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ろくきせ恋愛手帖
作者: むう  (総ページ数: 113ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり ろくきせシリーズ 
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*20*


LINEでshimejiを使ってるときに考え付いたネタ

 Q1.□に当てはまる言葉を自由に答えなさい。


 A「□□□□だよ」
 B「うん!」


 A、花子くんキャラに答えてもらった

 花子「【ヤシロは大根足】」
 寧々「【源センパイイケメン】」
 葵「【うーん10点♪】
 輝「【7番は悪霊】」

 茜「【アオちゃん大好き】」
 光「【今からお前を祓う】」
 
 ミツバ「【僕はかわいい】」
 桜「【夏彦はチャラ男】」
 夏彦「【愛の試練】」
 つかさ「【あまねはオモチャ】」

 ****************************


 〈花子side〉


 花子「ほら、どうしたの? それとももう負けを認めちゃう?」
 もっけ「負けたくはない」「負けるの嫌い」「やむなしやむなし」
 花子「じゃあ早くしてよ」


 俺は、事件がなにもなくて仕事がオフのときはよく、もっけと花札をしている。
 今日も旧校舎三階の女子トイレで、もっけと一緒に遊んでいるんだケド。
 もっけってば、さっきからなかなか手番を行わないんだよね。

 いい加減、さっさとしてほしいな。
 だってもうすぐヤシロと少年が来る時間だし、二人を思いっきりからかってみたいし。

 それに今日の午後は、確か宵宮に召喚してもらえる日だって聞いた。
 それなら、早めにヤシロにトイレを押し付けて…ああいや、手伝ってもらえばいっか。
 

 花子「ねえ、ちょっと聞いてる?」
 もっけ「ちょっと待て」「もうちょっと待って」「うむうむ」
 花子「早くしてって言ったよねぇ?」


 もっけ「……降参だ」「我々やっぱ負けた」「もう帰る」
 花子「やっぱり俺が勝ったじゃん」


 しおしおともっけがトイレから出て行くのを見送って、大きなため息をつく。
 まだ時間が残ってるな。これからどうしよっか?
 

 そう言えば竈門たちどうしてるかな?
 また我妻がギャーギャー言ってるのかな。
 刻羽は胡桃沢と上手く行ってそうでなによりだ。
 まあほぼ、俺がくっつけたものだケド。

 
 

 〜タタタタタッ〜


 軽快な足音が聞こえて、ふとトイレの入り口に視線を移す。
 ヤシロが慌ただしそうに向こうから駆けてくるのが見えた。


 花子「あ、ヤシロ! そんなに慌ててどーしたの? そんなに俺に会いかったの?」
 寧々「あ、花子くんっ、午後は大正時代!」
 花子「えっ、ちょ、ちょっとヤシロ!?」


 俺のからかいをさらっとスルーし、ヤシロは凄い早口でそう言うと、廊下の奥に消えた。
 説明になっていない答えに、苦笑いが漏れる。
 

 大正時代へ行くのは、俺とヤシロと少年だけでよかったっけ?
 彼女のことだから、きっと少年のお兄ちゃんまで呼んじゃったりとか、ないよね?
 あの人俺を倒す気満々だし、笑顔がすごい怖いから嫌なんだよね……。

 放送室メンバーも来るカモ。
 七峰は一応悪役だけど頼りになる(敵だけど)し、日向もまぁチャラいけど害はないし……。
 でも、つかさももしかしたら一緒に行く?


 花子「(『来ないで』なんて言えないし……)」


 つかさとは色々あって、俺はちょっとあの子と話すのは気まずい。
 でも、大正時代では一緒に戦ったし、実際強かったし、うーん。
 

 ま、いいや。難しい問題はまた後で解けばいい。
 だから、今はゆっくり、二人を待つことに専念しないとね。



 ーーーーーーーーーーーーーーー




 …………おかしい。
 あれから15分が経った。流石にHRはもう終わってると思うし、今日は午前中授業。
 来ないってわけ、ないよね?

 もう少し、待ってみようか。





 −−−−−−−−−−−−−−−−




 時間が、ゆっくり過ぎて行った。
 30分経っても、1時間経っても、ヤシロたちは来ない。
 何かあったんだろうか?


 七不思議がいて、彼らを凶暴化させるメンバーもいること学園のことだ。
 霊的な事件に巻き込まれることも少なくない。

 
 花子「…………世話が焼ける助手だなぁ」


 仕方ない、ちょっと調べてこよう。
 だって俺は学年七不思議のリーダー・トイレの花子さんだからね。
 それに、俺の大事な助手が困ってたら、助けるのが当たり前。

 そう改めて決意を固めると、俺は女子トイレを駆けだした。
 待ってて、すぐに助けに行くから。だから泣いちゃダメだよ?

 宛てはある。最近、学園である噂が流れているのを耳にした。
 理科室前のA階段。
 そこに行けば多分、探している答えが、きっと見つかるはずだ。


 ネクスト→次回、放送室メンバーside。彼らの仕業なのか果たして? お楽しみに。
 
 


 
   

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