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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
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*55*
「カーレッジ、準備した物はちゃんと買ったか?」
「ああ、時間的にはそろそろだと思うが………」
「さてまぁ、俺達もブラブラ〜っと戦闘に駆り出されて生きるか死ぬかの運試しってな、ああそうそうアレも買っておかないと」
……
「来たか!」
地獄公務員紋所は囲まれていた。
その手にはまだかき集めたボールが多少残ってはいるものの、ボールを持っている以上狙われるのは必然である
アイ・アム・フランケンを除いた
「真上、覚悟決めやがれよ!」
「お前もな!」
2人は飛び上がって空中を舞い、ボールを上部から投げ飛ばしていく、投げられたボールは弾みながら2人の手に戻り、それを再度投げつける
「うおっ!!やべぇ!」
「これが特殊部隊の全力か………」
「いや、無理、それもう無理」
「まだ手はあります、こぼれ球を見つけてカウンターを取れば……幸いバウンドした玉はセーフなので特攻覚悟で取りに行けば……」
「そうか!よし!」
龍我がボールを取ろうと突っ込むが、真上はタイミングを変えてボールの弾む位置をずらし、弾んだ玉を龍我の腹にぶつける
「うぐえええ!!」
「ひ、酷い……!!」
「これは下手に動いたら同じ目に合うぞ……」
「まぁ、ドッジルールで頭と股間はセーフ扱いらしいから致命傷は避けられるよ〜」
「セーフではあるけど当たらないわけじゃないよね!?」
「」
「それはそうとあの男、いつ目覚めるんだろうなぁ?」
「モンブラン博士さん、まだ昇天してるのか……」
「あのメイドウィン、メイヴに捕まったのが運の尽きやわ………」
「オルァ!まずは1人目だ!」
真上によって倒された龍我に容赦ないボレーシュートが飛んでくる
46:24
ドラゴン・レスラーズ 脱落
残り6チーム
地獄公務員紋所 現在賞金2000万円
「俺達が、地獄だ!!」
チーム全体が静寂に包まれる。
とにかく技を乱用してたたき落とす他のチームと違い彼らは戦闘中のルールに真っ当に従った上で培ってきた身体能力を駆使しチーム全体を翻弄しているのだ、つまり純粋に戦力に差があり、単純に戦闘中のルールで勝つには難しい相手という事だ
何せ相手は人外ではない、人間。
特殊部隊で修羅を生きてきた軍人なのだ。
「なんかアレやと能力使うても勝てる気せぇへんな」
(くっ……こんな時に忍でもいれば……)
「待たせたな」