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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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*41*

一方その頃。
肝心な特別スタッフリーダーのたくっちスノーは親善の為に逃走中ほっぽいてた。

たくっちスノー
「やっと見つけたよ食堂……なんで城ってこんなに広いし部屋多いんだよ!嫌になるわ!」

介人
「たくっちスノーも自分の城あるでしょ?」

たくっちスノー
「俺の城は行き来がめんどくせーから無駄な部屋は作ってねーわ!」

ジュラン
「まぁよ、これでお使い終わったんだしいいじゃないの」

フィーネ
「後はここに並べて……」

テーブルに料理を並べていると、食堂にはフロストがいた

フロスト
「おや、皆さんおそろいで」

ガオーン
「えーと、確か宇宙人ちゅわん?どうしてここに?」

フロスト
「今は逃走中ですので、どこに誰がいてもおかしくないですよ」

ガオーン
「あっ、そういえば僕逃走中してたんだった」

たくっちスノー
「で、俺らは暇だから飯運びの手伝いよ」

フロスト
「それはそれは親善大使としては素晴らしい行動を………何やら、沢山持っているようですが」

たくっちスノー
「あたりめーだろ、俺たちが食うんじゃなくて兵士用の食事だからな、まだ5分の1しか終わってねーんだわこれで」

フロスト
「それはお気の毒に……おや、この星の兵士達は精進料理を食べているのですか」

ブルーン
「精進料理?それは一体何なのですか?」

フロスト
「精進料理とは肉や魚を一切使用せずに心を清め…その上で栄養を整える、他の惑星でもよく用いられる料理法ですね」

たくっちスノー
「地球でも坊さんなんかが煩悩を寄せ付けないように食う、修行の一環みたいなもんだ」

介人
「へー、凄いの食べてるんだなぁ」

フィーネ
「煩悩を払うための食事……ですか、とても参考になります」

フロスト
「ああ、それとは関係ないですがやけに外が騒がしいようですね?」

ガオーン
「えっ!?もしかしてもうミッション始めちゃった感じ!?」

たくっちスノー
「いや、まだ大丈夫だ………さっきカノくんが電話入れてきて案を出してきたから、多分それだわ」

介人
「で、案って?」

たくっちスノー
「確か……入札的な感じでプレイヤーにミッションを決めて競い合うとかなんとか……」

ガオーン
「え?」

たくっちスノー
「変な話だよな、お金を手に入れるために逃走中して、それに金を使うなんて………」

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