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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ
*28*
「いた!ブラウンクロウよ!」
「はっはー!!皆殺しだー!!」
「クロウはダメだからね!?ていうか今回殺しはNG!」
皆がクロウを探している中、チェイテエリアのパラサイトオペレーションズが徘徊するブラウンクロウを見つけ、一足先に近寄ろうとするが……
「そこまでだ!」
「「この素人のような声は!?」」
声のした方向が爆発し、爆風で晴香達は吹き飛ばされ、煙からイグニッション・デンジャーズが飛び出す
「ケリンだ!戦闘中ガチバトルでお前らに勝てる気がしないから忍を手に入れようと考えている!あのクロウは俺が貰う」
激昂した松山はルールも忘れてライフルを向ける
「上等だてめぇ!戦えるバーチャルYouTuberだからって調子に乗るなよ!?創作で1番優遇されてるのは俺だ!」
「何を張り合ってるの!?」
「作者贔屓とは卑劣な野郎だ!頼むぞ相棒!」
ケリンはデザインの都合で表情をあまり変えず後ろの男を呼び寄せる……
【爆圧】
「ぐっ!?」
ケリンの後ろからインクで書かれた文字が浮かび上がり、松山達は爆発の圧力で押し飛ばされる
「赤塚くんから情報は粗方聞いていたが、やはり警戒して正解だったようだ」
ケリンと組んでいたのは……学生、どこか落ち着きがあり生真面目そうな雰囲気を感じる、そんな中学生……ただ違う所といえば、どこかで見たような『凄み』があるところだろうか
「俺の相棒、火野は『スタンド使い』なんだ、スタンドのペンで『爆』って書けばナパーム弾並の爆弾に変えることが出来る能力を持っている」
「『ナパーム・デス』……赤塚くんの言葉を借りるとするなら、爆破だけが取り柄のスタンドでしかないけど」
「けっ、どっち道バトルボールは俺らが持ってるんだ!藤堂投げろ!!」
「う、うん!」
晴香はバトルボールを構え、松山はライフルに弾を込めるが
「なーに、ライフを減らさずとも俺達には必勝法がある、いけぇ火野!」
「しっかりボール取ってくださいよ、ケリンさん」
火野はナパーム・デスで新たな文字を書き始める……【爆煙】、小規模の爆発の後周囲に噴煙が立ちこみ視界を曇らす、ターゲットを見失った晴香は闇雲に投げるが……
「もらいっ!」
爆発が日常茶判事、常に爆煙を浴びていると言ってもいいケリンには煙があろうと行き先を捉える事が出来た、晴香が適当に投げたボールを正確にキャッチする
「そして……【爆睡】!」
「!!」
ナパーム・デスは成長すれば【爆】が付くものを何だって発動させられる
笑わせることも……そして、眠らせることも
「はい、隙あり!」
デン!
突如昏睡され、バランスを崩した晴香に容赦ないボールが叩き込まれた
86:24
パラサイト・オペレーションズ脱落
残り13チーム
イグニッション・デンジャーズ 現在賞金2000万円