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メイドウィン戦闘中inタッグマッチ(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ 
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*33*

一方、パートナーと離れ離れになった鑢七実と火野は……

「ケリンさん……相当下に落とされたみたいだな」

「ええ、七花にはきつく言っておきましたから殺しはしないでしょう、ただし無傷で撃退する事は期待しないでもらえるかと、こちらも殺人剣、全力を尽くして皆を切り捨てるつもりなので」

「イカれた姉弟め……ならばこちらも全力を出すまでだ、このナパーム・デスの全てを!」

「どうぞご自由に……何せここは『戦闘中』殺しのない正当なる戦いの場」

【爆煙】

火野は晴香と戦った時のように爆発で煙を巻き、背後から【爆睡】を書こうとするが……

「ライフが低いお前なら……確実に止められる、【爆…」

「虚刀流『向日葵』」

七実の手捌きによってナパーム・デスが弾き飛ばされる、スタンドと言えど彼の場合は見た目だけならどこにでもあるボールペン、奪い取ることも難しくはないだろう

「見たところ貴方の能力は文字を書くことで作用される……孤島に住んでいたので定かではありませんが、【爆】なんて面倒な漢字は、書くのに時間が掛かるのでは?」

「……っ!!」

「繰り返しますがここは戦闘中、戦争ではなくるぅるが定められた遊びに過ぎません、私も世間知らずは認めるけどるぅるを無視するほど愚か者でもない」

七実は近くに落ちていた玉を拾い、火野に向かって……

「よって、ここのやり方で貴方を始末することにします」

投げた、その玉はもはや玉なんてスピードではない、弾丸、ジェット機……いや、雷。
そんなものが当たった火野はバトルボールの作用によって怪我や骨折はないものの凄まじい衝撃で床に叩きつけられるだろう

「ぐっ!!」

「……さて、七花はどこまで落ちたのかしら」

76:24
デンジャー・イグニッションズ脱落
残り12チーム
双葉虚刀剣豪 現在賞金3000万円

……

「ははははっ!爆爆爆爆っ!爆裂魔法ヘルクレイジー!!」

何分経っても黒影の炎は止む気配がなく、オーバーゲート・メイドウィンズの2人は払うのが精一杯だった

「こんな調子では玉が当たるのかも分からない……」

「オルァ!!」

と、その時……sorutymataの右隣から鋭いボールが飛び炎を振り払う、黒影はそれを見てボールを華麗に掴み野球のような振り幅で投げ返す

「だ、誰!?」

「ようやく獲物を見つけた……フッ、血が滾るな」

「ぶっ飛ばしてやるぜぇ!!黒影ぇ!!」

彼らの後ろには………ボールを大量に抱えた顔の厳つい男2人……地獄公務員紋所の姿があった

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