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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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*65*


月村
【たくっちスノー、聞こえていますか、たくっちスノー!】

月村
【流石に今度の騒動は見過ごせません………流石の参加者達も革命、植民地化とあれば命の危惧を感じ撤退を始めてきます………最近は防衛手段にもなっていたあのメイドウィン達が封印されたのもありますが】


「………月村、さん……逃げて……」

「アンタも……逃走中ほっぽいて逃げて………」

月村
【何を言ってるんですか!逃走中の中止は現在時空法で禁止……以前に!僕がこのゲームを捨てる訳にはいかない!】

カケル
【サトシ、俺に変わってくれ】


カケル
【あーあー、たくっちスノーに聞く、ただごとじゃないのは分かった】

カケル
【一体何があった?】


たくっちスノー
「…………乗っ取られた…………」


カケル
【え?】






たくっちスノー
「俺の体………フィノワール……フィーネの2つ目の人格に乗っ取られた………」


たくっちスノーは……

体の大部分がフィノワールと同化し、中に入り込んでいた。

プラーク
「姫、その姿………」

フィーネ
「おいお前!!離れろ!!」

たくっちスノー
「離れろじゃねーよ!!俺だって好きでこんな風になってるわけじゃ………どうなってんだ!!」


ーーーー

カケル
「サトシ、こんなことありえるのか?」

月村
「ありえない、マガイモノ同士ならともかく彼女は純正たる人間だ、それが同化なんて………」

カケル
「滅茶苦茶が起こるのは毎日の事だが、こりゃ今日は一線超えるぞ」

プルルル

カケル
「さらに電話だ、もう嫌な予感しかしない」

カケル
「もしもし?」

カケル
「えっ来ないと思ってたトジテンド来る?お約束みたいなものだから?ちょっとそんなんウチの逃走中で収集つくの?」


カケル
「いや知らんがなじゃなくて、あっ切られた」

月村
「…………」


月村
「僕、また幻想郷に居たくなりました」

カケル
「何やっても上手くいかないなぁオレたち」

ーーーーーーーーーーー

チドリ
【すいません、トジテンドが急遽来ることになったので居残ってください】

仗助
「もしもし、電話の主もういないっスよ」

仗助
「電話だけ置いてどっかいった」

仗助
「あと吉良さんもリアル自首っていうか夜逃げっていうか」

吉良吉影 逃亡
残り6人


「私達も出来ることなら逃げたいんですが、怪我人などが出るかもしれませんし………ほっとけないですよ」

仗助
「ああ、それに……」


「それに?」


仗助
「ゲームの結果がどうあれ金は欲しいし………」


「この状況でまだ貰えると思ってるんですか!?」

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