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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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*10*

58:59

伊良波
「なんか番組が乗っ取られたそうですヨ」

小橋川
「ちょっと何言ってるか分かんない」

レオン
「まーーーたトジテンドに屈したのかよあのバカ」

たくっちスノー
『全然屈してねーもんバーカバーカ!!』

たくっちスノー
『それよりボッコワウスが自ら攻めてきて、俺たちの知ってる世界まで取り込まれちまったことの方が問題だろーが!!』

レオン
「ま、俺でもワルドの能力が効かないあいつらは敵に回したら厄介とは思ってたから、潰すわな」

レオン
「それでどうするわけだ?逃走中」

レオン
「この時空に逃走中以外の番組が無いから孤高のトップでいられたのに、逃走中以外の番組出てきちゃおしまいだな」

たくっちスノー
『な、なめんな!クイズ番組より逃走中が面白いってところ見せればいいんだろ!』

レオン
「お前の企画する逃走中が年がら年中面白かった試しが無いけどな」

たくっちスノー
『お前がひねくれてるだけだバカタレ!』

プチッ

レオン
「さて逃走中としてはこのままどうする?」

小橋川
「どうするっていうか」

伊良波
「サツキ達思いっきりミノタウロスで迷ってますヨ」

レオン
「逆に考えろ、ここに入ればハンターに捕まる価格率も低くなるぞ」

小橋川
「なぁ、そんな戦法取ってたらまた銘苅に煽られるぞ?」

レオン
「ちっ、銘苅か……楽して金は欲しいがアイツに見下されるのは癪に障るな」

レオン
「で、どうやってここに出るか………だけどよ、情報屋の俺が種明かししていいか?」

小橋川
「ネタバレはちょっと嫌だけど、命には替えられないな……」

レオン
「ミノタウロスがこのメビウスで一番難しいと言われる理由、それは……」

小橋川
「それは……?」


レオン
「不思議のダンジョンシステムが採用されているからだ」


小橋川
「………は?」

伊良波
「不思議のダンジョン……?聞いたことないゲームですネ」

小橋川
「昔あったんだよそういうゲーム、今はあまり聞かないけど」
小橋川
「確か入る度にダンジョンの中身が丸ごと変化するみたいなやつだったか」

レオン
「大まかに言うとそんな感じだ、このミノタウロス……どういう原理かは分からんが入る度に迷路の中身がランダムに変化してんだ」

伊良波
「えー!?じゃあ一旦戻った方がいいですヨ!」

レオン
「無駄だ!言っただろ入る度に変化するって!この入る度ってのは新しく誰か来る度に変動するんだ!」

レオン
「あれから数分も経ってんだ!誰かしら入っててもおかしくねぇよ!」

小橋川
「こんなんで頭の体操になるわけねーだろ!!」

レオン
「ちなみにコレ、バレたら会社的にヤバそうだから俺が言ったことは外部に漏らすなよ」

レオン
「どんな会社でも存在するだけで利益になって俺の情報源になって最終的に俺の利益になるからな」

伊良波
「あ、悪どい………」

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