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*20*
LINEでshimejiを使ってるときに考え付いたネタ
Q1.□に当てはまる言葉を自由に答えなさい。
A「□□□□だよ」
B「うん!」
A、花子くんキャラに答えてもらった
花子「【ヤシロは大根足】」
寧々「【源センパイイケメン】」
葵「【うーん10点♪】
輝「【7番は悪霊】」
茜「【アオちゃん大好き】」
光「【今からお前を祓う】」
ミツバ「【僕はかわいい】」
桜「【夏彦はチャラ男】」
夏彦「【愛の試練】」
つかさ「【あまねはオモチャ】」
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〈花子side〉
花子「ほら、どうしたの? それとももう負けを認めちゃう?」
もっけ「負けたくはない」「負けるの嫌い」「やむなしやむなし」
花子「じゃあ早くしてよ」
俺は、事件がなにもなくて仕事がオフのときはよく、もっけと花札をしている。
今日も旧校舎三階の女子トイレで、もっけと一緒に遊んでいるんだケド。
もっけってば、さっきからなかなか手番を行わないんだよね。
いい加減、さっさとしてほしいな。
だってもうすぐヤシロと少年が来る時間だし、二人を思いっきりからかってみたいし。
それに今日の午後は、確か宵宮に召喚してもらえる日だって聞いた。
それなら、早めにヤシロにトイレを押し付けて…ああいや、手伝ってもらえばいっか。
花子「ねえ、ちょっと聞いてる?」
もっけ「ちょっと待て」「もうちょっと待って」「うむうむ」
花子「早くしてって言ったよねぇ?」
もっけ「……降参だ」「我々やっぱ負けた」「もう帰る」
花子「やっぱり俺が勝ったじゃん」
しおしおともっけがトイレから出て行くのを見送って、大きなため息をつく。
まだ時間が残ってるな。これからどうしよっか?
そう言えば竈門たちどうしてるかな?
また我妻がギャーギャー言ってるのかな。
刻羽は胡桃沢と上手く行ってそうでなによりだ。
まあほぼ、俺がくっつけたものだケド。
〜タタタタタッ〜
軽快な足音が聞こえて、ふとトイレの入り口に視線を移す。
ヤシロが慌ただしそうに向こうから駆けてくるのが見えた。
花子「あ、ヤシロ! そんなに慌ててどーしたの? そんなに俺に会いかったの?」
寧々「あ、花子くんっ、午後は大正時代!」
花子「えっ、ちょ、ちょっとヤシロ!?」
俺のからかいをさらっとスルーし、ヤシロは凄い早口でそう言うと、廊下の奥に消えた。
説明になっていない答えに、苦笑いが漏れる。
大正時代へ行くのは、俺とヤシロと少年だけでよかったっけ?
彼女のことだから、きっと少年のお兄ちゃんまで呼んじゃったりとか、ないよね?
あの人俺を倒す気満々だし、笑顔がすごい怖いから嫌なんだよね……。
放送室メンバーも来るカモ。
七峰は一応悪役だけど頼りになる(敵だけど)し、日向もまぁチャラいけど害はないし……。
でも、つかさももしかしたら一緒に行く?
花子「(『来ないで』なんて言えないし……)」
つかさとは色々あって、俺はちょっとあの子と話すのは気まずい。
でも、大正時代では一緒に戦ったし、実際強かったし、うーん。
ま、いいや。難しい問題はまた後で解けばいい。
だから、今はゆっくり、二人を待つことに専念しないとね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
…………おかしい。
あれから15分が経った。流石にHRはもう終わってると思うし、今日は午前中授業。
来ないってわけ、ないよね?
もう少し、待ってみようか。
−−−−−−−−−−−−−−−−
時間が、ゆっくり過ぎて行った。
30分経っても、1時間経っても、ヤシロたちは来ない。
何かあったんだろうか?
七不思議がいて、彼らを凶暴化させるメンバーもいること学園のことだ。
霊的な事件に巻き込まれることも少なくない。
花子「…………世話が焼ける助手だなぁ」
仕方ない、ちょっと調べてこよう。
だって俺は学年七不思議のリーダー・トイレの花子さんだからね。
それに、俺の大事な助手が困ってたら、助けるのが当たり前。
そう改めて決意を固めると、俺は女子トイレを駆けだした。
待ってて、すぐに助けに行くから。だから泣いちゃダメだよ?
宛てはある。最近、学園である噂が流れているのを耳にした。
理科室前のA階段。
そこに行けば多分、探している答えが、きっと見つかるはずだ。
ネクスト→次回、放送室メンバーside。彼らの仕業なのか果たして? お楽しみに。