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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ
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「地獄公務員!姿を見せないと思ったら何そのボールの山!?」
「俺達が戦いに参加しなかったのは逃げてきたからじゃねぇ!てめぇらがルールを忘れ乱闘合戦をしている間に落ちているタマは全部俺達のものになった!」
「ボール拾ってない人多すぎ……」
「まぁ強いやつはボール当てるよりエリア外へと吹っ飛ばす方が早いからな!」
「まさか1番乱闘しそうなグループが(メイドウィンらを除けば)1番真面目に戦闘中を行ってるとはな」
海藤はボールを構え、全員に狙いを定める
「これ俺らもまずくない?」
「まずいどころか、挟み撃ちですよ……」
「零代目ー!」
「ちっ、しょうがないな黒影……スレンダー……」
零代目は天井から降りて再度顔面を剥がそうとするが、すぐ様ボールが投げられる
「攻撃する前にお前らをまとめて始末するだけのこと!」
「だ、そうだ………奴らのライフも削っとくか?」
「いいや、せっかくボールで攻めてきたんだからボールで答えるまでよ!零代目!」
黒影はポケットから賞金1000万を零代目に向けて投げ渡す
「こいつ使ってバトルランチャーとありったけの弾買ってきて!」
「全部使う気ですか!?」
「こいつ金には困ってないからな……分かった、クロウを探してくる」
「じゃあ俺モンハンダブルクロスの練習してるから」
「戦闘中終わってからやれ 」
零代目は賞金を掴み取り、黒いオーラに包まれて姿を消した……『スレンダーマン』のテレポート術だ
すれ違いになるように天井のシミから黒い液体が垂れ、たくっちスノーの形になっていく
「あれ、たくっちスノー!お前パートナーはどうした?」
「そりゃこっちの台詞だよ、あのスレンダーマンどうした」
「あいつはおつかい、お前こそあのフードどこやったの?」
「さあな、勝手にどっかいったよ……つーわけで、俺はいつやられるかも分からない、だから先にお前を始末するよ、親父!」
たくっちスノーは刀を抜いて黒影に襲い掛かり、黒影はバック転で背後に周り炎を向ける
「いいよ!俺を倒しに来い!たくっちスノー!」
「へいへい……んじゃ、お前らも覚悟決めろよ?」
「えっ、私達も含まれるんですか!?」
「当たり前だろ!親父はひとりやふたり集まっただけでは勝てねぇんだよ!モラルはあってもリミッターは無いんだから殺す覚悟で止めるんだよ!」
「危険すぎる……!!」