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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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56:21

そしてデデデ城内厨房では弁当オークションが始まろうとしていた!
プププビレッジ内の住民たちはもちろん、レオンが呼び寄せた他世界の業者、更にはちゃっかりフィーネとガオーン以外の1部逃走者も参加していた

たくっちスノー
(俺も参加すればよかった……)

ジロウ
「賞金は何としても僕が手に入れますよ!」

ガオーン
「僕達の愛情を込めた弁当が1番だもんね!ねっ、お姫様!」

フィーネ
「はい!心も体も安らぐ栄養の詰まったお弁当を用意しました!」

オーダイル
「腕が成りまくる………!!」

サンドラゴ
「あっはっは!商売の匂いってのはたまらないね!」

「他世界人も気合入ってるなぁ………」

「私たちも負けられない!」


デデデ
「ではこれより、入札開始ゾイ」

閣下
「我こそはという者は弁当の紹介に移るでゲス!」

フロスト
「今回は私も鑑賞させてもらいます、皆様のより良き心のこもった弁当を頼みますよ!」

………と、始まったはいいが、周囲は静寂に包まれ………

ガオーン
「ねぇ、ねぇ蛇のお姉さん」

サンドラゴ
「ん?どうしたんだい?」

ガオーン
「どうしてみんな動かないの?」

サンドラゴ
「ああ、なんたってオークションだからね………基準を誰かに用意させたいのさ」

フィーネ
「基準?」

サンドラゴ
「主が希望するものよりどれだけ安いか、どこまでギリギリを攻められるか、その為にはどれが適しているか……まず、最初を見て見極めることが入札の肝ってわけだねェ」

サンドラゴ
「だから誰かに動かせて、スタート地点を待っているんだ」

ガオーン
「へぇ………」

サンドラゴ
「して、どう来るか……」

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