、お安い御用です。服が濡れてたので洗っておきますね」
無一郎「自分でやるよ。君は座ってなよ」
有為「いえ、大丈夫です! 今日は桜さん達も来られていますし、思う存分パシれるんで!」
~有為、働かせる気満々~
桜「私たち、雑用係なのね」
夏彦「まあオレたちは別にいいんだけど、キッパリ『パシリ』って言うあたり有為ちゃんだね」
つかさ「わ、雪降ってきた! あまねー雪だるま作ろうよー!」
花子「ヤダよ外寒いもん」
善逸「お前元気だな………ふぇ、ふぇっくしょん!」
寧々「花子くんって、意外と寒がりなのね」
禰豆子「ムー?」
仁乃「まあ寒いもんはしょうがないよ。私重湯作ってくるね!」
睦彦「おおお、俺も行く!」
有為「台所は廊下進んで突き当りにありますから」
二人「はーい(奥に消えていく)」
夏彦「ところでさ……こっちのお二人さんは何してんのかなあ」
メイ「……ふわぁ……3番、ここはワタシが入ってるんですよぉ(コタツ沼にハマる)」
ミツバ「4番どいてよっ、寒いんだから!!(同じくコタツ沼にハマる)」
伊之助「何か変な奴がいるぜェ! 勝負しろォ!!」
ミツバ「今コタツでぬくぬくしてるから無理―」
花子「なんか他の七不思議も誘ったんだけどさぁ、結局3番と4番だけ応じてくれたんだ」
メイ「言っときますけどぉ、七番様のことは相変わらず大嫌いですからねぇ」
つかさ「どんまい、あまね」
花子『1番ー。宵宮んとこいこー』
茜『クリスマスはアオちゃんとクリスマスデートするんで無理です(キッパリ)』
花子『2番ー。宵宮んとこ行くよね?』
ヤコ『やあよ。子供と行ってきなさい』
花子『土籠は宵宮んとこ行けるよね?』
土籠『あいにく冬休みには年賀状とテストの採点溜まってるんで………』
花子「全員にドタキャンされてさぁ……」
禰豆子「ムームー」
光「輝兄を誘わなかったオレの功績も褒めてくれよ……」
炭治郎「でも良かったじゃないか。こんなに賑やかな年越しは初めてだよ(ニコ)」
無一郎「僕は、毎年柱の皆と集まってやってる」
善逸「マジで! いいなぁ、高いもん食べれるんでしょ??」
睦彦「ただいまー。作ってきたから足湯したい奴はやっていいぞー」
仁乃「何の話してたの?」
もっけ「かすみばしらの としこし」「ごうかだった」「アメやる」
無一郎「昨日は………みんなで胡蝶さんの家で『イントロドン』やったよ」
寧々「い、イントロドン??? 大正時代で!??」
無一郎「誰かさんが……教えてくれて」
一同「誰かさん??」
有為「誰に教えてもらったんですか?(緑茶を入れながら)」
無一郎「えっと……確か……」
無一郎「『じゅじゅつ』で『じゅれい』を倒してる人たちで」
炭治郎「呪術で呪霊を倒してる人たち……」
無一郎「『じゅじゅつこうとうせんもんがっこう』の一年ズって言ってて」
善逸「呪術高等専門学校の一年ズ……」
無一郎「担任の先生が鬼つよなんだって」
睦彦「担任の先生が鬼つよ………」
かまぼこ隊一同「どっかで聞いたような………」
寧々「それってもしかして、葵が最近ハマってる……」
葵『寧々ちゃん聞いて! 最近とっても人気なアニメがあってね』
寧々『どんなアニメ?』
葵『んふふー。呪術廻戦っていうの! おすすめだから見てみてね♪』
一同「マジでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?? 呪術廻戦の人たち来たの???」
無一郎「………じゅじゅつかいせん、だったっけ……忘れちゃった」
寧々「え、え、え、有為ちゃんまたミスって召喚したの??」
有為「知りません知りません! 最近は術も使ってないです!」
光「あのあの、五条先生来たんすかっ!?」
無一郎「そのひとは来てないけど、『イタドリ』と『クギサキ』と『フシグロ』はいたよ」
一同「嘘ぉおおおおおおおおおおおおおおおお???」
無一郎「……今も多分いるはずだよ」
一郎「マジいいいいいいいいいいいい??」
~興奮でテンションがおかしい一同たち~
と。
ピンポーン
炭治郎「誰か来たみたいだな。出てくる」
有為「ありがとうございます」
炭治郎「(ガララッ)はーい………あれ?」
??「えっと、ここであってるのよね? しのぶさんが言ってた家って。ぼろっちいわね」
??「うっほお! 大正時代ってすげえよな! なあ伏黒?」
??「まあな」
炭治郎「(えええええええええええええええええええええええΣ( ̄□ ̄|||))」
Next→まさかのまさかのコラボ! 次回もお楽しみに!