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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
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*53*
「どうせそちらも金には興味が無いんだろう?」
「ええ、私がここに来たのは……とがめさんまでもが介入してしまったとの話を聞いたから、あと見稽古の為……相方を組めと言うから仕方なく七花も誘ったのよ 」
「なるほど……それを先に知ってたら、俺も遊ぶことなく真面目にやってたんだがな……着火!」
黒影は指から火を放つが、七実も右手から火を放ち相殺する……マリオの持つファイアボールだ
「そしてこれが……『爆死』」
さらに七実は指を噛み切って血を垂らし文字を描いていく………描かれた文字は炎となり黒影を木っ端美座にする……吹っ飛んだ煙が固まって新たな黒影が誕生する
「くっ………」
「貴方は絶対に勝てない、この目で見たものは全部……」
「くっ………正義の味方がやることではないが、目潰しならどうだ!」
ポケットからキッチンナイフを取り出し、七実の目に向けて突き刺しながら……黒影は指をピストルのように曲げ火の粉を発射する
………
「……目を潰す、誰もが最初はそれを考えました、でももう無理なんです……」
七実はナイフを引っこ抜く……穴の空いた部分が炎のように固まって治っていく……
「まさか俺の……再生能力か!?」
「健康な体は真似できませんが、再生くらいなら……もう、貴方でも七花でも止められない 」
「くっ………こんな時に七花は何してるんだ!」
「七花なら厠です」
「マジでこんな時に!?」
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一方その頃
「何か呼ばれてるかもしれないけど、おれは止まんねぇからよ……」
【おいやめろ!なんだその雑な『中の人ネタ』は!しかも使い方が最低すぎるぞ!】
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黒影でも分かってる
これは遊びで負けたキアラやBB、エボルトその他とは比べ物にならない
戦えば戦うほど………勝てる見込みが少なくなる。
時空監理局でも止められぬほどに、強く強く……
「……!!」
「ここから落とせばチームが1人減りま」
と、その時だった………つい先程七実が真上に放り投げたボールが落下を始め、七実の頭部に向かって降りてきた……やや左方向からぶつかって首が曲がった七実はそのまま屋根に叩きつけられる
「………これ、ルール上俺の勝ちってことでいいのかな」
「貴方がそうしたいのなら、そうすればいいのでは?」
50:00
双葉虚刀剣豪 脱落
残り9チーム
ハングリースレイヤー 現在賞金3000万
「諦めて、もう無理なの」
「私は死ぬことすら許されない、何故なら既に死んでるのだから」
「世界から外れた私も七花も居場所なんてどこにもないわ」
「………いいや、諦めてたまるか、お前を絶対に時空犯罪者にはさせない!!」