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*97*
さあさあこれで肩の荷も下りたし。
続き!!
〈宇髄side〉
宇髄「っていうか煉獄はどこ行った?? 地味にいなくなりやがって!!」
悲鳴嶼「………おお宇髄………久しぶりだな………(スタスタ)」
宇髄「悲鳴嶼さん! 実は煉獄とはぐれちまってよ。さっきまで横にいたんだが」
悲鳴嶼「そうか………そういえば今日は祭りがあるらしい……一緒にどうだ」
宇髄「祭りか! なんでも花火が上がるらしい! この俺様にピッタリじゃねえか!」
悲鳴嶼「………なるほど。宇髄は……花火が好きなのか」
宇髄「祭りも花火も好きだ! 響き派手で!」
実弥「オイオイオイオイ。こんなところで何してるお二人さんよォ」
宇髄「どぅわっ。いきなり横から出てくんな。地味に驚いただろうが」
実弥「アアン? 勝手に驚いたのはテメェだろォ? それよりさっき胡蝶とすれ違ったぞ」
悲鳴嶼「………そうか……。非番で皆この市場に来ているんだな」
宇髄「産屋敷から近いからなァ。胡蝶とも会えればいいがね。ついでに煉獄とも」
しのぶ「あらぁ。三人固まっておられたんですか。探す手間が省けましたね」
~後ろからしのぶ一行が駆け寄ってきて~
しのぶ「何なんでしょうか。冨岡さんといい宇髄さんといい、出会い方が神がかってますね」
義勇「俺は何もしてない」
蜜璃「と、とにかく、見つかって良かったわ。あとは煉獄さんと無一郎くんだけだし」
伊黒「聞けば時透は竈門炭治郎たちと一緒にいるらしいな。あとは煉獄だがどこに行ったんだ」
宇髄「そりゃ分からん。あいつと一緒に回ってたが……気づけば地味ィに消えてやがる」
実弥「フン。それは妙だな。あいつほど声が大きけりゃ、数分足らずとも見つかるだろ」
宇髄「いや俺も、そん時は揚げ餅屋の旦那ともめてたからよォ」
蜜璃「もめたって……なんでもめたんですか?」
宇髄「値切ろうとしたらあの野郎、うまい具合に交わしやがった。商売上手だわ」
蜜璃「たった十銭の揚げ餅をよく値切ろうと思ったんですね……素敵だわ」
しのぶ「甘露寺さんのストライクゾーンは無限城より広そうですね(ニッコリ)」
無一郎「行くよ。せーのっ、炙りカルビ」
有為「えーっと、炙りカルビ、炙りカルビ(ふぅー)」
つかさ「炙りカルビ、あRりかぐり?」
無一郎「はい、ということで君の負けだね。約束通りあとで何かおごって」
つかさ「えぇー。『炙りカルビゲーム』やろうっていったのは俺なのにケチ……」
ミツバ「あーあ、だからやめろって言ったのに」
仁乃「それにつっかかったのはむいくんだよね。初めてなのに勝っちゃうなんて手強いなぁ」
無一郎「じゃああそこの店の金平糖とおまんじゅう一個ずつね」
伏黒「平然と人をこき使ってるな。たかが14のガキなのに」
無一郎「………何か言った?」
伏黒「何でも」
しのぶ「会うタイミングが、神がかって……嫌この場合鬼がかると言えばいいのでしょうか?」
伊黒「それは某テレビアニメの主人公のセリフだから使うな胡蝶」
煉獄「悪かったな宇髄! はぐれてしまって不甲斐なし!!」
宇髄「いや、逃がした魚は大きい……みたいなことになってて怒る気も失せるわ」
実弥「全くだな。この前のガキも連れてきやがって」
野薔薇「ハァァァァァ………。なんで任務帰りでこうなるわけぇぇぇ?」
悠仁「お前の情緒が分かんないのオレだけ!? 引きずりすぎだろ!」
五条「落ち着きなよ野薔薇。こっちにも寿司はあるんだしさぁ」
花子「聞く限り、回らないとこだって。あとめっちゃおいしいらしい」
桜「その代わり値段は張るけど、柱がお金は出してくれるらしいから気にしなくていいわよ」
寧々「そうよ! うどんもお蕎麦もとっても美味しいのよ。花火見ながら食べれるんだって!」
つかさ「ねー時透もういっかいやろーよお」
無一郎「………嫌だよ。違う人とやりなよ」
つかさ「むぅー。じゃああまねと4番。『キャラ縛りしりとり』やろー」
※キャラ縛りしりとりとは
呪術廻戦、花子くん、鬼滅の用語だけでしりとりをすること。
メイ「分かりました。相手してあげますぅ。アナタが負けたら絵の中に閉じ込めますねぇ」
花子「それはやめて。マジでやめて」
メイ「じゃあ行きますよぉ。『エソラゴト』」
つかさ「えーっと、『とみおかぎゆう』」
花子「う、う……?『噂』」
メイ「『サイコロステーキ先輩』」
つかさ「『伊地知』」」
花子「ち、ち………?」
睦彦「行くぞ伊之助! 胡桃沢! 負けたら黒歴史暴露ゲーム! せーのっ、炙りカルビ!」
仁乃「炙りカルビ。炙りカルビ」
伊之助「え、っと……あ、あぶりかるび、あぶりかるび」
睦彦「なっんだとお前……。ふぅー。行くぞ! あぶりかぐり!」
炭治郎「…………………どんまいだ睦彦くん」
睦彦「もう一回! もう一回!!」
炭治郎「ダメだぞ睦彦くん。自分で決めたんだろ?」
煉獄「睦彦少年の黒歴史か! 家が神社だからサンタクロースがいると思ってたことしか知らん」
睦彦「嘘それ言ったっけぇ!?」
蜜璃「同期だった男の子と仲良くなりたくて、お師匠さんの子供と練習してたのよねえ」
睦彦「それ誰にも言ってないのに何で知ってんの甘露寺さん??」
蜜璃「仁乃ちゃんが教えてくれたの♪」
睦彦「くるみざわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
五条「よし、お祭りまでの道中こっちもなんかやろうか」
悠仁「なんかってなんだよ。カラオケとか?」
野薔薇「いいわねカラオケ! 私の美声を響かせてやるわ!」
伏黒「カラオケならカラオケ店でやればいいだろ」
野薔薇「ケッ。あのねぇ伏黒。歌っていうのはどこで歌ってもいいんだよ!!」
夏彦「同意ー。歌は世界を救う☆」
野薔薇「それはよくわかんないけど、とにかくカラオケはカラ館っていう考えは古いのよ!」
五条「いいねぇ皆。楽しんでるじゃない。僕人酔いしそうだよ」
伏黒「それは意味分かりませんけど薬でも飲みます?」
ネクスト→お祭り開始。次回もお楽しみに!