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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
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「え?タコ焼きってタコをそのまんま焼くんじゃねぇのか?」
一方双葉虚刀剣豪、彼らが生きる時代にはまだ【たこやき】という概念が伝えられてないが故に自分より遥かに大きい大タコを原始的な手段で焼くというこれまたありがちな勘違いをしていた。
「姉ちゃん、俺らどうする?」
「私には見稽古があるから、再現くらいなら可能よ……味に関しては期待されても困るけど」
「まあ食えりゃなんでもいいよ、姉ちゃんこれよろしく」
七花は焼き上げた丸ごと巨大タコを持ち上げ、七実に向かって投げ飛ばす
「虚刀流……『雛罌粟』から『沈丁花』まで、打撃技混成接続」
投げられたタコを軽々と抱え、目にも止まらぬ速さで粉々になったタコが宙を舞う
「七花、卵」
「これか?」
七花は少し大振りの卵を転がして運び、七実は小指の圧力で卵に穴を開けて黄身を取り出す
「あと生姜とあの草とアレとコレとソレと」
「姉ちゃん途中から適当になってないか!?」
「あとあの大振りの鉄を加工して専用の金具を、丸く大きく凹ませるだけでいいわ」
「やってみる……虚刀流【薔薇】!!」
ズドォォォォン
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「へっへっへ、もっとぶちこめ!ありったけの唐辛子を刻んで混ぜろ!」
地獄公務員紋所。
彼らは罰ゲームに出てくるような激辛を作っていた。
無論彼らはこれを食うつもりなどない、徹底的な嫌がらせのための食べ物である
そして万が一食うこともあるだろう、だから一線は超えない、あくまで【罰ゲーム】で済む範囲の辛さを作っているのだ
「気に食わん辛さだ!もっと他に具はないのか!」
「おい!あんなものがあるぞ!」
「何だ………ほう、まさかこんなものがここでも拝めるとはな」
「入れちまえ!」
「フン、言われるまでもない!………おっと、ポン酢もあったか」
「なにィ!?混ぜろ混ぜろ!入れるとおもしれぇことになるぞ………」
「クククク、覚悟しろ………」
「ヒヒヒヒヒヒヒ」
「クククククククク」
顔と口調は悪のそれだが、れっきとした正義側の人間であることはわかって欲しい。